英会話レッスンで文法や発音を間違えたとき、「先生があまり直してくれない」「反対に、何度も止められると話せなくなる」と感じることはありませんか。
英会話の訂正は、多ければ多いほどよいわけでも、会話を優先して全く直さないほうがよいわけでもありません。初心者には、伝わりにくい間違いと繰り返している間違いは直してもらい、それ以外はレッスンの目的に合わせる方法がおすすめです。
この記事では、その場で直す・後でまとめて直す・重要なミスだけ直すという3方式と、先生への具体的な頼み方を解説します。
訂正の多さより「何を練習する時間か」が大切
同じ学習者でも、レッスンの目的によって適した訂正方法は変わります。
| レッスンの目的 | 向いている訂正 |
|---|---|
| 特定の文法や発音を練習する | 対象の間違いをその場で直す |
| 会話を長く続ける練習をする | 会話中はメモし、最後にまとめて直す |
| 旅行・仕事などの場面練習をする | 意味が変わる、伝わらないミスを優先する |
| 自信をつけて発話量を増やす | 細かなミスは止めず、繰り返す癖を後で確認する |
「今日は過去形を練習したい」「今日は止まらず1分話したい」と先に決めると、先生も訂正の量とタイミングを調整しやすくなります。
1-e1785721104125.jpg)
しゅみすけ
(大山俊輔)
すべてのミスを一度に直されても、初心者は消化しきれません。今日持ち帰る訂正を一つか二つに絞り、次のレッスンで使えるようにするほうが実践につながります。
「b わたしの英会話」創業者。YouTubeでも大人の英語学習について発信しています。
英会話レッスンにおける訂正の3つの方法
訂正には主に3つの方法があります。どれか一つに固定せず、練習内容によって使い分けましょう。

1.その場で直してもらう
間違えた直後に、先生が正しい形を示す方法です。特定の文法、発音、短いフレーズを集中して練習するときに向いています。
たとえば過去形がテーマなら、Yesterday I go…と言った時点で、先生にwentへ直してもらいます。そのあと文全体をもう一度言い直すと、訂正が口の練習につながります。
ただし、一文ごとに何度も止まると、話の内容を考える練習はしにくくなります。フリートーク全体で使うより、練習対象を決めて使う方法です。
2.間違いをメモして後で直してもらう
会話中は先生にメモを取ってもらい、話し終わったあとにまとめて確認する方法です。会話の流れを保ちながら、フィードバックも受けられます。
自己紹介、週末のできごと、仕事の説明など、ある程度まとまった長さを話す練習に向いています。訂正を聞いたら、元の表現と直した表現を並べてノートに残しましょう。
英会話レッスンのノートの取り方では、間違えた文・先生の言い換え・次回使う文など、残したい4項目を紹介しています。
3.重要なミスだけ直してもらう
意味が反対になる、時期や人数が変わる、相手に誤解を与えるなど、コミュニケーションへの影響が大きいミスを優先する方法です。
- I don’t like it.と言うつもりが、I like it.になっている
- 昨日の話なのに現在形だけで話し、時期が伝わらない
- heとsheが入れ替わり、誰の話か分からない
- 同じ発音や文法のミスを何度も繰り返している
一方で、冠詞や前置詞の小さな違いでも学習テーマになっているなら直してもらいます。「重要」の基準も、その日の目的で変わります。
初心者が優先して直してもらいたい4種類の間違い
意味が伝わらない・意味が変わる間違い
相手が理解できない、意図と反対に受け取られる可能性がある間違いは優先します。実際の会話で困る箇所だからです。
何度も繰り返している間違い
毎回同じところで間違えるなら、自分では気づきにくい癖になっている可能性があります。一度に全部ではなく、今月直したい癖を一つ決めてもよいでしょう。
今回の練習テーマに関する間違い
過去形を練習する日なら過去形、聞き返しを練習する日なら聞き返し表現を重点的に確認します。レッスンの焦点がぶれません。
実際に使う予定がある表現の間違い
出張の自己紹介、旅行先の依頼、海外のお客様への説明など、近く使う予定がある文は正確さを確認しておきます。先生に実際の場面を伝えると、自然さや丁寧さも調整してもらえます。
毎回すべて直してもらうと起こりやすいこと
「せっかく教室へ通うなら、一つ残らず直してほしい」と思うかもしれません。しかし、訂正が多すぎると次のような状態になりやすくなります。
- 話すたびに止まり、発話量が減る
- 正しい文を頭の中で完成させるまで黙ってしまう
- 訂正が多すぎて、何を復習するか分からなくなる
- 間違いを避け、安全な短い表現しか使わなくなる
間違いへの不安で口が止まる方は、完璧な英文を作らない練習法も参考にしてください。
先生に訂正方法を頼む英語フレーズ
その場で直してほしい
Please correct me right away.
その場ですぐ直してください。
Please correct my pronunciation today.
今日は発音を直してください。
会話のあとでまとめて直してほしい
Could you write down my mistakes?
私の間違いを書いておいてもらえますか?
Could we review them at the end?
最後に一緒に確認できますか?
重要な間違いだけ直してほしい
Please correct only important mistakes.
重要な間違いだけ直してください。
Please tell me if my meaning is unclear.
意味が分かりにくいときは教えてください。
自分の希望を簡単な英語で伝える
上の英文を覚えられなければ、Today, pronunciation, please.のように知っている単語で伝えても構いません。先生と確認しながら、次回使える一文へ整えましょう。
1-e1785721104125.jpg)
しゅみすけ
(大山俊輔)
先生が自分に合う訂正方法を最初から知っているとは限りません。「今日は会話を止めないで」「この発音だけはすぐ直して」と伝えることも、レッスンを上手に使う力の一つです。
「b わたしの英会話」創業者。YouTubeでも大人の英語学習について発信しています。
訂正を受けたあとに必ずしたい3つのこと
正しい文を自分でも言い直す
先生の説明を聞いて「分かりました」で終わらず、正しい形で文全体をもう一度言います。分かる状態から、口から出せる状態へ近づけます。
持ち帰る訂正を一つか二つ選ぶ
すべてを復習しようとせず、繰り返したミスや実際に使いたい表現へ印をつけます。次回までの課題が明確になります。
次のレッスンで同じ表現を使う
前回直された文を、次の自己紹介やフリートークで意識して使います。先生にも「前回の表現を使いたい」と伝えれば、復習する場面を作ってもらえます。
先生が直してくれないと感じたときの確認方法
講師が訂正しない理由は、気づいていないとは限りません。会話の流れを優先している、学習者が緊張しているため発話量を増やそうとしている、レッスン後にまとめる予定などの可能性があります。
まず「もう少し訂正してほしい」と具体的に相談しましょう。それでも希望と合わない場合は、受付やカウンセラーへ伝え、講師や進め方を調整できるか確認します。
講師選びの基準は英会話教室の講師はどう選ぶ?、相性に困った場合は講師と合わないときの変更・相談ポイントもご覧ください。
よくある質問
文法と発音はどちらを先に直してもらうべきですか?
実際に困っているほう、または今の目標に近いほうを選びます。旅行で通じない発音があるなら発音、仕事の説明で時制が混乱するなら文法というように、一つずつ優先しましょう。
先生に訂正を頼むのは失礼ではありませんか?
失礼ではありません。具体的な希望が分かると、講師もレッスンを調整しやすくなります。ただし、教室や教材によって進め方が決まっている場合もあるため、相談しながら決めましょう。
訂正されると落ち込んでしまいます
訂正は能力全体の評価ではなく、その一文を次に言いやすくする材料です。一度に直す項目を減らし、できた表現も先生に確認すると受け止めやすくなります。緊張や恥ずかしさが強い方は、初心者の不安を減らす方法も参考になります。
まとめ|訂正方法も先生と一緒に決めよう
英会話の間違いは、すべて同じタイミングで直してもらう必要はありません。特定項目の練習ならその場で、長く話す練習なら後でまとめて、実践練習なら意味に影響するミスを優先します。
その日の目的と希望する訂正方法を先生へ伝え、持ち帰る課題を一つか二つに絞りましょう。訂正された文をその場で言い直し、次のレッスンでも使うところまでできれば、間違いが上達の材料になります。
レッスン中に使える表現を場面別に探す:英会話レッスンで使える英語表現一覧
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。




[…] 自分で気づけなかった間違いを講師に直してもらった場合も、その場で一度言い直すと記憶に残りやすくなります。訂正の受け方は、英会話の間違いはどこまで直してもらう?も参考になります。 […]
[…] 訂正の量や優先順位そのものを調整したい場合は、英会話の間違いはどこまで直してもらう?も参考になります。 […]
[…] 自分はどの程度の訂正を望むのかも、あわせて伝えておくと効果的です。すべてをその場で直すのか、重要なミスだけ後でまとめるのか迷う方は、英会話の間違いをどこまで直してもらうかで希望を整理できます。 […]
[…] 会話中のミスをどのタイミングで直してもらうかは、英会話の間違いはどこまで直してもらう?、直された英文の復習方法は、講師からの訂正を覚えられないときの復習法で詳しく扱っています。 […]