英会話講師に希望した練習を断られたときは?理由の確認と代替案の相談方法

英会話講師に希望した練習を断られたときの相談方法

英会話講師に希望した練習や教材を断られても、すぐに「自分の希望は迷惑だった」「この先生とは合わない」と決める必要はありません。まず、できない理由を確認し、練習方法ではなく達成したい目的を伝え直しましょう。同じ目的に届く別の練習へ調整できることがあります。

ただし、理由の説明がないまま何度も希望を退けられる、代替案も出ない、相談後も目標と無関係なレッスンが続く場合は、講師だけでなく教室スタッフへ相談してよい場面です。

希望した練習を断られるのはなぜ?

断られる理由は、講師の意欲不足とは限りません。たとえば、持ち込んだ教材を教室のルール上使えない、現在のレベルでは先に基礎練習が必要、1回のレッスン時間では十分に扱えない、講師の専門外である、といった事情があります。

  • 教室指定のカリキュラムや教材がある
  • 著作物・社内資料など、扱いに注意が必要な内容である
  • 希望した練習が現在の目標やレベルと合っていない
  • 準備時間やレッスン時間が不足している
  • その講師より別の講師のほうが適している

理由が分かれば、「断られた」という出来事を、レッスン設計を見直す材料に変えられます。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

20年以上教室を運営していると、生徒さんの希望と、講師が考える今必要な練習が食い違う場面があります。大切なのは、どちらが正しいかではなく、理由と目標を言葉にして接点を探すことです。

最初に確認したい3つのポイント

1.「できない」の範囲を確認する

今日だけ難しいのか、その教材自体を使えないのか、その講師では対応できないのかで、次の選択肢は変わります。「今日は時間がない」という話を「今後も一切できない」と受け取らないようにしましょう。

2.練習名ではなく目的を伝える

「この教材をやりたい」だけでなく、「海外出張で自己紹介を落ち着いて言いたい」「聞き返した後に会話を続けたい」のように、できるようになりたい場面を伝えます。目的が分かると、講師は別の教材や短いロールプレイを提案しやすくなります。

3.代替案と時期を確認する

希望どおりにできないときは、「代わりに何をするか」「いつなら取り組めるか」まで決めます。通常教材を20分、希望練習を10分に分ける、次回までに講師が教材を確認する、対応できる別の講師を紹介してもらう、といった調整が考えられます。

目的を保ったまま代替練習へ変える

英会話講師と目標に合う代替練習を相談する大人初心者

希望は「方法」と「目的」に分けると相談しやすくなります。

希望した方法本当の目的代替案の例
海外ドラマを教材にする自然な速さに慣れる短い音声を使い、聞き取れた部分を確認する
発音だけを1回練習する相手に聞き返される回数を減らす会話練習の中で重要な音を2つに絞る
仕事の資料でロールプレイする会議で説明できるようにする機密情報を除いた架空の資料で練習する
難しい教材へ進む成長を実感したい今の教材で発話量や応答の長さを測る

教材を変えることが目的になってしまうと、話し合いが行き詰まりやすくなります。練習方法を柔軟にしながら、目標は手放さないことがポイントです。

講師への相談は短く具体的に伝える

レッスン中は、次の順番で伝えると話が整理されます。

  1. 希望:何を練習したかったか
  2. 目的:どんな場面で困っているか
  3. 確認:難しい理由は何か
  4. 代替案:別の方法で練習できるか

「来月の旅行でホテルのチェックインを練習したいです。この教材が難しければ、短いロールプレイでもできますか?」

「発音を全部直すのが難しいことは分かりました。まず、聞き取りにくい音を二つだけ教えてもらえますか?」

英語で希望を伝えること自体を練習したい場合も、最初は日本語で目的を整理して構いません。長い説明より、「いつ」「どこで」「何ができるようになりたいか」の3点が役立ちます。

教室スタッフへ相談したい場合

講師と一度話しても解決しない場合は、受付やカウンセラーへ事実を整理して伝えましょう。講師への不満だけでなく、希望、講師から説明された理由、試した代替案、現在困っていることを共有します。

  • 希望した練習と、その目的
  • 講師から受けた説明
  • 代替案が提示されたか
  • 何回ほど同じ状況が続いたか
  • 今後希望する調整

スタッフは、教室のルール確認、講師への共有、教材の選定、担当講師の調整など、講師一人では決めにくい部分を支援できます。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

講師へ希望を伝えることもレッスンの一部です。「この方法でなければ嫌」ではなく、「この場面で話せるようになりたい」と伝えると、教室側も具体的な調整をしやすくなります。

初心者が避けたい3つの受け止め方

断られた理由を自分の英語力だけに結びつける

教材の方針や時間、講師の専門分野など、理由は複数あります。まず説明を聞き、自分を否定されたと受け取らないことが大切です。

何も言わずに毎回我慢する

講師は、生徒が何を残念に感じたかを必ずしも把握できません。短くても希望を伝えなければ、同じ進め方が続く可能性があります。

一度で講師との相性を決める

一度の不一致は、情報不足や時間配分の問題かもしれません。相談後に説明や代替案が増えたかを見ると、相性をより公平に判断できます。

相談しても希望が反映されないときの判断基準

次の状態が続くなら、講師変更や学習プランの見直しを検討してよいでしょう。

  • 理由を尋ねても説明がない
  • 目的を伝えても代替案がない
  • 約束した調整が何度も実行されない
  • レッスン内容が目標から継続的に外れている
  • 希望を伝えること自体が怖くなっている

講師変更は相手を否定することではなく、今の目標に合うレッスンを探すための調整です。詳しくは英会話講師との相性が合わないときの確認・相談ポイントも参考にしてください。

希望を「目的+代替案」で伝えてみよう

希望した練習を断られたときは、できない範囲と理由を確認し、達成したい場面を伝え、別の方法を一緒に探します。予定していた教材が講師側の判断で変わった場合は、講師が予定した教材を変えるときの確認・戻し方もご覧ください。教材中心と会話中心の進め方を比べたい方には、教材どおりに進める講師と会話中心の講師の違いも役立ちます。

これから英会話教室を選ぶ方は、体験レッスンで「持ち込み教材は使えるか」「希望を伝えたときに代替案を出してもらえるか」も確認してみましょう。希望をすべて受け入れる教室かではなく、目的を聞いて一緒に調整できる教室かを見ることが、無理なく続ける判断材料になります。

講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。

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