英会話レッスンで講師の英語が聞き取れないと、「私にはまだ早かったのかも」「何度も聞き返したら迷惑かな」と不安になりますよね。
でも、初心者が英語を聞き取れないのは珍しいことではありません。大切なのは、すべてを一度で理解しようとすることではなく、聞き取れなかった場所を伝え、言い直してもらい、最後に意味を確認することです。聞き返しはレッスンを止める行為ではなく、英会話そのものの練習です。
この記事では、レッスン中にそのまま使えるフレーズと、聞き取れない原因別の対処法を、大人の英会話初心者向けにやさしく解説します。
結論:聞き取れないときは「止める・絞る・確かめる」
聞き取れなかったときは、次の3段階で立て直せます。
- 止める:もう一度言ってほしいと伝える
- 絞る:速さ・単語・文の後半など、分からなかった部分を示す
- 確かめる:自分の理解が合っているか確認する
たとえば、最初は「Sorry, could you say that again?」だけでも十分です。もう一度聞いても難しければ、「I understood the first part, but not the last part.」と範囲を絞ります。最後に「Do you mean …?」と自分の言葉で確かめれば、会話を前へ進められます。
レッスン全体についていくのが難しいと感じている方は、英会話レッスンについていけないときの原因と対策も参考にしてください。
講師の英語が聞き取れない5つの理由
1. 話すスピードが速い
知っている単語ばかりでも、音がつながると別の言葉のように聞こえます。ゆっくり話してもらうだけで理解できるなら、知識不足ではなく、自然な速さの英語に耳が慣れている途中です。
2. 音のつながりや弱まりに慣れていない
英語は単語を一語ずつ区切って発音するとは限りません。たとえば、文字で見れば分かる表現も、会話では音がつながったり、一部が弱くなったりします。「読めるのに聞けない」のは、初心者によくある段階です。
3. 知らない単語や表現が含まれている
一つ知らない単語が出ただけで、その後も分からなくなったように感じることがあります。会話の全部を止めるのではなく、分からない単語だけを指定して意味や例文を聞きましょう。
4. 質問の形を予想できていない
自由な話題で突然質問されると、音は聞こえていても意味の整理が追いつきません。事前にテーマが分かるレッスンなら、「今日は何を聞かれそうか」を2〜3問想像しておくだけでも余裕が生まれます。
5. 緊張して頭が真っ白になっている
緊張すると、普段なら分かる表現まで耳に入らないことがあります。これは英語力だけの問題ではありません。外国人講師との会話そのものに不安がある方は、外国人講師が怖い・緊張するときの対処法もあわせてご覧ください。
レッスン中に使える聞き返しフレーズ
長い英文を覚える必要はありません。まずは、次の中から使いやすいものを3つ選んでおきましょう。
- Sorry, could you say that again?
すみません、もう一度言っていただけますか? - Could you speak a little more slowly?
もう少しゆっくり話していただけますか? - What does “___” mean?
「___」はどういう意味ですか? - Did you say “___”?
「___」と言いましたか? - Do you mean “___”?
「___」という意味ですか? - Could you give me an example?
例を挙げてもらえますか? - I understood the first part, but not the last part.
最初の部分は分かりましたが、最後の部分が分かりませんでした。
最初から完璧な発音で言おうとしなくて大丈夫です。「Again, please.」「Slowly, please.」のような短い言い方に、表情やジェスチャーを添えても伝わります。
聞き返しても分からないときの対処法
別の言い方に変えてもらう
同じ英文を何度聞いても分からない場合は、繰り返しよりも言い換えが有効です。「Could you say it in a different way?(別の言い方で言ってもらえますか?)」と頼んでみましょう。簡単な単語や具体例に変わると、意味をつかみやすくなります。
文字で見せてもらう
単語の音だけが分からないなら、ノートやチャットに書いてもらう方法があります。文字を見て「あの単語だったのか」と分かれば、音とつづりを結びつける練習になります。
いったん日本語で意味を確認する
初心者のうちは、英語だけで説明を聞き続けるより、日本語で要点を確認したほうが学習が進むこともあります。日本語を使うことは逃げではありません。理解したあとに英語の例文へ戻れば、レッスン時間を有効に使えます。
「分かったふり」をしないほうが上達しやすい
笑顔で「Yes」と答えたものの、実はほとんど分かっていなかった――という経験がある方も多いでしょう。気まずさを避けたくなるのは自然ですが、講師側は理解できたと判断して次へ進んでしまいます。
全部を説明するのが難しければ、「I’m not sure.(よく分かりません)」「One more time, please.(もう一度お願いします)」だけでも構いません。聞き返した結果、同じ表現を二度聞けること自体が、実践的なリスニング練習になります。
レッスン前後にできる小さな準備
レッスン前:話題と単語を少しだけ確認する
扱うテーマが分かるなら、関連する単語を5個ほど見ておきましょう。旅行なら「destination」「flight」、趣味なら「weekend」「favorite」のように、話題の手がかりになる単語があるだけで質問を予想しやすくなります。
レッスン後:聞けなかった表現を3つだけ残す
聞き取れなかったものをすべて復習しようとすると続きません。「次のレッスンでも使いそうな表現」を3つ選び、音声があれば聞き直し、自分でも声に出します。復習の進め方は、英会話レッスン後の復習方法で詳しく紹介しています。
毎回つらいなら、教室や講師との相性も見直そう
何度お願いしても速さを調整してもらえない、分からないまま話が進む、質問しても難しい英語だけで説明される。その状態が毎回続くなら、自分の努力不足と決めつける必要はありません。
初心者に合うレッスンでは、講師が表情や反応を見ながら速さを調整し、必要に応じて言い換えや例を示します。また、困ったときに日本語で相談できる窓口があると、「次回はもう少しゆっくり進めたい」と伝えやすくなります。
女性限定・大人初心者専門のマンツーマン英会話スクール「b わたしの英会話」では、日本人コンシェルジュにレッスンの進め方を相談できます。レッスンパートナーを完全に一人へ固定するのではなく、相性のよい2〜3名を中心に受講する方法も選べます。
初心者向けオリジナル教材「Photo Journal」は、写真や身近な場面を手がかりに会話を進める設計です。さらに、b-systemで予習内容や宿題、レッスン準備を共有できるため、「何を話すか分からない」「突然の質問を聞き取れない」という不安も減らしやすくなります。
よくある質問
何回も聞き返して大丈夫ですか?
大丈夫です。同じ言い方で分からなければ、ゆっくり話してもらう、別の言葉に変えてもらう、文字で見せてもらうなど、頼み方を変えてみましょう。何が分からなかったかを伝える練習にもなります。
日本語で質問してもよいですか?
初心者は、必要なところで日本語を使って構いません。ただし、意味を確認して終わりにせず、最後に英語の例文をもう一度聞いたり、自分で言ったりすると学びにつながります。
いろいろなアクセントに慣れたほうがよいですか?
将来的には役立ちますが、最初から毎回違う講師に広げなくても大丈夫です。まずは相性のよい2〜3名の英語に慣れ、聞き返せる自信がついてから少しずつ広げる方法もあります。
まとめ:聞き返せることも英会話力の一部
講師の英語を一度で全部聞き取れなくても、レッスンが失敗したわけではありません。「もう一度」「少しゆっくり」「この単語はどういう意味?」と伝え、理解を確かめられれば、会話は続けられます。
まずは使いやすい聞き返し表現を3つ決め、次のレッスンで一度使ってみましょう。英会話教室で上達するための全体像は、親記事の英会話教室で上達するには?初心者が効果を出す通い方で確認できます。
聞き取れない点は分かっても、英語でどう尋ねればよいか迷う方は、英会話レッスン中に質問できないときの聞き方・伝え方も参考にしてください。
聞き取れないまま反射的にうなずいてしまう方は、英会話レッスンで分かったふりをしてしまうときの対処法も参考にしてください。
レッスン後に聞き取れなかった音を確認したい方は、英会話レッスンの復習にディクテーションは必要?初心者向けの取り入れ方も参考にしてください。短い一文だけを使い、次回の質問へつなげる方法を紹介しています。


