英会話レッスン中に講師が足を組んでいると、「偉そうに見える」「真剣に教えてもらえていないのでは」と気になることがあります。マンツーマンレッスンでは講師の姿勢が視界に入りやすいため、一度気になり始めると会話へ集中しにくくなる大人初心者もいます。
ただし、足を組む姿勢だけで、講師が失礼・退屈しているとは判断できません。普段の座り方、椅子の高さ、長時間座った疲れ、文化的な習慣なども考えられます。表情や声の調子、話を待つ姿勢、質問への対応も合わせて確認しましょう。それでも緊張して話せない場合は、座り方そのものを責めるのではなく、椅子の位置やレッスンの進め方を相談できます。
講師が足を組むだけで失礼・偉そうとは限らない
日本では、目上の人や仕事相手の前で足を組む姿勢を「行儀が悪い」「相手を軽く見ている」と受け取る人もいます。一方で、足を組むことを特別な意思表示だと考えず、自然な座り方としている人もいます。
英会話講師が足を組む理由として、次のようなものがあります。
- 普段から無意識にしている座り方である
- 椅子や机の高さが体格に合っていない
- 長く座っていて姿勢を変えたくなった
- 受講生との会話をリラックスした雰囲気にしたい
- 文化的に失礼な姿勢だという認識が薄い
足を組みながらでも、穏やかに話を聞き、答えを待ち、内容に合った質問や訂正をしているなら、受講生を軽視しているとは限りません。反対に、足先を受講生へ向けて大きく揺らす、机や荷物に当たる、強い口調で急かすなどが重なるなら、具体的な行動を分けて確認します。
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(大山俊輔)
教室では、講師本人にとって何気ない姿勢が、初心者の方には「評価されている」「歓迎されていない」という合図に見えることがあります。姿勢の意味を当てるより、その状態で自分が最後まで話せているかを確認してください。
英会話教室で確認したいポイント
- 講師の表情や声の調子は穏やかか
- 受講生が話し終わるまで待ってくれるか
- 話した内容に沿った質問が返ってくるか
- 分からないときに説明方法を変えてくれるか
- 足を揺らす、机へ当てるなど別の負担がないか
- 姿勢が気になり、実際に自分の発話量が減っているか
姿勢が気になるだけなのか、レッスンの質にも問題があるのかを分けることが大切です。腕組みにも威圧感を覚える場合は、英会話講師がレッスン中に腕組みをするときの確認方法も参考になります。
レッスン中にできる具体的な対処

椅子や机の位置を変える
真正面で講師の足元が気になるなら、椅子を少し斜めにする、机を挟む、教材を並べて同じ方向を見るなど、視線が固定されにくい配置へ変えられます。
- Could we move the chairs a little?
椅子を少し動かしてもよいですか。 - Could we sit at an angle?
少し斜めに座れますか。 - Can we look at the worksheet together?
ワークシートを一緒に見られますか。
足の動きが気になる場合は具体的に伝える
足を組むこと自体より、足先が近い、揺れが視界に入る、机へ当たることが負担なら、その事実を短く伝えます。
- Could you move your chair back a little?
椅子を少し後ろへ動かしていただけますか。 - Your foot is touching the table.
足がテーブルに当たっています。 - I find it a little hard to concentrate when the chair moves.
椅子が動くと少し集中しにくいです。
「足を組まないでください」と言いにくい場合も、距離や揺れなど、自分の学習へ影響している部分から相談できます。
日本語でスタッフへ伝えてもよい
姿勢について英語で直接伝えることに抵抗があるなら、受付やカウンセラーへ日本語で相談して構いません。講師へ希望を伝えることも、英会話教室を活用するための一部です。
教室スタッフへの相談は「事実・影響・希望」で整理する
- 事実:講師がレッスン中に足を組み、足先がこちらへ向いていることが多い
- 影響:威圧感を覚え、間違えるのが怖くなって答えが短くなる
- 希望:椅子を少し離すか、机を挟んだ配置にしてほしい
相談例は次のとおりです。
「先生が足を組んで座ることが多く、足先がこちらに近いと少し緊張して、話す量が減ってしまいます。先生を批判したいわけではありません。椅子の距離を少し広げるか、机を挟んだ配置に調整していただくことはできますか」
「失礼な講師です」と評価から入るよりも、どの場面で何が気になり、会話練習へどう影響しているかを伝えると、教室側も対応しやすくなります。
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(大山俊輔)
20年以上教室を運営していると、講師の意図と生徒さんが受ける印象が一致しない場面をよく見ます。悪気の有無だけで終わらせず、話しやすい距離や座席に変えることも立派なレッスン調整です。
初心者が避けたい考え方や行動
足を組んだ瞬間に嫌われていると決めつける
姿勢だけでは講師の気持ちは分かりません。返事、質問、訂正、待ち方まで含めて判断しましょう。
講師の足元ばかり見て会話を止める
気になるときは我慢し続けず、椅子の位置や教材の置き方を一度変えます。環境を調整すれば、相手の姿勢を監視せず会話へ戻りやすくなります。
文化の違いだからとすべて我慢する
文化差や個人差は、講師の意図を決めつけないための手がかりです。しかし、受講生が緊張して英語を話せない状態を我慢する理由にはなりません。非言語的な違いを広く整理したい場合は、外国人英会話講師との文化の違いに戸惑うときの受け止め方をご覧ください。
一度の姿勢だけで講師変更を決める
まず座席を調整し、可能なら希望を伝えて変化を見ます。それでも威圧感のある態度が続き、質問や聞き返しができないなら、スタッフへの相談や講師変更を考えてよいでしょう。
体験レッスンでは「安心して話し続けられるか」を見る
体験レッスンでは、講師の座り方が理想どおりかだけでなく、間違えても待ってもらえるか、質問を受け止めてもらえるか、希望を伝えると柔軟に調整してもらえるかを確認します。
英語が得意であることと、大人初心者が話しやすい場を作ることは別の能力です。姿勢に少し違和感があっても、相談によって話しやすくなるなら、相性を確かめる材料になります。反対に、希望を伝えても否定される、緊張が強くなる状態が続くなら、別の講師を試すことも自然な調整です。
レッスン中に確認や希望を伝える短い表現は、英会話レッスンで使える英語表現一覧で確認できます。また、身体的な距離そのものが近く感じる場合は、英会話講師との距離が近いときの伝え方も参考になります。
講師が足を組んでいるときは、すぐに失礼・偉そうだと決めつけず、表情、声、質問、フィードバックを合わせて見ます。それでも気になって話す量が減るなら、椅子の距離や向きを変え、必要に応じて教室スタッフへ相談しましょう。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。



