英会話レッスンで講師がほとんど目を合わせないと、「話を聞いてくれているのかな」「自分の英語が退屈なのかな」と不安になることがあります。特に大人初心者は、相手の表情や視線を手がかりにしながら話しているため、講師が教材やメモばかり見ていると言葉が止まりやすくなります。
ただし、目を合わせないことだけで、講師が話を聞いていないとは判断できません。訂正箇所をメモしている、次の質問を考えている、受講生に圧迫感を与えないよう視線を外しているなど、理由はいくつもあります。視線の長さよりも、話した内容を受け止めた返答や質問があるかを確認しましょう。不安が続く場合は、短いアイコンタクトやうなずきを増やしてほしいと具体的に相談できます。
講師が目を合わせないだけで「聞いていない」とは限らない
会話ではアイコンタクトが安心材料になりますが、自然な視線の使い方には個人差や文化差があります。ずっと相手の目を見ることが礼儀だと感じる人もいれば、考えるときや集中して聞くときに視線を外す人もいます。
英会話講師の場合、受講生が話している間に次のような作業をしていることもあります。
- 後でまとめて直すために、文法や発音の間違いをメモしている
- 教材の次の質問や例文を確認している
- 受講生が自分の力で最後まで話せるよう、あえて見つめすぎないようにしている
- オンライン教材やレッスン記録をパソコンへ入力している
- 考えるときに視線を外す習慣がある
一方で、目を合わせないことに加えて、話の内容と関係のない返事をする、同じ質問を何度もする、発言を受けたフィードバックがない状態が続くなら、レッスンの進め方を相談する価値があります。
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(大山俊輔)
初心者の方は、講師の視線が外れた瞬間を「英語が伝わっていない合図」だと受け取りやすいものです。目が合った時間ではなく、話した内容を講師がつかみ、その続きを引き出してくれているかを見てください。
話を聞いているか確認したい5つのポイント
- 自分が話し終わるまで待ってくれるか
- 話した内容に沿った質問が返ってくるか
- 後から訂正や言い換えを示してくれるか
- 分からないと伝えたとき、説明方法を変えてくれるか
- 前回話した目標や苦手な点を覚えているか
一つでも目が合えば合格、目が合わなければ不合格という話ではありません。視線、うなずき、短い返事、質問、フィードバックを合わせて確認します。反応そのものが少なくて不安な場合は、英会話講師の反応が薄いときの確認方法も参考になります。
レッスン中にできる具体的な対処

まず伝わっているか短く確認する
- Does that make sense?
今の話は伝わっていますか。 - Should I continue?
続けてもよいですか。 - Do you understand what I mean?
私の言いたいことは分かりますか。
講師が教材を見たままで不安になったら、話すのを諦める前に短く確認します。講師が内容を言い換えたり続きを促したりすれば、聞いていたことが分かります。
短い視線や反応をお願いする
- Could you look at me from time to time while I’m speaking?
私が話している間、ときどきこちらを見ていただけますか。 - Could you give me a little more feedback while I’m speaking?
話している間、もう少し反応をいただけますか。 - Please let me know if you understand.
伝わっていたら教えてください。
常に見つめてほしいと頼む必要はありません。「ときどき」「少し反応を」と範囲を示すと、講師も取り入れやすくなります。
教材から離れて会話する時間を作る
- Could we put the book aside for a few minutes?
数分だけ本を置いて話せますか。 - Can we have a short conversation without the textbook?
教材を使わず、短く会話できますか。
講師が教材の確認に集中しているなら、フリートークの数分だけ本を閉じる方法があります。講師の態度を責めず、練習方法の希望として伝えられます。
講師・スタッフへ相談するときは「事実・影響・希望」で伝える
直接伝えにくい場合や、伝えても変化がない場合は、教室スタッフへ相談してください。次の順番で話すと、講師への批判だけにならず、調整してほしい内容が明確になります。
- 事実:フリートーク中、講師が教材やメモを見ている時間が長い
- 影響:聞いてもらえているか不安になり、答えを途中で短くしてしまう
- 希望:話している間に、ときどき目を合わせるか、うなずきを返してほしい
相談例は次のとおりです。
「フリートーク中、先生が教材やメモを見ている時間が長く、話を聞いてもらえているか不安になって、答えを短くしてしまいます。ずっと目を合わせてほしいわけではありませんが、話している間に、ときどきこちらを見たり、うなずいたりしてもらえるよう相談できますか」
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(大山俊輔)
講師に悪気がなくても、受講生が不安で話せなくなるならレッスンの調整が必要です。「視線が少ない」という評価より、「短いアイコンタクトやうなずきがあると話しやすい」と希望を伝えるほうが、改善につながりやすくなります。
初心者が避けたい考え方や行動
目を合わせない=自分の英語がつまらないと決めつける
視線だけから講師の気持ちは判断できません。まずは返答や質問が自分の話に沿っているかを見ます。分からなければ、英語で短く確認して構いません。
講師の顔を見続けて反応を読み取ろうとする
講師の視線を確認することに集中すると、自分が何を話したかったのか分からなくなります。要点を一つ伝え、反応が必要なところで確認するほうが会話練習になります。
常に目を合わせるよう求める
長いアイコンタクトが負担になる人もいます。反対に、講師から見つめられ続けると緊張する受講生もいます。外国人英会話講師との文化の違いに戸惑うときの受け止め方も踏まえ、双方が話しやすい視線の量を探しましょう。
我慢して毎回話す量を減らす
講師の意図がどうであっても、受講生の発話量が減っているなら学習上の問題です。希望を伝えても改善せず、質問や聞き返しまで難しくなるなら、スタッフへの相談や講師変更も選択肢です。
体験レッスンでは視線より「話し続けられるか」を確認する
教室や講師を選ぶときは、アイコンタクトの回数だけで相性を決める必要はありません。言葉に詰まったときに待ってくれるか、話した内容に質問を返してくれるか、希望を伝えたときに進め方を変えてくれるかを確認しましょう。
英語が得意であることと、大人初心者が安心して話せるよう支えることは別の能力です。体験レッスンでは、完璧に答えられたかよりも、知っている英語で最後まで伝えようとできたかを振り返ってください。
レッスン中に使う確認や相談の短い表現は、英会話レッスンで使える英語表現一覧で確認できます。講師の姿勢や視線など、非言語的な振る舞いが気になる場合は、英会話講師がレッスン中に腕組みをするときの確認方法もあわせてご覧ください。
講師が目を合わせないときは、すぐに「聞いていない」と決めつけず、返答・質問・訂正などから理解度を確かめます。それでも不安で話す量が減るなら、短いアイコンタクトやうなずきを増やしてほしいと伝え、必要に応じて教室スタッフへ相談しましょう。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。



