英会話教室を選ぶとき、料金や場所と同じくらい気になるのが講師です。
「ネイティブ講師の方がいい?」「初心者なら日本人講師?」「毎回同じ講師に固定した方が上達する?」と迷う方も多いでしょう。
結論から言えば、英会話教室の講師は、国籍や経歴だけではなく、自分が実際に話しやすいかで選ぶことが大切です。
知識が豊富な講師でも、説明が長くて自分が話す時間が少なければ、会話練習にはつながりにくくなります。反対に、適度に待ち、短い言葉を引き出し、必要なときだけ助けてくれる講師なら、初心者でも少しずつ発話量を増やせます。
この記事では、大人の英会話初心者が講師を選ぶときに確認したい、相性、日本人講師と外国人講師、固定制と選択制、体験レッスンでの見極め方を整理します。
教室全体の選び方から確認したい方は、英会話教室とは?初心者向け総合ガイドも参考にしてください。
英会話教室の「良い講師」は人によって違う
英会話講師について調べると、指導歴、資格、出身国、発音、口コミなど、さまざまな情報が出てきます。どれも参考にはなりますが、それだけで自分に合う講師かは判断できません。
同じ講師でも、テンポよく会話を進めたい人には合い、ゆっくり考える時間が必要な初心者には速すぎることがあります。細かく訂正してほしい人もいれば、まずは会話を止めずに話したい人もいます。
良い講師とは、全員から高く評価される講師ではなく、今の自分の目的・レベル・性格に合う講師です。
- 旅行で使う短い会話を練習したい
- 仕事について説明できるようになりたい
- 外国人を前にすると緊張するので、まず話すことに慣れたい
- 発音や文法の間違いを具体的に直してほしい
- 自然な会話を続けながら表現を増やしたい
目的が違えば、講師に求める役割も変わります。最初から「最高の先生」を探すより、今の自分がレッスンで何をできるようになりたいかを一つ決めておくと選びやすくなります。
英会話講師との相性で確認したい7つのポイント
1.自分が話し終わるまで待ってくれるか
初心者は、言いたい内容があっても英語にするまで時間がかかります。沈黙のたびに講師が答えを言ってしまうと、レッスンは円滑に進んでも、自分で文を作る練習になりません。
考えている様子を見守り、必要なときだけ単語や文の始まりを助けてくれる講師は、初心者の発話を引き出しやすい講師です。
2.講師ばかり話していないか
話が面白く、知識が豊富な講師でも、レッスンの大半を講師が話しているなら、自分の会話練習時間は少なくなります。
説明の分かりやすさだけでなく、「自分は何分くらい話したか」「質問を返してもらえたか」を確認しましょう。
3.話す速さや英語の難しさを調整してくれるか
初心者向けにゆっくり話すことは、単に一語ずつ不自然に区切ることではありません。短い文へ言い換えたり、身近な単語を選んだり、表情や例を使ったりする力も必要です。
分からない様子に気づき、別の英語で説明し直してくれるかを見てみましょう。
4.間違いの直し方が自分に合うか
一文ごとに止めて細かく直す方法と、会話を続けた後に重要な点だけ振り返る方法では、受ける印象が大きく違います。
正確さを優先したい時期もあれば、まず話す怖さを減らしたい時期もあります。訂正が多すぎて話せなくなる、反対に何も直されず不安になる場合は、希望を講師へ伝えて調整できるか確認します。
5.自分の目的に関心を持ってくれるか
教材を順番に進めるだけでなく、旅行、仕事、趣味、家族との会話など、自分が英語を使いたい場面を聞いてくれる講師なら、練習内容を実際の生活へつなげやすくなります。
6.質問や分からないと言いやすいか
講師の知識が豊富でも、緊張して「分かりません」と言えない関係では、分かったふりが増えてしまいます。
質問したときの表情や反応、何度聞いても説明し直してくれるかは、初心者にとって大切な相性です。
7.レッスン後に「もう少し話してみたい」と思えるか
毎回うまく話せる必要はありません。むしろ初心者のうちは、言えなかったことが残るのが普通です。
それでも、「次はこの一文を言ってみたい」「もう一度受けてみたい」と思えるなら、その講師とのレッスンは継続につながりやすいでしょう。
相性が合わないと感じたときの整理方法は、英会話教室の講師と相性が合わないときは?で詳しく解説しています。
日本人講師と外国人講師はどちらを選ぶ?
日本人講師と外国人講師には、それぞれ異なる強みがあります。初心者だから必ず日本人講師、会話力を伸ばすなら必ず外国人講師、という単純な分け方ではありません。
日本人講師が役立ちやすい場面
- 文法や日本語との違いを日本語で確認したい
- 自分がつまずいている理由を整理したい
- 学習方法や教材の使い方を相談したい
- 外国人との会話へ進む前に基礎を確認したい
日本語で理解できる安心感はありますが、日本語での説明が長くなりすぎると、英語を聞く・話す時間が減る可能性もあります。
外国人講師が役立ちやすい場面
- 知っている英語を実際の会話で使いたい
- 英語で聞かれ、英語で反応する経験を増やしたい
- いろいろな発音や話し方に慣れたい
- 海外旅行や仕事など実際の場面に近い練習をしたい
外国人講師でも、初心者指導に慣れていれば、短い英語やジェスチャーを使って安心して会話を進められます。逆に、英語が流暢でも初心者の沈黙を待つことに慣れていない講師なら、難しく感じることがあります。
詳しい比較は、英会話教室は日本人講師と外国人講師のどちらが初心者向き?をご覧ください。
ネイティブ講師かどうかより確認したいこと
英語を母語とする講師から学ぶことには、自然な表現や文化的な背景に触れられる良さがあります。一方で、母語話者であることと、初心者へ教えることが上手であることは同じではありません。
また、実際の英語は世界中で使われています。仕事や旅行では、英語を母語としない人と話す機会も少なくありません。
出身国やアクセントだけで判断せず、次の点を確認しましょう。
- 初心者への指導経験があるか
- 分からない英語を別の言い方へ変えられるか
- 発話を待ち、必要なヒントだけ出せるか
- 自分の目的に合う会話練習ができるか
- 間違いを安心して試せる雰囲気があるか
講師は固定すべき?毎回変えてもいい?
講師を固定する方法にも、毎回選ぶ方法にもメリットがあります。
同じ講師へ固定するメリット
- 自分のレベルや苦手な点を理解してもらいやすい
- 前回の会話や学習内容から続けやすい
- 毎回自己紹介から始める負担が少ない
- 安心感が生まれ、話しやすくなる
複数の講師から受けるメリット
- 異なる話し方や発音に慣れられる
- 一人の講師の予定に左右されにくい
- 説明方法や質問の仕方の違いから学べる
- 初対面の人と話す実践力を育てられる
初心者には、毎回まったく違う講師へ変えるより、相性の合う2〜3名を中心に受ける方法が現実的です。安心できる関係を保ちながら、複数の英語や会話スタイルにも触れられます。
詳しくは、マンツーマン英会話で講師は固定すべき?も参考にしてください。
体験レッスンで講師を見極めるチェックリスト
プロフィールだけでは、講師との相性は分かりません。体験レッスンでは、うまく話せたかより、講師がどのように助けてくれたかを見ます。
- 緊張していることを伝えたとき、ペースを調整してくれたか
- 沈黙を急いで埋めず、少し待ってくれたか
- 分からない表現を、より簡単な英語へ言い換えてくれたか
- 講師だけでなく、自分が話す時間を作ってくれたか
- 間違いを責めず、次に使える形で直してくれたか
- 自分の目的や興味について質問してくれたか
- レッスン後に、できたことと次の課題が分かったか
体験レッスンの講師と、入会後に担当する講師が同じとは限りません。講師を選べるか、変更できるか、複数名を試せるかもスタッフへ確認しておきましょう。
講師が合わないと感じても、すぐに自分を責めなくていい
会話が続かなかったり、緊張して何も言えなかったりすると、「自分の英語力が低すぎるから」と考えがちです。しかし、講師の話す速さ、質問の仕方、訂正方法との相性が影響していることもあります。
一度のレッスンだけで判断しきれない場合は、まず次のように希望を伝えてみます。
- もう少しゆっくり話してほしい
- 考える時間を少し待ってほしい
- 間違いは会話の後でまとめて教えてほしい
- 教材だけでなく、自分の身近な話題も練習したい
伝えても改善しない、緊張が強くなる、質問しにくい状態が続くなら、講師変更やスタッフへの相談を検討して構いません。講師を変えることは失礼ではなく、自分に合う学習環境を整えるための調整です。
b わたしの英会話では、相性の合う2〜3名を見つける
b わたしの英会話は、大人初心者の女性を対象としたマンツーマン英会話教室です。外国人講師を「レッスン・パートナー」と呼び、日本語で相談できるコンシェルジュと連携しながらレッスンを進めます。
講師は一人へ完全固定することも、毎回無作為に変えることも前提にしていません。話しやすさや目的に合うレッスン・パートナーを2〜3名見つけておくと、安心感を保ちながら予約の選択肢も確保できます。
「この講師と話しやすかった」「訂正が少し多く感じた」といった感想も、コンシェルジュへ日本語で相談できます。講師本人へ直接言いにくいことを間に入って調整できる点は、初心者が継続するうえで役立ちます。
よくある質問
英会話初心者は日本人講師から始めるべきですか?
必ずしも日本人講師から始める必要はありません。文法や学習方法を日本語で整理したい場合は日本人講師が役立ちます。一方、初心者指導に慣れた外国人講師なら、短い英語やジェスチャーを使いながら会話を始められます。
ネイティブ講師の方が発音は良くなりますか?
自然な発音に触れられる良さはありますが、発音指導の上手さは母語だけでは決まりません。口や喉の使い方を分かりやすく説明し、練習を確認してくれるかも大切です。
講師は毎回同じ方が上達しますか?
同じ講師なら継続的に弱点を把握してもらいやすい一方、複数講師から受けると異なる話し方に慣れられます。初心者には、相性の合う2〜3名を中心に受ける方法が続けやすいでしょう。
体験レッスンでうまく話せなかったら、講師と合わないのでしょうか?
緊張で話せないこともあるため、一度だけでは判断できません。話せなかったときに講師が待ってくれたか、簡単な英語へ言い換えたか、安心して再挑戦できたかを確認してください。
講師を変更するのは失礼ですか?
失礼ではありません。学習目的や訂正方法、会話のテンポが合わないことはあります。可能なら希望を一度伝え、それでも合わない場合はスタッフへ相談して変更しましょう。
講師・料金・通い方をまとめて比較したい方へ
b わたしの英会話のレッスン・パートナーや初心者向けサポート、料金プランを無料資料で確認できます。
まとめ:講師の肩書きより、自分が話せる関係を選ぶ
英会話教室の講師を選ぶときは、国籍、ネイティブかどうか、経歴だけで決めないことが大切です。
自分が話し終わるまで待ってくれるか、簡単な英語へ言い換えてくれるか、訂正方法が合うか、質問しやすいかを体験レッスンで確認しましょう。
日本人講師と外国人講師、固定制と選択制にはそれぞれ強みがあります。どれか一つが全員に正しいのではなく、今の目的と自分の話しやすさに合わせて選びます。
初心者の場合は、相性の合う2〜3名を見つけ、安心感とさまざまな英語に触れる機会を両立させる方法も有効です。良い講師を探すことは、評価の高い人を選ぶことではなく、自分が英語を試し、少しずつ話せる関係を作ることです。
講師だけでなく、料金・形式・通い方を含めて教室全体を比較する場合は、英会話教室とは?初心者向け完全ガイドをご覧ください。


