英会話教室に通い始めたものの、「先生の話すスピードについていけない」「間違いを細かく直されると緊張してしまう」「なんとなく会話がかみ合わない」と感じることがあります。
そんなとき、「せっかく担当してくれているのに、変更をお願いするのは失礼かも」「自分の英語力が低いだけでは?」と我慢してしまう初心者女性は少なくありません。しかし、講師との相性は、英語の得意・不得意とは別の問題です。相性が合わないと感じることは、わがままでも失敗でもありません。
この記事では、英会話教室の講師と相性が合わないと感じたときに確認したいこと、相談や変更を申し出る順番、教室へ伝えるときの具体的な言い方を解説します。
英会話講師との「相性」とは何?
講師との相性というと、性格が合う・合わないという印象を持ちやすいかもしれません。けれども、レッスンで感じる相性には、いくつもの要素があります。
- 話す速さや使う英語の難易度
- 間違いを訂正する頻度とタイミング
- 文法や単語の説明方法
- 講師と生徒が話す時間のバランス
- 宿題や復習への考え方
- 明るさ、静かさ、会話のテンポ
- 旅行、仕事、趣味など学ぶ目的への理解
評判がよく経験豊富な講師でも、すべての生徒に同じように合うとは限りません。たとえば、テンポよく会話を進める講師が心地よい人もいれば、考える時間をゆっくり待ってくれる講師のほうが話しやすい人もいます。大切なのは、講師の優劣ではなく、今の自分が安心して学べる組み合わせかどうかです。
「相性が合わないかも」と感じやすい5つの場面
1.緊張して、知っている英語まで出てこない
初心者のうちは、外国人講師を前にするだけでも緊張するものです。ただし、何度受けても萎縮してしまう、急かされているように感じる、質問できない状態が続くなら、レッスンの進め方が合っていない可能性があります。
2.講師が話す時間ばかり長い
講師の話は聞き取れて楽しくても、自分がほとんど話せないまま終わると、会話練習は不足します。反対に、説明なしで話すことばかり求められ、何を直せばよいか分からないケースもあります。自分が求める会話量とサポート量のバランスを確認しましょう。
3.間違いの直し方が負担になっている
一文ごとに訂正してほしい人もいれば、会話中は止めず、最後にまとめて教えてほしい人もいます。訂正自体は上達に必要ですが、直されるたびに頭が真っ白になるなら、タイミングを変えるだけで話しやすくなることがあります。
4.説明が分かりにくい、質問しづらい
例文から直感的に理解したい人、文法のルールを順序立てて聞きたい人など、理解しやすい説明は人によって異なります。講師の説明力だけでなく、自分の学び方との組み合わせも影響します。外国人講師と日本人講師の違いが気になる方は、外国人講師と日本人講師の選び方も参考にしてください。
5.学びたい目的とレッスン内容がずれている
海外旅行の会話を練習したいのに文法問題が中心、仕事で必要な場面を練習したいのに日常会話だけ、といったずれも「相性が悪い」という感覚につながります。講師を変える前に、自分の目的が正しく共有されているか確認することも大切です。
すぐ変更する前に、一度だけ試したい調整
「合わない」と感じても、必ずしもすぐ講師を変更する必要はありません。原因がレッスン方法にある場合は、希望を一つ伝えるだけで改善することがあります。
- 「もう少しゆっくり話してほしい」
- 「考える時間を少し待ってほしい」
- 「間違いは会話の最後にまとめて教えてほしい」
- 「私が話す時間をもう少し増やしたい」
- 「旅行で使う会話を中心に練習したい」
英語でうまく伝えられない場合は、受付スタッフやカウンセラーへ日本語で相談して構いません。講師へ直接言うより、間にスタッフが入ったほうが希望を整理しやすいこともあります。変更を決める前に1〜2回だけ調整後のレッスンを受け、話しやすさが変わるか確かめる方法もあります。

改善しないなら、講師変更を相談して大丈夫
希望を伝えても緊張が続く、レッスンへ行くこと自体が憂うつになっている、目的とのずれが直らない。このような場合は、講師変更を相談して問題ありません。
英会話は、一度受けて終わるサービスではなく、継続して少しずつ話せることを増やしていく学びです。毎回大きなストレスを感じる環境で我慢を続けると、英語そのものが嫌になってしまうこともあります。「学習を続けるための調整」と考えれば、変更は後ろめたいことではありません。
講師を自由に選べる教室と、固定の担当講師がつく教室では変更方法も異なります。教室の仕組みについては、固定担当制と自由選択制の違いもあわせてご覧ください。
教室へ相談するときの伝え方
相談では「先生がよくない」と評価するより、自分が困っていることと希望するレッスンを具体的に伝えると、教室側も提案しやすくなります。
先生はとても丁寧なのですが、まだ初心者で緊張してしまい、会話中に言葉が出なくなります。もう少しゆっくり待ってくださる先生のレッスンも試してみたいのですが、相談できますか?
間違いをその都度直していただくと会話が止まってしまうので、最後にまとめてフィードバックをいただく進め方にできますか?難しければ、別の先生も体験してみたいです。
このように伝えれば、相手を責めずに必要な調整をお願いできます。「何となく合わない」としか言葉にできなくても大丈夫です。受付スタッフと話しながら、どの場面で困ったのかを一緒に整理してもらいましょう。
変更前に確認したい4つのポイント
- 変更に追加料金がかかるか:講師の指名料や変更手数料の有無を確認します。
- 変更できる回数や時期:予約ごとに選べるのか、一定期間ごとの変更なのかを確かめます。
- 学習履歴が引き継がれるか:前回の内容や苦手分野を新しい講師が把握できる仕組みがあると安心です。
- 別の講師を試してから決められるか:一度受講し、話しやすさや説明方法を比較できるか尋ねます。
これから英会話教室を選ぶ方は、体験時に講師変更の仕組みまで聞いておくと安心です。体験で確認したい項目は、英会話教室の体験レッスンでは何をする?でも詳しく紹介しています。
初心者にとって「相性のよい講師」の目安
毎回楽しい先生が、必ずしも最も上達できる先生とは限りません。初心者にとって大切なのは、楽しさに加えて、安心して間違えられ、少しだけ今の自分を越えられることです。
- 分からないときに、表情や言葉で伝えられる
- 間違えても恥ずかしいと感じにくい
- 自分が話す時間を確保してくれる
- 今のレベルに合う言葉で説明してくれる
- レッスン後に「次はこれを練習しよう」と分かる
- 通う前より、英語を口にする抵抗が少し減る
すべてが完璧に一致する必要はありません。「今日は一文多く話せた」「前より質問しやすかった」と感じられるなら、学習を前へ進めてくれる関係ができ始めています。全くの初心者で教室に入ること自体が不安な方は、英会話教室は全くの初心者でも大丈夫?も参考にしてください。
複数の講師から学ぶことにもメリットがある
相性のよい一人の講師と長く学ぶと、安心感が生まれ、目標や苦手分野も共有しやすくなります。一方で、ときどき別の講師と話すことにも意味があります。声や発音、話すテンポが違う人と会話することで、「いつもの先生の英語だけ分かる」という状態を避けられるからです。
初心者のうちは安心して戻れる講師を軸にしながら、慣れてきたら別の講師も試す。このように段階をつければ、安心感と実践力の両方を育てられます。
b わたしの英会話が講師との間をつなぐ理由
b わたしの英会話は、女性限定・初心者専門のマンツーマン英会話スクールです。レッスンを担当する講師だけでなく、日本人のコンシェルジュが学習目的や不安を伺い、必要に応じて講師との間をつなぎます。
「先生に直接は言いにくい」「何が合わないのか自分でもうまく説明できない」というときも、まずは日本語でご相談いただけます。講師を一方的に評価するのではなく、話す速さ、訂正方法、会話量、学びたい場面などを整理し、より安心して話せるレッスンを一緒に考えます。講師やサポート体制については、レッスンパートナー紹介もご覧ください。
まとめ|講師変更は、英語を続けるための前向きな調整
英会話講師との相性が合わないと感じても、自分の努力不足だと決めつける必要はありません。まずは何に困っているかを整理し、話す速さや訂正の方法など、変えてほしいことを一つ伝えてみましょう。
それでも改善しない場合は、講師変更を相談して大丈夫です。安心して間違えられることは、初心者が会話量を増やすための大切な条件です。自分に合う学び方を探すことも、英会話を長く続けるための立派な一歩です。



