口コミや星評価が高い英会話講師なのに、自分は話しにくい、上達につながる感じがしない——それはおかしなことではありません。高評価は「多くの人に支持された」という情報であり、今の自分のレベル・目的・希望する教え方に合う保証ではないからです。
人気講師に合わないと感じても、自分の受け方が悪いと決めつける必要はありません。評価した人との条件差を確認し、自分のレッスン内で起きていることを基準に、希望を伝えるか、別の講師を試すか判断しましょう。
高評価でも自分に合わない理由
- 評価者と英語レベルが違う
- フリートークを好む人と、教材で学びたい人がいる
- 訂正を多く望む人と、会話を止めたくない人がいる
- 講師のテンポが中上級者には心地よくても、初心者には速い
- 旅行・仕事・資格など学習目的が異なる
- 人気のため予約が取りにくく、継続しにくい
「説明が詳しい」という口コミも、短く簡単な説明を望む初心者には情報量が多すぎる場合があります。同じ特徴が、ある人には長所、別の人には負担になります。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
口コミを見るときは評価者との条件差を確認する
| 口コミの言葉 | 自分に置き換えて確認すること |
|---|---|
| テンポがよい | 考える時間を十分にもらえるか |
| 会話が盛り上がる | 自分の発話量も増えるか |
| 細かく直してくれる | 訂正で緊張しすぎないか |
| 説明が詳しい | 初心者にも簡単に言い換えるか |
| 話題が豊富 | 自分の目標に必要な練習ができるか |
星の平均だけでなく、具体的に何が評価されているかを読みます。その特徴が自分の希望と一致しているかを見ると、人気に引っ張られにくくなります。
自分のレッスン体験を4項目で確認する

- 発話量:自分が話す時間は増えたか
- 待ち方:急かされず考えられたか
- 訂正:量とタイミングが自分に合ったか
- 目標:必要な場面の練習へ近づいたか
「有名だから」「予約が埋まるから」ではなく、レッスン後の自分にどんな変化があったかを見ます。以前より一文長く答えられた、質問を返せた、次回の課題が分かったなら、緊張していても学びは進んでいる可能性があります。
まず一つだけ希望を伝えてみる
人気講師はさまざまな生徒へ対応しているため、初回だけでは自分の希望を把握できない場合があります。次のレッスンで一つ具体的に伝え、調整されるか確認しましょう。
「答えを考える時間を、もう少し待っていただけますか?」
「間違いは、話し終わってから二つほど教えてほしいです。」
「今日は私が話す時間を増やしたいです。短い質問を多めにお願いできますか?」
希望を伝えた後に、講師が説明し、実際の進め方を変えられるなら、最初の違和感は調整できる可能性があります。
高評価の講師を続けてよい場合
- 希望を伝えると進め方を調整してくれる
- 緊張はするが、発話や理解に具体的な変化がある
- 自分の目標に合う課題を提案してくれる
- 数回受けると待ち方や訂正が合ってきた
- スタッフを含めて目標を共有できる
初回の緊張と相性の不一致は同じではありません。希望を共有した後の2〜3回を見て判断すると、単なる慣れの問題か、継続的なズレかを分けやすくなります。
別の講師を試してよい場合
- 希望を伝えても話す速度や訂正方法が変わらない
- 講師の話す時間が長く、自分の発話量が増えない
- 目的と関係の薄いレッスンが続く
- 人気のため予約できず、学習の間隔が空く
- 高評価を気にして毎回我慢している
別の講師を選ぶことは、高評価を否定することではありません。その講師が合う人は多くても、今の自分には別の教え方が必要だというだけです。
スタッフへの相談方法
「人気の先生なのに合いません」だけでなく、困っている行動と希望を伝えます。
- 講師の速度が速く、答える前に次へ進む
- 訂正が多く、一文を最後まで話せない
- 旅行会話を希望したが、雑談が中心になっている
- 同じ時間帯で、初心者を待つのが上手な講師を試したい
スタッフは評価の高低だけでなく、教え方、得意分野、予約状況を踏まえて候補を提案できます。星の数が少し低くても、自分の条件に合う講師の方が継続しやすい場合があります。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
初心者が避けたい考え方
合わない自分がおかしいと思う
評価は多数の経験をまとめた情報であり、個人の相性を決めるものではありません。話しにくさには、速度、待ち方、訂正、目的など具体的な理由があります。
星の数だけで次の講師を選ぶ
次は自分の条件を一つ決めて選びます。「初心者への待ち方」「旅行会話」「訂正は少なめ」など、今最も必要な点を優先しましょう。
一度の印象だけで低く評価する
初回は互いの希望が分からないことがあります。安心を損なう問題でなければ、一つ希望を伝え、変化を見てから判断すると公平です。
人気より「自分が話せるか」で選ぼう
高評価の講師が合わないときは、評価者との条件差を確認し、発話量、待ち方、訂正、目標の4項目で自分の体験を振り返ります。希望を一つ伝えてもズレが続くなら、別の講師を試して構いません。
教室全体の口コミの読み方は英会話教室の口コミはどこまで信じる?、講師選びの基準は英会話教室の講師はどう選ぶ?をご覧ください。相談後も合わない場合は、英会話講師との相性が合わないときの確認ポイントも参考になります。
体験レッスンや最初の数回では、人気順位だけでなく、自分がどれくらい話せたか、考える時間があったか、次に練習することが分かったかをメモしてみましょう。その記録が、自分に合う講師を選ぶ最も身近な判断材料になります。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。



