英会話レッスンで、前回話した目標をもう一度聞かれた、終わったページを最初から確認された、同じ講師なのに宿題や訂正内容が伝わっていなかった。そんなとき、「私のことを覚えてもらえていないのかな」と寂しく感じることがあります。
結論から言うと、講師がすべてを記憶していることと、学習が継続していることは同じではありません。大切なのは、前回・今回・次回の内容を、講師の記憶だけに頼らず確認できる仕組みがあることです。まずレッスン冒頭で短く前回を共有し、同じことが続くなら教室の記録方法や講師間の引継ぎをスタッフへ確認しましょう。
講師が前回の内容を覚えていないように見える理由
英会話講師は複数の受講者を担当しています。同じ教材や似たテーマを扱うことも多く、細かな会話まで毎回覚えているとは限りません。また、自由予約制では前回と違う講師になるため、記録があってもレッスン前に確認できる時間や共有範囲が教室によって異なります。
一方で、記憶の問題ではなく、理解度を確かめるために同じ質問をしている、復習として前回のページへ戻っている場合もあります。最初から「講師が自分に関心を持っていない」と決めつけず、何が伝わっていなかったのかを具体的に見ます。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
「覚えていない」を3つに分けて確認する
| 伝わっていない内容 | 確認したいこと |
|---|---|
| 教材の進度 | 終わったページ、宿題、次回の開始位置が記録されているか |
| 学習上の希望 | 話す速度、訂正方法、目的などが講師へ共有されているか |
| 個人的な会話 | 学習に必要な情報か、単に会話で話した出来事か |
旅行へ行った話や好きな映画など、フリートークの細部は忘れられることがあります。しかし、教材の進度や「訂正は会話のあとにしてほしい」といった希望が毎回伝わらないなら、教室の共有方法を確認する価値があります。
レッスン冒頭の1分で前回をつなぐ
最初の1分で、前回・今日・次回の3点を簡単に確認します。長い説明は必要ありません。
- 前回:何を練習したか
- 今日:続きか、復習か、別の希望か
- 次回:今日の終わりに何を記録するか
前回は教材の25ページまで進み、旅行について質問する練習をしました。今日はそこから続けたいです。
英語なら、Last time, we finished page 25. I’d like to continue from there today.(前回は25ページまで終わりました。今日はそこから続けたいです)程度で十分です。英語で説明することが負担なら、教材のページや自分のメモを見せても構いません。
自分用の記録は3項目だけでよい
受講者が詳細な授業記録を毎回作る必要はありません。レッスン後に次の3項目だけ残せば、次回の導入に使えます。
- 今日できたことを一つ
- 次に練習したいことを一つ
- 教材のページまたは宿題
たとえば「ホテルで希望を言えた」「過去形の質問を練習したい」「32ページの会話を音読」といった短いメモです。講師が変わったときにも、自分の学習を説明しやすくなります。
教室側の共有記録も確認する

同じ説明を毎回繰り返す場合は、スタッフへ次の点を確認します。
- 教材の進度はどこへ記録されるか
- 宿題や次回の課題は講師間で共有されるか
- 受講者の目標やレッスン希望を登録できるか
- 講師がレッスン前に記録を確認する運用があるか
- 受講者自身が記録を見返せるか
前回の教材ページと宿題が次の講師へ伝わらないことが続いています。教室では、レッスン内容をどのように記録・共有していますか。
教室によって記録方法は異なります。紙のカルテ、予約システム、講師用メモなど、形式よりも「次のレッスンで実際に使われているか」を確認しましょう。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
同じ講師でも毎回違う講師でも、必要な記録は同じ
同じ講師を継続して受けると、会話の流れや苦手な点を理解してもらいやすい利点があります。ただし、休暇や退職などで担当が変わることはあります。毎回違う講師なら、多様な英語に触れられる一方、共有記録がより重要になります。
どちらが上達しやすいかは、担当形式だけで決まりません。自分の目標、教材の進度、前回のフィードバックが次へつながるかを見てください。形式の比較は、同じ講師と違う講師はどちらが上達しやすいかで詳しく整理しています。
スタッフへ相談したい目安
- 教材の同じ箇所を何度も最初から行う
- 宿題を出した講師と次の講師で認識が違う
- 伝えたレッスン希望が毎回リセットされる
- 講師が変わるたびに長い自己紹介で時間を使う
- 記録について尋ねても仕組みが分からない
相談では「覚えていない講師が悪い」とするより、「前回の32ページから続けたいが、3回連続で進度が共有されていなかった」のように事実を伝えます。そのうえで、記録の確認、担当講師の固定、予約メモの利用など、教室で可能な方法を一緒に探します。
初心者が避けたい3つの考え方
覚えてもらえないのは自分の英語が印象に残らないから
講師が細かな会話を忘れることと、英語力や人としての魅力は関係ありません。学習に必要な内容がつながっているかを基準にしましょう。
毎回違う講師なら最初からやり直すしかない
共有記録と短い冒頭確認があれば、講師が変わっても続きを練習できます。自由予約制を選ぶときは、引継ぎの仕組みも確認してください。
全部自分で記録しなければいけない
自分用メモは上達確認にも役立ちますが、教室が提供する記録や相談体制も利用しましょう。担当講師が退職・休職した場合の引継ぎは、担当の英会話講師が退職・休職したときの学習の引継ぎ方法も参考になります。
体験レッスンで確認したいこと
これから英会話教室を選ぶ方は、「毎回違う講師になった場合、前回の教材ページや希望はどのように共有されますか」と質問してみてください。講師の選択制度だけでなく、レッスン記録を誰が残し、誰が確認できるかまで聞くと実際の継続性が見えます。
必ず同じ講師を選べることだけが正解ではありません。担当が変わっても学習がつながり、困ったときにスタッフへ相談できる教室なら、大人初心者も安心して続けやすくなります。
まとめ|講師の記憶ではなく、学習をつなぐ仕組みを見る
英会話講師が前回の内容を覚えていないように感じたら、まず教材の進度、学習希望、フリートークの内容を分けて考えましょう。レッスン冒頭で前回・今日・次回を短く確認すると、会話を早く本題へ戻せます。
同じ説明が何度も必要になるなら、受講者だけで抱えず、教室の記録と共有方法をスタッフへ確認してください。良い継続性は、講師一人の記憶力ではなく、受講者・講師・スタッフが次の練習を確認できる仕組みから生まれます。




[…] 教室側に受講記録があっても、すべての細かな希望まで伝わっているとは限りません。自分でも短いメモを持っておくと、担当講師が変わった日にもレッスンをつなげられます。詳しくは英会話講師が前回の内容を覚えていないときの記録と相談方法も参考にしてください。 […]