外国人講師との英会話レッスンで、訂正の言い方が直接的に感じる、質問が個人的に思える、沈黙やアイコンタクトに戸惑うことがあります。
その違和感を、すぐに「文化の違いだから仕方ない」「講師が失礼だ」と決める必要はありません。まず起きた事実と自分の受け取り方を分け、意図を確認したうえで、学びやすい伝え方を講師へ相談しましょう。
文化の違いだけで説明しすぎないことが大切
会話の距離感、訂正の仕方、表情、質問の範囲には、育った環境や言語文化が影響することがあります。一方で、同じ国や地域の出身でも話し方や教え方は一人ひとり異なります。
「外国人だから直接的」「この国の人はこう話す」と決めつけると、実際にはレッスン方法や個人の相性の問題であることを見落とします。文化差は可能性の一つとして考え、具体的な場面から確認しましょう。
レッスンで戸惑いやすい5つの場面
1.訂正や評価の言い方がはっきりしている
間違いを短く指摘されたり、「これは不自然です」と結論から言われたりすると、否定されたように感じることがあります。講師は内容を明確にする意図かもしれませんが、受講者が萎縮するなら伝え方を調整してもらえます。
2.アイコンタクトが長く感じる
目を見て話すことを注意や関心の表現と考える講師もいます。反対に、考えるときに視線を外す受講者もいます。視線の長さだけで怒っている、試されていると判断しないことが大切です。
3.沈黙の扱いが違う
講師が考える時間として静かに待つ場合もあれば、沈黙を避けてすぐヒントや次の質問を出す場合もあります。自分が必要とする待ち時間を伝えましょう。
4.仕事・家族・年齢などの質問範囲が違う
雑談のつもりで聞いた質問でも、受講者には個人的すぎると感じられることがあります。答えたくない話題は変えてもらって構いません。
5.冗談や褒め方の意味が分かりにくい
軽い冗談、皮肉、大きめの褒め方は、意図や程度が読み取りにくいことがあります。分からないまま笑って済ませず、「それは冗談ですか」「どの点が良かったですか」と確認できます。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
「事実・受け取り方・希望」の3つに分ける
相談前に、気になった場面を次のように整理します。
| 整理する項目 | 例 |
|---|---|
| 事実 | 答えている途中で「No」と言われ、正しい文を先に言われた |
| 受け取り方 | 急に否定されたように感じ、続きを話せなくなった |
| 希望 | 最後まで話したあと、直す点を一つずつ教えてほしい |

この3つを分けると、「講師が失礼だった」という評価だけで終わらず、次のレッスンをどう変えればよいかが明確になります。
意図を確認するときの聞き方
言葉や表情の意味が分からないときは、その場で短く確認できます。
- 「今の言い方は、間違いという意味ですか。それとも、別の言い方もあるという意味ですか」
- 「今のコメントの意図を、もう少し簡単に説明してもらえますか」
- 「それは冗談でしょうか。意味を確認したいです」
- 「私の答えで良かった点と、直す点を一つずつ教えてください」
英語なら、What do you mean by that?(それはどういう意味ですか)、Was that a joke?(それは冗談でしたか)、Could you explain your feedback more simply?(フィードバックをもっと簡単に説明してもらえますか)などが使えます。
英語で確認すること自体が難しければ、レッスン後に日本語でスタッフへ相談して構いません。
講師へ伝えたいレッスン上の希望
- 訂正は発話の途中ではなく、話し終わってからにしてほしい
- 改善点だけでなく、伝わった点も教えてほしい
- 考えている間は数秒待ってほしい
- 個人的な質問には答えないことがある
- 冗談や比喩が分からないときは説明してほしい
- 強い表現ではなく、簡単で具体的な言葉で伝えてほしい
すべてを一度に変えてもらうのではなく、今いちばん発話を妨げている点を一つ選ぶと相談しやすくなります。
文化差として流さず、スタッフへ相談したい場合
希望を伝えても同じことが続く、特定の属性を決めつける発言がある、人前で繰り返し恥ずかしがらせる、答えたくない話題を強く求める場合は、文化の違いだけで片づけずスタッフへ相談しましょう。
「いつ、何を言われたか」「自分はどう受け取ったか」「レッスンにどんな支障が出たか」「今後どうしてほしいか」を伝えます。講師の意図を断定せず、起きたことを具体的に共有すると教室側も対応を考えやすくなります。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
初心者が避けたい3つの考え方
文化の違いだから全部受け入れなければならない
異なる話し方を知ることは学びになりますが、発言できなくなるほど負担なら調整が必要です。理解することと我慢することは同じではありません。
違和感がある講師は必ず悪い講師だ
意図の確認や希望の共有で学びやすくなる場合もあります。まず一つ具体的な調整を試し、その後の変化を見ましょう。
外国人講師全体が自分に合わないと決める
教え方や性格は講師ごとに違います。一人との経験だけで決めず、必要なら別の講師や日本人講師と組み合わせて確認できます。
関連する悩みとの違い
文化差ではなく、講師が冷たい、機嫌が悪そうに見えて不安な場合は、英会話講師が冷たい・機嫌が悪そうに見えるときの確認方法をご覧ください。
家族、年齢、恋愛、収入など答えたくない質問への対応は、英会話講師から個人的な質問をされたくないときの対処法で詳しく整理しています。
まとめ|文化差を決めつけず、学びやすい形を相談しよう
外国人英会話講師とのやり取りに戸惑ったら、文化差か失礼かを急いで判定するより、事実、受け取り方、希望を分けて伝えましょう。意図を確認し、訂正のタイミングや質問範囲を調整することで、レッスンが学びやすくなる場合があります。
体験レッスンでは、講師が初心者の戸惑いを聞き、説明や進め方を調整してくれるかも確認できます。異なる話し方を知りながら、自分の希望も安心して伝えられる教室を選びましょう。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。




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