英会話教室へ通い始めたあと、定期カウンセリングの案内を受けても、「何を相談すればよいのだろう」「特に不満はないけれど、参加する意味はある?」と迷うことがあります。まだ英語がうまく話せないと、自分の上達や困りごとをどう説明すればよいか分からない方もいるでしょう。
結論からいうと、入会後の定期カウンセリングでは、できるようになったこと・困っていること・次にできるようになりたいことの3点を相談すれば十分です。英語で話す必要はありません。講師には直接伝えにくいことも含め、スタッフやカウンセラーとレッスンの進め方を調整するための時間として活用しましょう。
英会話教室の定期カウンセリングとは?
定期カウンセリングは、入会前の説明や契約確認とは異なり、通学中の受講状況を振り返る面談です。教室によって名称や頻度は異なりますが、一般的には次のような内容を確認します。
- 最近のレッスンでできるようになったこと
- 講師から見た上達や課題
- 教材・レベル・レッスン内容が合っているか
- 講師との相性や予約の取りやすさ
- 今後数か月の目標と練習内容
入会前の流れや料金・予約制度を確認するカウンセリングについては、英会話教室のカウンセリングでは何をする?聞かれることと確認したい質問をご覧ください。今回扱うのは、入会後にレッスンを軌道修正するための相談です。
定期カウンセリングで相談したい7つのこと
1.以前よりできるようになったこと
最初に、最近できるようになったことを小さくても一つ挙げましょう。「挨拶のあとに質問できた」「聞き取れないときに聞き返せた」「一文で終わらず理由を足せた」などで構いません。
上達は「流暢に話せるようになったか」だけでは測れません。自分では気づかなかった変化をカウンセラーや講師の記録と照らし合わせることで、継続する理由が見えやすくなります。
2.レッスン中に困っている場面
「英語が苦手です」と広く伝えるより、困る場面を具体的にすると調整しやすくなります。
- 講師の質問が聞き取れず、推測で答えている
- 考える時間が足りず、いつも講師が先に話す
- 訂正が多く、会話が止まってしまう
- フリートークの話題が思いつかない
- 教材は分かるが、自分のことを話せない
原因を自分で決める必要はありません。「いつ、何が起きるか」まで伝えれば、話す速度、待ち時間、訂正量、教材と会話の配分などを一緒に考えられます。
3.教材とレベルが今の自分に合っているか
簡単すぎて新しい発見がない、難しすぎて説明を聞くだけで終わる、教材のテーマが自分の目的と合わないと感じる場合は相談しましょう。ページを進めた量だけで判断せず、学んだ表現を自力で使えるかを確認することが大切です。
教材を繰り返すか迷っている方は、英会話教材は何周すればいい?同じ教材を繰り返す目安も参考にしてください。
4.講師との相性や希望
講師の人柄が好きでも、話す速度、説明の量、訂正方法、会話と教材の比率が自分に合わないことはあります。「先生が悪い」と評価する必要はなく、自分が学びやすい条件を伝えれば十分です。
- 質問後にもう少し待ってほしい
- 重要な間違いだけ最後にまとめて直してほしい
- 同じ講師で継続して変化を見てほしい
- 複数の講師で異なる話し方にも慣れたい
講師本人には言いにくい要望をスタッフが共有できることも、定期カウンセリングの利点です。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
5.予習・復習を無理なく続けられているか
仕事や家事が忙しく、提案された予習・復習ができていない場合も、そのまま伝えましょう。できなかったことを責める場ではなく、現実的な量へ調整するための情報です。
「毎日30分」では続かなくても、「レッスン直後に一文だけ残す」「次回前に5分だけ見直す」ならできるかもしれません。学習時間を増やす前に、レッスンと自宅学習がつながる最小単位を決めます。
6.予約・通学で負担になっていること
希望時間に予約できない、仕事の繁忙期に回数を消化できない、校舎やオンラインの使い分けに迷うなど、英語以外の問題も相談対象です。通い方が生活に合わなければ、良い教材や講師がいても継続しにくくなります。
曜日・時間帯・講師・校舎への希望に優先順位をつけ、どこなら柔軟に変えられるかを確認しましょう。
7.次の1〜3か月で目指すこと
「英語を話せるようになる」という長期目標だけでは、次のレッスンで何を練習するか決めにくくなります。定期カウンセリングでは、少し先の具体的な行動へ落とし込みましょう。
- 初対面の相手へ1分間で自己紹介する
- 旅行先のレストランで注文と質問ができる
- 仕事について三つの質問に答えられる
- 分からないときに聞き返して会話を続ける
短期目標が決まれば、教材、会話テーマ、講師からのフィードバックも同じ方向へそろえやすくなります。

カウンセリング前に準備するメモは3行でよい
長い学習記録や反省文を用意する必要はありません。次の3行だけメモしておけば、相談を始められます。
- できたこと:以前より答えを一文足せるようになった
- 困っていること:質問が長いと途中から分からなくなる
- 次の目標:旅行で聞き返しながら会話を続けたい
思いつかない場合は、直近3回のレッスンを振り返り、「楽だった場面」「止まった場面」「もう一度やりたい場面」を一つずつ書くだけでも構いません。月単位の振り返り方は、英会話の上達を月単位で振り返る方法で紹介しています。
カウンセリングで使える質問例
- 講師から見て、以前よりできるようになったことはありますか?
- 今、一番優先して練習したほうがよいことは何ですか?
- 今の教材とレベルは合っていますか?
- 教材とフリートークの割合を変えられますか?
- 講師へ、もう少し待ってもらうよう伝えられますか?
- 次のカウンセリングまでに、何ができればよいですか?
講師本人へ上達度を聞きたい場合は、英会話講師に上達度を聞く方法の質問フレーズも使えます。講師とカウンセラーの両方から見てもらうと、レッスン中の変化と通学全体の課題を分けて確認できます。
不満がなくても定期カウンセリングを受ける意味
大きな困りごとがないと、面談を見送ってもよいように感じます。しかし、順調なときにも「今の方法を続けてよい根拠」「次に伸ばす力」「目標とのずれ」を確認できます。
反対に、不満を限界まで我慢してから相談すると、原因が講師、教材、レベル、予約、学習量のどこにあるのか分かりにくくなります。小さな違和感の段階で伝えるほうが、少ない変更で整えられます。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
まとめ|定期カウンセリングは上達の軌道修正に使う
英会話教室の定期カウンセリングでは、「できたこと・困っていること・次の目標」を相談すれば十分です。教材やレベル、講師との相性、訂正方法、予約、予習・復習まで、レッスンを続けるうえで気になることは相談対象になります。
完璧に整理してから参加する必要はありません。直近のレッスンでうれしかった場面と困った場面を一つずつ伝え、次の1〜3か月で試すことを決めましょう。定期的に小さく軌道修正することで、目的のない消化や長い伸び悩みを防ぎやすくなります。
レッスンの進め方を一緒に整えたい方へ
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