英会話レッスンを受けていて、「教材が簡単すぎて練習にならない」「講師の英語が難しくて、ほとんど話せない」と感じることがあります。しかし、講師へ失礼になりそうで言い出せない方も少なくありません。
難易度が合わないときは、我慢する必要はありません。簡単・難しいという感想に加えて、どこが合わないかと、次に試したい調整を一つ伝えるのが相談のコツです。
先に結論|「どこが合わない+こうしたい」で相談する
最初は、次の短い英語だけでも十分です。
- This is a little easy for me. Can we try the next level?
これは私には少し簡単です。次のレベルを試せますか? - This is a little difficult for me. Can we go more slowly?
これは私には少し難しいです。もう少しゆっくり進められますか? - I understand the grammar, but I need more speaking practice.
文法は理解できますが、もっと話す練習が必要です。
a littleを入れると、強く否定せず穏やかに相談できます。
「ちょうどよい難しさ」の目安
レッスン中にすべて理解できることだけが正解ではありません。次の状態なら、適度な負荷がかかっている可能性があります。
- 講師の質問を大まかに理解できる
- 少し考えれば短く答えられる
- 知らない表現が数個あり、説明後に使える
- 講師の助けがあれば会話を続けられる
- レッスン後に一つか二つ復習したい点が残る
しゅみすけ(大山俊輔)
難しいレッスンを我慢し続けることが努力ではありません。少し考えれば答えられ、講師の助けがあれば会話を続けられる程度が、初心者には練習しやすい難しさです。

レッスンが簡単すぎるときに確認すること
教材を早く終えられるだけで、すぐにレベルが低いとは限りません。次のどこが物足りないのかを確認します。
- 扱う単語や文法をすでに知っている
- 質問が毎回同じで、答えを考える必要がない
- 教材の問題は解けるが、自分で話す時間が少ない
- 講師からの追加質問や訂正がほとんどない
簡単すぎるときの相談英語
- I already know these words.
これらの単語はすでに知っています。 - Can we try a more difficult exercise?
もう少し難しい練習を試せますか? - Can you ask me more questions?
もっと質問してもらえますか? - Can we use this grammar in conversation?
この文法を会話で使えますか? - I want to speak without looking at the book.
本を見ずに話したいです。
教材を一冊先へ進める前に、「同じ内容で例文を自分用に変える」「追加質問へ答える」「ロールプレイをする」といった深め方も試せます。
レッスンが難しすぎるときに確認すること
難しい原因は、英語力全体とは限りません。次のように分けると相談しやすくなります。
- 速さ:講師の話す速度についていけない
- 語彙:知らない単語が多い
- 教材:本文や設問を読むだけで時間がかかる
- 質問:何を答えればよいか分からない
- 待ち時間:考える前に講師が答えを言ってしまう
難しすぎるときの相談英語
- Could you speak a little more slowly?
もう少しゆっくり話してもらえますか? - Could you use simpler words?
もっと簡単な単語を使ってもらえますか? - Can we do one example together?
例を一つ一緒にできますか? - Please give me a little more time to answer.
答える時間をもう少しください。 - Can we review the previous lesson first?
最初に前回のレッスンを復習できますか?
講師との短い会話例
簡単すぎる場合
Student: This exercise is a little easy for me.
この練習は私には少し簡単です。
Teacher: Would you like to try a more difficult one?
もっと難しいものを試したいですか?
Student: Yes. Or can we practice the same expressions in conversation?
はい。または、同じ表現を会話で練習できますか?
難しすぎる場合
Student: I understand some words, but the questions are difficult for me.
単語はいくつか分かりますが、質問が私には難しいです。
Teacher: Shall I use simpler questions?
もっと簡単な質問を使いましょうか?
Student: Yes, please. And please give me time to answer.
はい、お願いします。それから、答える時間をください。
言葉が出ないときは、症状を短く伝える
「レッスンの難易度が自分の習熟度に適合していません」のような難しい英語は不要です。何が起きているかを、基本語で分けます。
- You speak fast. I miss some words.
話すのが速くて、いくつかの単語を聞き逃します。 - I know the answer, but I need more time.
答えは分かりますが、もう少し時間が必要です。 - I can read this, but I can’t talk about it.
これは読めますが、それについて話せません。 - I finished this quickly. Can we practice speaking?
これはすぐ終わりました。話す練習ができますか?
短い事実を二つ並べるだけでも、講師は調整点を理解できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
20年以上教室を運営していると、レベルそのものより、話す速さや待ち時間を少し変えるだけで表情が明るくなる方を多く見ます。何を変えるかは、一度に一つで十分です。
講師へ相談するタイミング
相談しやすいのは、レッスンの最初か最後です。開始時なら、その日の内容をすぐ調整できます。
- Before we start, can I ask you something?
始める前に、一つ聞いてもよいですか? - Can we try this way today?
今日はこの方法を試せますか? - Today was a little difficult for me.
今日は私には少し難しかったです。
次回の希望を伝える表現は、英会話講師へ学習目的を伝える方法でも整理しています。
一度のレッスンで一つだけ変えて試す
教材、講師、レベル、進め方を同時に変えると、何が合ったのか分かりにくくなります。まず次回の一回だけ、次のうち一つを試しましょう。
- 講師の話す速度を落としてもらう
- 質問を簡単にしてもらう
- 答える待ち時間を増やしてもらう
- 教材問題を減らし、会話を増やす
- 同じ教材で追加質問を増やしてもらう
話す時間を増やしたい方は、英会話レッスンで自分から話す量を増やす方法も参考にしてください。
講師へ伝えても合わないときは教室へ相談する
数回調整しても改善しない場合は、カウンセラーや受付へ相談します。レベル変更、教材変更、講師変更など、教室側で調整できることがあります。
入会時のクラスやレベル変更の考え方は、英会話教室のレベル分けとは?で確認できます。講師との相性も気になる場合は、英会話教室の講師の選び方もご覧ください。
レッスン前の準備メモ
次の3行をメモしておくと、相談が短くまとまります。
- 困った場面:講師の質問が聞き取れない
- 原因の予想:速さと知らない単語が多い
- 次回試すこと:Please speak more slowly.
レッスン後には、調整によって話しやすくなったかを一言記録します。全体の振り返りには、英会話の上達を月単位で振り返る方法も使えます。
まとめ|「難易度」ではなく変えてほしい点を一つ伝えよう
レッスンが簡単すぎる・難しすぎると感じたら、まず速度、語彙、教材、発話量、待ち時間のどこが合わないかを考えます。そのうえで、次回に試したい調整を一つ講師へ伝えましょう。
次のレッスンでは、This is a little easy for me. または This is a little difficult for me. の一文から始めてみてください。相談することは失礼ではなく、レッスンを上達につなげるための大切なやり取りです。




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