担当の英会話講師が退職・休職したら?学習を引き継ぐ方法

担当の英会話講師が変わるときに学習内容を引き継ぐ場面

担当の英会話講師が退職・休職すると聞くと、「また最初から説明し直すの?」「今までの進め方が途切れそう」と不安になることがあります。特に、ようやく質問しやすくなった大人初心者にとって、講師の変更は小さくない出来事です。

ただし、講師が変わっても、目標・教材の進度・よく直される点・希望するレッスン方法を引き継げれば、学習をゼロからやり直す必要はありません。教室の記録と自分の短いメモを組み合わせ、新しい講師との最初の1〜2回を「再調整の時間」と考えましょう。

まず教室へ確認したい5つのこと

退職・休職の理由を詳しく聞くよりも、自分のレッスンがどう続くかを確認するほうが大切です。教室によって仕組みは異なるため、次の点をスタッフへ尋ねてください。

  • 後任講師は決まっているか、複数の候補を試せるか
  • 教材のページやレッスン記録が後任へ共有されるか
  • 目標、苦手分野、訂正方法などの希望が引き継がれるか
  • 予約日時・指名料・担当制などに変更があるか
  • 前任講師との最終レッスンで引き継ぎを確認できるか

後任が自動的に決まる教室も、受講者が選べる教室もあります。どちらが正しいという話ではありません。今までの安心感を優先したいのか、別の教え方も試したいのかをスタッフへ伝えると、候補を提案してもらいやすくなります。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

長く一緒に学んだ講師が変わると、不安になるのは自然なことです。ただ、上達は講師一人の中に保存されているのではありません。以前より話せること、質問できること、ノートに残したことは、すべて学習者ご本人の中に残っています。

前任講師と確認できるなら、最後に3点だけ聞く

最終レッスンがある場合は、細かな評価表を作ってもらおうとせず、次の3点を確認すれば十分です。

  1. できるようになったこと:以前より答えを広げられる、聞き返せるなど
  2. 次に優先すること:過去形、発音、質問を返す練習などから1つ
  3. 合っていた進め方:訂正は会話後、写真から話す、教材を少しずつ進めるなど

前任講師へ直接確認できない場合でも問題ありません。レッスンノートや教材を見返し、自分で分かる範囲だけ書き出します。「正確な分析」より、新しい講師が最初のレッスンを組み立てる材料があることが重要です。

新しい講師へ渡す「1枚の引き継ぎメモ」

新しい英会話講師と目標や苦手分野を引き継ぎシートで確認する大人初心者
目標・現在地・希望を1枚にすると、新しい講師との相談が具体的になります。

メモは長い学習履歴ではなく、次の5項目を1〜2行ずつで構いません。

項目メモ例
目的海外旅行で簡単な会話をしたい
現在の教材初級教材のUnit 6まで
できること近況を2〜3文で話せる
困っていること質問を聞き取れても返事がすぐに出ない
希望話し終わってから、大きな間違いを1つ直してほしい

目標がまだ曖昧なら、「英会話講師へ学習目的を伝える方法」を参考に、使いたい場面から整理できます。訂正の希望は、英会話の間違いはどこまで直してもらう?も役立ちます。

新しい講師との初回レッスンは「確認の回」にする

初回から前任講師と同じテンポになるとは限りません。最初の10分ほどでメモを共有し、短い会話や教材を試した後、次回の進め方を決めます。

前の先生とは、この教材を使っていました。会話を止めず、最後に大きな間違いを1つ直していただく進め方が合っていました。今日少し試して、次回からの進め方を相談できますか。

英語で伝えたい場合も、全部を英訳する必要はありません。たとえば、We used this book.Please correct one important mistake after I finish.のように、必要な部分だけ短く伝えれば十分です。難しければ日本語でスタッフへ相談し、講師との間をつないでもらいましょう。

前任講師との違いは、すぐに良し悪しと決めない

新しい講師の質問、待ち時間、訂正方法が違うと、初回は話しにくく感じることがあります。しかし「違う」と「合わない」は同じではありません。2〜3回で慣れる部分もあるため、次の観点で確認します。

  • 自分が話す時間を確保できているか
  • 分からないときに質問できる雰囲気があるか
  • 説明が今のレベルに合っているか
  • レッスン後に次の課題が分かるか

一方、毎回強い緊張が続く、希望を伝えても進め方が変わらない、質問しづらい状態が続く場合は、スタッフへ再調整を相談して構いません。講師との相性を見る基準は、英会話教室の講師と相性が合わないときの確認ポイントで整理しています。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

講師が変わった直後は、前の先生との比較ばかりになりがちです。まずは「今日、自分が話しやすかった場面」を一つ見つけてください。その材料を新しい講師へ伝えることも、レッスンを一緒に作る大切な練習です。

避けたいのは、何も言わずに以前と同じ進め方を待つこと

教室に記録があっても、受講者が何を大切にしていたかまですべて伝わるとは限りません。また、前任講師のやり方を完全に再現することが最善とも限りません。

「前と同じにしてください」だけでなく、「会話を止めずに最後に直してほしい」「旅行の質問練習を続けたい」のように、役立っていた要素を具体的に伝えましょう。希望を伝えることは講師を評価する行為ではなく、レッスン設計に参加することです。

まとめ|講師が変わっても、学習は続きから始められる

担当講師の退職・休職が決まったら、教室の引き継ぎ方法を確認し、目標・教材・できること・困りごと・希望を1枚に整理します。新しい講師との初回は、結果を急ぐ回ではなく、今後の進め方を一緒に調整する回と考えてください。

講師の変更は残念な出来事である一方、自分に合う説明や練習方法を言葉にする機会にもなります。マンツーマンレッスンの仕組み全体を知りたい方は、マンツーマン英会話とは?もご覧ください。

これから教室を選ぶ方は、体験レッスンで「講師が変わる場合、教材や学習目標はどう共有されますか」と確認してみましょう。b わたしの英会話では、日本人コンシェルジュへの相談も含め、今の目標と生活に合うレッスンの進め方を一緒に整理できます。

講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。

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