英会話レッスンで最近のニュースについて聞かれると、「内容を正確に説明しなければ」「難しい社会問題について意見を言わなければ」と身構えてしまう方もいるでしょう。しかし、大人初心者のフリートークでは、ニュースを詳しく要約する必要はありません。
まずは何があったかを一文、どう感じたかを一文、講師への質問を一つ用意すれば、会話は始められます。この記事では、英会話レッスンで最近のニュースを無理なく話すための準備と、短い会話の広げ方を紹介します。
先に結論|ニュースは「事実・感想・質問」の3つで話す
レッスン前に、次の3点だけメモしておきましょう。
- 事実:何があったのかを短く言う
- 感想:自分がどう感じたかを加える
- 質問:講師はどう思うかを聞く
I read some news about a new park in the city.
街に新しい公園ができるというニュースを読みました。
I think it is good for families.
家族にとってよいことだと思います。
What do you think?
先生はどう思いますか?
この例のニュースを詳しく説明できなくても構いません。「新しい公園」「家族によい」という二つの情報があれば、講師は場所や理由について質問できます。ニュースは知識を披露する題材ではなく、会話を始めるきっかけとして使えます。
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しゅみすけ
(大山俊輔)
ニュースについて話す目的は、難しい意見を言うことではありません。自分が知ったことを短く伝え、相手の考えを聞く。それだけでも、立派な英会話の練習になります。
女性限定・初心者専門の英会話教室を20年以上運営し、大人初心者のレッスンづくりを支援しています。
講師から聞かれやすいニュースの質問
- Have you heard any interesting news recently?
最近、何か興味深いニュースを聞きましたか? - What news have you been following?
どんなニュースを追っていますか? - What do you think about it?
それについてどう思いますか? - Why are you interested in that story?
なぜそのニュースに興味がありますか? - How does it affect you?
それはあなたにどんな影響がありますか?
すべてに長く答える必要はありません。質問が難しければ、I’m not sure, but I found it interesting.(よく分かりませんが、興味深いと思いました)のように、分かる範囲を伝えれば十分です。レッスン中の聞き返しや時間をつなぐ表現は、英会話レッスンで使える英語表現一覧でも確認できます。
レッスンで話しやすいニュースの選び方
自分の生活に近いニュースを選ぶ
地域の新しい施設、交通、天気、健康、働き方、文化、スポーツなど、自分の生活と接点がある話題は感想を作りやすくなります。「自分なら利用する」「家族に関係がある」のように、個人的な一言を足せるものがおすすめです。
一つの出来事だけで説明できるものを選ぶ
背景事情が複雑なニュースは、日本語でも説明に時間がかかります。初心者のうちは、誰が・何をしたという中心部分を一文で言えるニュースから始めましょう。すべての固有名詞や数字を覚える必要はありません。
話したくない話題は無理に選ばない
政治、事件、災害などは重要なニュースですが、英会話レッスンで必ず扱う必要はありません。気持ちが重くなるテーマや、自分の考えを話したくないテーマは避けても大丈夫です。講師に話題を提案された場合も、Could we talk about a different topic today?(今日は別の話題にしてもよいですか?)と伝えられます。
レッスン前のメモは日本語と英語を1行ずつ

メモは原稿ではなく、会話の入口です。次のように短く準備します。
- 事実:A new train station opened near my town.
- 感想:I’m happy because it will be convenient.
- 質問:Do you use trains often?
日本語で長い感想を書いてから全文を英訳すると、難しい単語や文法が必要になります。先に「便利」「うれしい」「少し心配」のような短い感想を選び、知っている英語で文にしましょう。
最初の短い答えから情報を一つずつ加える
段階1|ニュースを一文で示す
I saw some news about a new library.
新しい図書館についてのニュースを見ました。
段階2|自分との接点や感想を足す
It will open near my office. I want to visit it.
職場の近くに開館します。行ってみたいです。
段階3|講師へ質問を返す
Do you often go to libraries?
先生はよく図書館へ行きますか?
質問を返すと、ニュースそのものから講師の経験へ話題が移ります。自分が詳しく説明し続けなくても、自然な会話の往復を作れます。フリートーク全体のテーマを探したい方は、初心者向けフリートークの話題一覧もご覧ください。
初心者向けの短い会話例
Teacher: Have you heard any interesting news recently?
講師:最近、何か興味深いニュースを聞きましたか?
Student: Yes. I read some news about a new park in my city.
Teacher: Oh, really? When will it open?
Student: Next spring. I think it will be good for families.
Student: Are there many parks in your hometown?
生徒:はい。私の街の新しい公園についての記事を読みました。
講師:そうなんですね。いつ開園しますか?
生徒:来年の春です。家族にとってよいと思います。
生徒:先生の地元には公園がたくさんありますか?
分からない追加質問が来たら、I don’t know the details.(詳しいことは分かりません)と言って構いません。知らないことを正直に伝えたうえで、自分が知っている情報へ戻ることも会話力です。
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しゅみすけ
(大山俊輔)
講師が知らないニュースを選んでも大丈夫です。むしろ相手が知らないからこそ、「何があったのか」を簡単な英語で伝え、質問に答える実践的な練習になります。
完璧な英語より、知っている英語で伝え、分からない部分を講師と一緒に整えることを大切にしています。
レッスンで講師に相談したいこと
- 自分のメモが自然な英語になっているか
- より簡単な言い方にできるか
- 感想をもう一文加えるなら何が言えるか
- 講師なら同じニュースについてどう質問するか
- 次回もう一度使える表現はどれか
英語が得意なことと、初心者が言いたいことを簡単な英語へ整えることは別の能力です。講師には正解だけでなく、「今の自分が使える短い言い方」も聞いてみましょう。マンツーマンで自分の関心に合わせて練習する方法は、マンツーマン英会話とは?で詳しく紹介しています。
初心者が避けたい3つの準備
記事全体を英訳する
長い原稿を作るほど、読むことに集中して講師とのやり取りが減ります。中心となる事実一つと感想一つに絞りましょう。
難しい専門用語を全部覚える
固有名詞や専門用語が出なければ、a new service、a local event、a health problemのように、広い基本語へ置き換えられます。
正しい意見を言おうとする
ニュースには一つの正解がないことも多くあります。I’m not sure.、I need more information.も自然な反応です。考えがまとまっていないこと自体を英語で伝えて構いません。
まとめ|ニュースを一つ選び、3行だけ準備する
英会話レッスンで最近のニュースを話すときは、詳しい要約や難しい議論から始める必要はありません。
- 何があったかを一文で言う
- 自分の感想を一文加える
- 講師へ質問を一つ返す
- 分からないことは分からないと伝える
- 講師と一緒に簡単な言い方へ整える
次のレッスン前に、気になったニュースを一つだけ選び、事実・感想・質問を1行ずつ書いてみてください。その3行が、ニュースを「読む題材」から「自分が話せる題材」へ変える入口になります。
レッスンで実際に試してみたい方へ
b わたしの英会話は、英語が初めて・久しぶりという大人女性のためのマンツーマン英会話教室です。ご自身が関心を持ったニュースや日常の出来事も、レベルに合わせて短い英語へ整えながら練習できます。



