英会話レッスンが終わってから、「今日は先生の話を聞いている時間のほうが長かった」「もっと自分が話せばよかった」と感じることはありませんか。
初心者は、長く正しい英文を作ろうとすると話し始めるまでに時間がかかります。講師が助けようとして説明を増やし、結果として生徒が話す時間が少なくなることもあります。
発話量を増やすコツは、いきなり長く話すことではありません。短く答え、情報を一つ足し、相手へ一つ返すことです。この記事では、次の英会話レッスンですぐ試せる具体策と、講師への頼み方を紹介します。
先に結論|「短い答え+一つ足す+一つ返す」で話す量を増やす
講師に How was your weekend? と聞かれたとき、次の3段階で答えます。
最短:It was good.
よかったです。一つ足す:It was good. I went to a café with my friend.
よかったです。友人とカフェへ行きました。一つ返す:It was good. I went to a café with my friend. How about you?
よかったです。友人とカフェへ行きました。先生はどうでしたか?
三文すべてを一息で言う必要はありません。講師の反応を見ながら、一文ずつ足せば会話時間は自然に増えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
話す量を増やすというと、長いスピーチをしなければいけないように感じます。でも初心者のレッスンでは、短い一文を二つ、三つとつなげるほうが成功しやすいです。まず二文目を一つ足すところから始めましょう。
「b わたしの英会話」創業者。20年以上、大人の英会話初心者を見てきました。
なぜレッスンで自分の話す量が少なくなるの?
正しい英文が完成するまで話し始めない
頭の中で単語、文法、発音を全部確認していると沈黙が長くなります。講師は質問を言い換えたり、答えの候補を示したりします。助けてもらうほど、自分で組み立てる時間が減ることがあります。
Yes/Noで答えが終わっている
Do you like cooking? に Yes. だけで答えると、次の会話は講師の質問待ちになります。Yes, I do. I cook on weekends. と一文足すだけで、自分が会話へ出す情報が増えます。
講師の説明を全部理解しようとしている
分からない説明を黙って聞き続けると、レッスンの多くが講師の発話になります。途中で確認したり、例文を自分で作ったりすると、説明時間を練習時間へ変えられます。
話題を講師だけに任せている
毎回講師が話題を選ぶと、準備していない内容を聞かれやすくなります。自分が話せる小さな出来事を一つ持参すると、レッスン冒頭から主体的に話せます。
方法1|答えたあと「情報を一つ」足す
足しやすい情報は、時間・場所・人・理由・感想の五つです。
| 足す情報 | 例 |
|---|---|
| 時間 | I exercise every morning. |
| 場所 | I had lunch near my office. |
| 人 | I went shopping with my sister. |
| 理由 | I like the café because it’s quiet. |
| 感想 | I watched a movie. It was funny. |
毎回答えを長くするのではなく、五つのうち一つだけ選びます。「一つ足す」が習慣になると、講師も次の質問をしやすくなります。
方法2|一文へ詰め込まず、短い文を並べる
初心者は接続詞をたくさん使おうとすると、文の途中で迷いやすくなります。
I went to Yokohama last weekend.
先週末、横浜へ行きました。I had lunch with my friend.
友人と昼食を食べました。The restaurant was very nice.
とてもすてきなレストランでした。
三文は別々で構いません。主語と動詞がある短い文を積み重ねれば、十分まとまった話になります。
方法3|答えの最後に逆質問を一つ入れる
逆質問は、講師に話を戻すだけでなく、その後のやり取りに自分が参加するきっかけになります。
- How about you?
先生はどうですか? - Do you like it?
先生はそれが好きですか? - Have you been there?
そこへ行ったことがありますか? - What do you usually do on weekends?
週末は普段何をしますか?
講師の答えを聞いたあと、Really?、That sounds nice.、Why? のような短い反応を返せば、会話がもう一往復続きます。

方法4|レッスン前に「話したいこと」を一つだけ準備する
準備するのは長い原稿ではなく、次の3点です。
- 何があったか
- どう感じたか
- 講師に聞きたいこと
I tried a new restaurant yesterday.
昨日、新しいレストランへ行きました。The food was good, but it was crowded.
料理はおいしかったですが、混んでいました。Do you know any good restaurants near here?
この近くによいレストランを知っていますか?
自分の最近の出来事を準備する方法は、英会話で最近の出来事を話すためのレッスン前準備も参考にしてください。
方法5|講師へ「待ってほしい」「先に話したい」と頼む
講師がすぐ答えを教えてくれる場合は、遠慮せず希望を伝えられます。
Please give me a moment to think.
少し考える時間をください。Let me try first.
まず私にやらせてください。Please let me finish.
最後まで話させてください。Could you ask me more questions?
もっと質問してもらえますか?I want to speak more today.
今日はもっと話したいです。
レッスン冒頭で I want to speak more today. と伝えておけば、講師も説明を短くし、質問や待ち時間を増やしやすくなります。
短い会話例|講師の質問を待たずに二文目を足す
Teacher: What did you do after work yesterday?
昨日、仕事のあと何をしましたか?Student: I went shopping. I bought a new bag.
買い物へ行きました。新しいバッグを買いました。Teacher: Nice! Where did you buy it?
いいですね。どこで買いましたか?Student: I bought it near Shinjuku Station. It was on sale.
新宿駅の近くで買いました。セール中でした。Student: Do you like shopping?
先生は買い物が好きですか?
生徒は難しい表現を使っていません。短いIの文を足し、最後に質問したことで、自分が会話を進めています。
しゅみすけ式|知らない一語を探さず、知っている英語で説明を続ける
「行列のできる店」と言いたいのに popular restaurant が出てこなくても、会話を止める必要はありません。
Many people go there.
たくさんの人がそこへ行きます。We waited for thirty minutes.
私たちは30分待ちました。The restaurant is always busy.
そのレストランはいつも混んでいます。
go、wait、be busy などの基本語へ分けると、知りたい一語が出なくても三文話せます。ぴったりした単語を探す時間を、伝える時間へ変える考え方です。
しゅみすけ(大山俊輔)
言葉が出ないとき、講師から正解をもらう前に、知っている英語で一度説明してみてください。遠回りに見えても、その数十秒が自分で話す練習になります。伝わったあとで、より自然な言い方を教えてもらえば十分です。
「b わたしの英会話」創業者。20年以上、大人の英会話初心者を見てきました。
講師が話しすぎると感じるときの見直し方
講師の説明が長い場合も、単純に相性が悪いとは限りません。まず次を確認します。
- 自分が短い答えで止まっていないか
- 講師の説明途中で質問や例文練習を求めているか
- 「今日は会話を多くしたい」と伝えたか
- 教材の難易度が高すぎないか
希望を伝えても改善しない場合は、スタッフや講師へ相談しましょう。講師との進め方を調整するポイントは、英会話教室の講師と相性が合わないときの相談方法で紹介しています。
次のレッスンで使う準備メモ
レッスン前に、紙へ次の4行だけ書きます。
話題:週末にカフェへ行った
最初の文:I went to a café last weekend.
足す情報:It was quiet and relaxing.
逆質問:Do you have a favorite café?
全文を暗記せず、話題・一文・追加情報・質問の順だけ覚えます。レッスンで一つでも使えたら成功です。
よくある質問
たくさん話せば必ず上達しますか?
話す量だけでなく、前回教わった表現を使う、訂正後に言い直す、伝わらないときに別の言い方を試すことも大切です。ただし、自分で英語を組み立てる時間が少なすぎる場合は、発話量を増やす価値があります。
間違った英語をたくさん話しても大丈夫ですか?
通じたかを確認し、大切な間違いは講師に直してもらいましょう。すべての文を止めて直すと話す量が減るため、「まず最後まで話し、あとで重要な点を直す」方法もあります。
講師と同じくらい話すべきですか?
必ず50対50にする必要はありません。説明中心の日もあります。会話練習が目的の日は、自分が十分に答え、言い直し、質問する時間があるかを確認しましょう。
話題が思いつきません
週末、食事、仕事、天気、最近見たものなど、毎日の小さな出来事で十分です。特別な出来事より、自分が具体的に二文話せる話題を選びます。
まとめ|次のレッスンでは、答えに一文だけ足す
レッスンで自分から話す量を増やすには、長い英語を準備する必要はありません。
- 短く答えたあと情報を一つ足す
- 短い文を二つ、三つと並べる
- 逆質問を一つ入れる
- 話題を一つだけ準備する
- 講師へ考える時間と発話の希望を伝える
次回は、講師の最初の質問に答えたあと、二文目を一つだけ足してみてください。短い一文でも、自分から追加できれば、レッスンは「講師に答えさせてもらう時間」から「自分で会話を作る時間」へ少しずつ変わります。
レッスン全体を上達へつなげる方法は、英会話教室で上達するには?初心者向け完全ガイドでまとめています。月ごとの変化は、英会話の上達を月単位で振り返る方法も活用してください。
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