英会話教室へ数か月通っているのに、「本当に上達しているのかな」と不安になることはありませんか。毎回のレッスンでは少しずつ話していても、日々の変化は小さいため、自分では気づきにくいものです。
上達を確認するときは、流暢さやテストの点数だけを見ず、1か月前よりできるようになった小さな行動を振り返ります。この記事では、大人の英会話初心者が月末10分で確認したい4項目と、翌月のレッスンへつなげる方法を紹介します。
先に結論|月末に4項目を見て、翌月の行動を一つ決める
毎月、次の4項目を同じ順番で確認しましょう。
- 今月、言えるようになったこと
- 前より楽になったレッスン場面
- 繰り返し詰まった場面
- 来月、一つだけ試すこと
「単語を何個覚えたか」だけでなく、質問を聞き返せた、二文で答えられた、自分から質問できた、といった教室での行動を記録するのがポイントです。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者の上達は、突然ペラペラになる形では見えません。「沈黙が少し短くなった」「前回の表現を一度使えた」という小さな変化の積み重ねです。月単位で見ると、その変化を拾いやすくなります。
「b わたしの英会話」創業者。20年以上、大人の英会話初心者を見てきました。
毎回ではなく「月単位」で振り返る理由
一回の出来不出来に左右されにくい
疲れている日、話題が難しい日、講師の英語が速く感じる日はあります。一回のレッスンだけで上達を判断すると、悪かった印象に引っ張られます。4回前後をまとめて見ると、偶然ではなく傾向を確認できます。
できなかったことだけでなく、できたことが残る
人は詰まった場面を覚えやすく、自然に言えた一文は忘れがちです。月末にノートを見返すと、すでにできるようになったことを確認できます。
振り返り1|今月、言えるようになったことを3つ選ぶ
レッスンノートから、今月実際に口に出せた表現を探します。立派な英文でなくて構いません。
- I went shopping last weekend. と週末について言えた
- Could you say that again? と聞き返せた
- Because… を使って理由を一つ足せた
「知っている」ではなく「会話で一度使った」を基準にします。記録の残し方は、英会話レッスンのノートの取り方も参考にしてください。
振り返り2|前より楽になった場面を探す
英語表現だけでなく、レッスン中の負担が減った場面も上達です。
- 挨拶のあとに一言足せるようになった
- 講師の質問を一度で理解できることが増えた
- 間違えても言い直せるようになった
- Yes/Noのあとに理由を言えるようになった
- 分からないときに笑って終わらせず質問できた
初心者にとって、「会話を続ける行動」が増えたことは重要な変化です。
振り返り3|繰り返し詰まった場面を一つ選ぶ
できなかったことは、反省材料ではなく翌月の練習テーマです。何度も詰まった場面を一つだけ選びます。
| 詰まった場面 | 翌月の準備 |
|---|---|
| 週末を聞かれると一言で終わる | 出来事+感想の二文を用意 |
| 講師の質問が分からない | 聞き返し表現を一つ練習 |
| 訂正文を忘れる | 一文だけ自分の内容に変える |
| 自分から質問できない | 逆質問を一つメモする |
講師の訂正を翌月へ持ち越す方法は、英会話講師からの訂正を覚えられないときの復習法で詳しく紹介しています。

振り返り4|来月の「レッスン行動」を一つ決める
「もっと話せるようになる」ではなく、次のレッスンで実行できる形にします。
- 毎回、答えに理由を一つ足す
- 一度は講師へ逆質問する
- 前回直された一文を使う
- 分からないときは必ず聞き返す
一つなら、レッスン中にも思い出せます。達成できた月は次の行動へ進み、まだ難しければ同じ行動をもう1か月続けて構いません。
月末10分の振り返りシート
ノートの最後やスマートフォンに、次の形で残します。
今月できたこと:週末について二文で答えた/聞き返せた/理由を言えた
楽になった場面:レッスン開始時の雑談
詰まった場面:講師への逆質問
来月の一つ:毎回 What about you? を一度使う
数字を付けたい場合も、単語数ではなく「自分から質問できた回数」「前回の表現を使えた回数」など、レッスン行動を数えると実用的です。
講師にも1か月の変化を聞いてみる
自分では分からない変化を講師が気づいていることがあります。月末のレッスンで短く尋ねてみましょう。
What did I improve this month?
今月、私は何が上達しましたか?What should I focus on next month?
来月は何に集中すればよいですか?Can you give me one goal for next month?
来月の目標を一つ決めてもらえますか?
答えが長くて分からなければ、Just one thing, please.(一つだけお願いします)で絞れます。
しゅみすけ式|難しい自己評価をせず、簡単なIの文で整理する
「流暢性が向上した」「語彙運用力が不足している」と難しく評価する必要はありません。知っている基本語で、自分の変化を3文にします。
I can talk about my weekend now.
今は週末について話せます。I still need time to answer questions.
質問に答えるには、まだ時間が必要です。Next month, I want to ask more questions.
来月はもっと質問したいです。
I can…、I still need…、I want… の3つがあれば、できたこと・課題・次の希望を整理できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
月末の振り返りは、自分に点数を付ける時間ではありません。来月のレッスンで何を一つ試すかを決める時間です。できなかった項目が残っても、次の練習が具体的になれば振り返りは成功です。
「b わたしの英会話」創業者。20年以上、大人の英会話初心者を見てきました。
上達を感じられない月はどうする?
忙しくて復習できなかった月や、思うように話せなかった月もあります。その場合は「休まず通えた」「一つ質問した」など継続行動を記録します。
また、3か月続けても同じ場面で困る場合は、講師へ相談しましょう。教材の難易度、訂正の量、話す時間、レッスン目標を調整するきっかけになります。
よくある質問
毎月テストを受けたほうがよいですか?
資格試験が目的なら有効ですが、日常会話が目的なら必須ではありません。まず教室でできた行動を記録し、3か月や6か月ごとに必要に応じて客観テストを使いましょう。
振り返りを忘れてしまいます
毎月最後のレッスン後に10分だけ行うと決め、ノートに同じ4項目の枠を作っておきます。空欄があっても翌月へ進んで構いません。
前月と変化がない場合は?
同じ表現を安定して使えたことも定着です。それでも困りごとが続くなら、目標をさらに小さくして一つの場面へ絞りましょう。
まとめ|1か月の小さな変化を、翌月の一つへつなげる
英会話の上達は毎回の感覚だけでは分かりにくいため、月末に次の4項目を確認します。
- 言えるようになったこと
- 前より楽になった場面
- 繰り返し詰まった場面
- 来月一つだけ試すこと
次の月末には、まずノートを開き「実際に使えた一文」を三つ探してみてください。小さな変化を見つけ、次のレッスン行動へつなげることで、上達が目に見える形で残っていきます。
日々の復習方法は英会話レッスンの復習は何をすればいい?、学び方の全体像は英会話教室で上達するには?初心者向け完全ガイドをご覧ください。




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