英会話教室では難しい英単語を覚えなくても大丈夫?大人初心者が基本語を優先する理由

英会話教室で難しい単語を使わず簡単な英語で話す大人女性

英会話教室のレッスンで、言いたい内容は頭にあるのに「ぴったりの英単語が出てこない」と止まってしまうことがあります。特に大人の初心者ほど、「もっと難しい単語を覚えてから話さなければ」と考えがちです。

けれども、英会話教室で最初に増やしたいのは、難しい英単語の数ではありません。すでに知っている基本語を使って、自分のことを短く伝える力です。この記事では、20年以上大人の初心者を見てきた英会話教室の現場から、後回しにしてよい難語と、先に使えるようにしたい基本語を整理します。

結論|英会話教室では「知っている難語」より「使える基本語」を優先する

大人の英会話初心者は、次の順番で語彙を増やすのがおすすめです。

  1. 自分がレッスンでよく話す基本語を使えるようにする
  2. 難しい一語が出ないときに、簡単な英語で説明する
  3. 仕事や趣味で本当に必要な専門語だけを足す

例えば、purchase が出なくても buyreside が出なくても livecommence が出なくても start で、多くの日常会話は十分に伝わります。

難しい単語を「覚えてはいけない」という話ではありません。まずは、見れば分かる語彙よりも、口から出せる語彙を優先するということです。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

単語帳で知っている語が増えても、レッスン中に使えなければ会話は止まります。まずは、昨日のことを基本語だけで3文話せるかを試してみましょう。

初心者が後回しにしてよい難しい英単語の例

次のような語は読解では役立ちますが、英会話教室の最初の段階では、右側の基本語を自分から使えれば十分です。

後回しにしてよい語 先に使いたい基本語 初心者向け例文
purchase buy I bought a new bag.
新しいバッグを買いました。
reside live I live in Yokohama.
横浜に住んでいます。
commence start I started English lessons last month.
先月、英会話レッスンを始めました。
utilize use I use this app every day.
このアプリを毎日使います。
inquire ask I asked my teacher a question.
先生に質問しました。
obtain get I got a new job.
新しい仕事に就きました。
approximately about It takes about 20 minutes.
20分くらいかかります。
sufficient enough I don’t have enough time.
十分な時間がありません。
assist help My friend helped me.
友人が助けてくれました。
consume eat / drink / use I drink a lot of water.
私は水をたくさん飲みます。

左側の語にも使われる場面はあります。ただし、初心者が自分の日常や週末について話すとき、無理に難語へ置き換える必要はありません。英会話では、相手に伝わり、次のやり取りへ進めることが先です。

英会話教室で先に使えるようにしたい3種類の言葉

1.自分の生活を話す基本動詞

be / have / do / get / make / take / go / come / give / know / want / say / tell / talk / ask / work / useなどです。基本動詞は意味が広く、知っている名詞や前置詞と組み合わせれば、多くの内容を表せます。

基本動詞をレッスンで使う練習は、英会話教室で最初に覚えたい基本動詞20選でも紹介しています。

2.場所・時間・方向を足す前置詞

in / on / at / to / from / for / with / aboutなどです。基本動詞だけの短い文にも、場所や時間を一つ足せば、自分らしい情報になります。

I work.(働いています)から、I work at a hospital.(病院で働いています)のように広げられます。詳しくは英会話教室で最初に使いたい前置詞10選をご覧ください。

3.会話をつなぐ短い言葉

and / but / because / soなどです。長い一文を作ろうとせず、短い文をつなぐだけで話は広がります。

I was tired, but I enjoyed the lesson.
疲れていましたが、レッスンは楽しかったです。

英語の文を作る骨格そのものは、be-rize.comの日常英会話で自分のことを話す英文法10選で詳しく確認できます。

難しい一語が出ないときは、簡単な英語に分ける

難しい一語を簡単な英語に分けて会話を続ける3ステップ
一語を思い出すより、知っている英語に分けると会話を続けやすくなります。

例えば「炊飯器」という英単語が出ないとします。そこで黙り込む代わりに、次の三つの型を使えます。

  • It is a machine.
    機械です。
  • You use it to cook rice.
    ご飯を炊くために使います。
  • It is like a pot.
    鍋のようなものです。

正解の一語を当てるクイズではありません。相手が分かれば、その説明自体が立派な英会話です。

講師との短い会話例

Teacher: What did you buy last weekend?
週末に何を買いましたか?

Student: I bought a machine for cooking rice.
ご飯を炊くための機械を買いました。

Teacher: Oh, a rice cooker?
ああ、炊飯器ですか?

Student: Yes, a rice cooker! It is small and easy to use.
はい、炊飯器です!小さくて使いやすいです。

この会話では、生徒が最初から rice cooker を知っている必要はありません。簡単に説明した結果、講師から必要な単語を教えてもらえます。これこそ英会話教室を活用するメリットです。

しゅみすけ<br>(大山俊輔)

講師から新しい単語を教わったら、その場でもう一度、自分の文で使ってみてください。「分かった」で終えずに一回使うと、次のレッスンでも出やすくなります。

難しい単語も覚えた方がよい3つのケース

基本語を優先してよいからといって、すべての難語が不要なわけではありません。

  • 仕事の専門用語:職種や業界で誤解なく伝える必要がある語
  • 自分が何度も話すテーマの語:趣味、病気、家族、旅行などで頻繁に使う語
  • 相手の話を理解するための語:自分では使わなくても、聞けば分かるようにしたい語

仕事で難しい語をどこまで使うかは、仕事で英語を話すときに難しい単語は必要?も参考になります。

次のレッスン前に用意するメモ

単語を100個覚えるより、次のメモを一枚作ってみましょう。

  1. 次回話したい出来事を一つ決める
  2. Iで始まる短い文を3文書く
  3. 分からない一語に丸をつける
  4. It is… / You use it to… / It is like…で言い換える
  5. レッスンで「もっと自然に言うと?」と講師に聞く

単語帳の使い方を見直したい方は、英語の学び直しに単語帳は必要?会話につながる覚え方も合わせてご覧ください。

まとめ|英会話教室では基本語を何度も使おう

英会話初心者が優先したいのは、難しい単語を大量に覚えることではありません。基本動詞、前置詞、短い接続語を組み合わせ、自分のことを伝えることです。

次のレッスンでは、難しい一語が出なくても止まらず、It is… / You use it to… / It is like…のどれか一つを使ってみてください。完璧な一語を知らなくても、会話は続けられます。

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