英会話講師から出される宿題が多く、次のレッスンまでに終わらない状態が続くなら、黙って抱え込まずに量と優先順位を相談しましょう。大切なのは、単に「減らしてください」と伝えることではなく、自分が一週間に使える時間を示し、最優先の課題を一つ決めることです。
宿題は多いほど上達するとは限りません。提出することに追われ、内容を理解せずに終わらせたり、未完成を理由にレッスンを休んだりするなら、今の量は学習目的に合っていない可能性があります。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
英会話の宿題が多くなるのはなぜ?
講師が宿題を多く出す背景には、上達を助けたい、レッスン外でも英語に触れてほしい、教材を予定どおり進めたいといった意図が考えられます。講師が、生徒の生活で実際に確保できる時間を知らないこともあります。
- 予習・復習・単語・音読をすべて課題にしている
- 複数の教材から課題が出ている
- できる人向けの追加課題まで必須だと受け取っている
- 講師ごとに宿題が加わり、全体量が共有されていない
- 仕事や家庭の忙しさが講師へ伝わっていない
宿題が多いことだけで、講師の教え方が悪いとは決められません。まず、講師がどこまでを必須と考えているのか、追加練習はどれかを確認しましょう。
「多すぎる」の基準を自分の時間で確認する
課題のページ数ではなく、実際にかかる時間と学習後の状態を見ます。次のような状態が続くなら、調整を相談する目安です。
- 宿題だけで一週間の学習時間を使い切る
- 答えを埋めることが目的になり、内容を振り返れない
- 分からない問題で止まり、会話練習まで進まない
- 寝る時間や仕事に影響する
- 終わらない罪悪感からレッスンへ行きづらくなる
一週間に30分しか取れない人と、毎日30分取れる人では適切な量が異なります。「普通はこれくらい」と比べず、今の生活で繰り返せる量を基準にしましょう。
宿題を3つに分けて優先順位をつける
| 区分 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 必ず行う | 次回のレッスンに必要 | 短い音読、言えなかった英文の言い直し |
| できれば行う | 理解や定着を助ける | 教材の練習問題、単語の確認 |
| 余裕があれば行う | 追加の練習 | 長い作文、別教材、発展問題 |
すべてを同じ重さで扱わず、まず「必ず行う」を一つに絞ります。次回の会話で使える課題を優先すると、宿題とレッスンがつながりやすくなります。
講師と現実的な宿題計画を作る
講師へ相談するときは、次の三点を決めます。
- 一週間に使える時間:無理なく確保できる合計時間
- 最優先の課題:今の目標に最も近い一つ
- 次回の使い方:宿題を会話や振り返りでどう使うか
たとえば「平日は10分を2回ならできます。音読と作文のどちらを優先すべきですか」と聞けば、講師は課題を選びやすくなります。終わらなかった課題を次週へ繰り越すのか、いったん外すのかも確認しておきましょう。
講師へ宿題を減らしたいと相談する例
宿題を活用したいのですが、今の量だと全部を終わらせることに追われてしまいます。一週間に使えるのは30分ほどです。次のレッスンに必要な課題を一つ選んでいただけますか。余裕があるときに行う課題も分けて教えてください。
英語で短く伝えるなら、次のような表現があります。
- I need a little less homework.
- Which task should I do first?
- I have about thirty minutes this week.
- Is this required or optional?
詳しい表現を増やすより、「使える時間」「優先順位」「必須か追加か」を伝えられれば十分です。宿題の内容や期限を確認する場面は、英会話レッスンの宿題について質問する英語でも解説しています。
しゅみすけ<br>(大山俊輔)
終わらなかった宿題は隠さずレッスンへ持っていく
宿題が未完成でも、レッスンを休む必要はありません。できた部分、止まった部分、分からなかった理由を持参すれば、それ自体が講師への学習情報になります。
- どこまで取り組んだか
- どの問題で止まったか
- 時間不足と理解不足のどちらか
- 次回はどの量なら取り組めそうか
その日の伝え方やレッスンの受け方は、宿題を忘れたときの英語とレッスンの受け方も参考になります。
宿題を減らしても上達できる?
量を減らしても、選んだ課題をレッスンで使い、講師からフィードバックを受け、もう一度言い直せるなら学習は続きます。反対に、大量の問題を一度解くだけで次の教材へ進むと、会話で使えるとは限りません。
短い課題でも、次の流れを作りましょう。
- 一文だけ練習する
- 自分の内容に変える
- 次のレッスンで実際に話す
- 訂正された文をもう一度使う
そもそも宿題がどこまで必要か不安な場合は、英会話は宿題をしないと上達しない?をご覧ください。
講師へ伝えても量が変わらないときはスタッフへ相談する
何度か具体的に相談しても同じ量が出される場合は、受付やカウンセラーへ相談しましょう。次の点を伝えると、講師批判ではなく学習設計の相談になります。
- 現在出ている宿題の種類と所要時間
- 一週間に確保できる時間
- 優先したい力や目標
- 量を減らしてもらったあと、次回どう確認してほしいか
複数講師を受講している場合は、課題が重複しないよう教室側で共有できるかも確認しましょう。
初心者が避けたい行動
- 全部終わるまでレッスンを休む
- 答えを写して提出だけ済ませる
- 睡眠や仕事を削って毎週こなす
- 何も伝えず、突然すべての宿題をやめる
- 宿題が多いことを講師の熱意や相性だけで判断する
宿題は、生徒を評価する罰ではなく、レッスンと次のレッスンをつなぐ道具です。今の生活で使えない量なら、道具の大きさを調整して構いません。
体験レッスンでは宿題の方針も確認しよう
教室を検討しているなら、宿題があるかだけでなく、量を相談できるか、必須と追加を分けてもらえるか、次回のレッスンで確認してもらえるかを聞いてみましょう。
大人初心者に合う教室は、理想的な学習量を一方的に求めるのではなく、仕事や家庭の状況を聞きながら、続けられる形へ調整できます。英会話教室での予習・復習全体については、マンツーマン英会話の予習・復習は何をすればいい?もあわせて確認してください。
女性限定・初心者専門の英会話教室を20年以上運営してきた経験からも、宿題を多くこなせる人より、自分に必要な一つを選び、次のレッスンで使える人の方が、学習を生活の中に残しやすいと感じています。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。
講師選び・相性・レッスン調整の悩みをまとめて確認する方は、英会話講師との相性・レッスン調整ガイドをご覧ください。



