英会話レッスンでは講師から質問されることが多く、「自分から先生に何を聞けばよいか分からない」と感じる初心者の方も少なくありません。
しかし、受講者から質問すると、レッスンは答えるだけの時間から双方向の会話へ変わります。難しい質問をたくさん用意する必要はありません。毎回1つだけ質問を準備し、講師の答えに反応して、自分の話も少し返すだけで十分です。
この記事では、英会話教室の講師に聞きやすい初心者向け質問、答えを聞いたあとの反応、会話の広げ方、質問を準備するコツを紹介します。
英会話レッスンで講師に質問するメリット
講師への質問は、単に講師のことを知るためだけのものではありません。質問文を作り、答えを聞き、反応し、次の一言を返すという一連の流れを練習できます。
- 自分から会話を始める練習になる
- 疑問文を実際に使える
- 予想していない答えを聞く練習になる
- 相づちや追加質問を使える
- 講師との共通点が見つかり、次の話題につながる
質問の文法が完璧でなくても構いません。講師は意図をくみ取り、必要なら自然な形へ直してくれます。
しゅみすけ
(大山俊輔)
質問を10個並べるより、「今日はこれを聞く」と1つ決めるほうが実践しやすくなります。答えを聞いたあとの一言まで準備しておくと、会話らしくなります。
「b わたしの英会話」創業者。YouTubeでも大人の英語学習について発信しています。

質問を会話にする3ステップ
1.質問を1つ用意する
レッスン前に、講師へ聞きたいことを1つだけメモします。長い英文を丸暗記する必要はありません。質問の中心になる単語と、疑問詞だけでも十分です。
たとえば、週末について聞きたいなら、次の一文を準備します。
What did you do last weekend?
先週末は何をしましたか?
2.講師の答えに反応する
講師が答えたら、すぐ次の質問を探す前に短く反応します。
- That sounds fun.(楽しそうですね)
- That’s interesting.(興味深いですね)
- Really?(本当ですか?)
- I see.(なるほど)
- Me too.(私もです)
すべてを聞き取れなくても、分かった部分に反応すれば構いません。大事な語を聞き返したいときは、Did you say “Kyoto”? のように確認できます。
3.自分の話も返す
講師に質問して終わると、インタビューのようになりがちです。共通点や違いを見つけ、自分についても一文返しましょう。
講師が「週末に映画を見た」と答えたなら、次のようにつなげられます。
- I like movies too.(私も映画が好きです)
- I watched a drama at home.(私は家でドラマを見ました)
- I don’t watch movies often, but I like comedies.(映画はあまり見ませんが、コメディーは好きです)
質問、反応、自分の一文。この3つがそろうと、短くても自然な往復になります。
初心者が講師に聞きやすい質問リスト
今日・最近の出来事について
- How are you today?
今日はお元気ですか? - How was your day?
今日はどんな一日でしたか? - Did you do anything interesting this week?
今週、何か面白いことをしましたか? - What did you do last weekend?
先週末は何をしましたか?
趣味や休日について
- What do you do in your free time?
自由な時間には何をしますか? - What kind of music do you like?
どんな音楽が好きですか? - Do you like cooking?
料理は好きですか? - What’s your favorite movie?
好きな映画は何ですか? - Do you play any sports?
何かスポーツをしますか?
食べ物について
- What’s your favorite Japanese food?
好きな日本食は何ですか? - Do you cook at home?
家で料理をしますか? - Is there any food you don’t like?
苦手な食べ物はありますか? - Can you recommend a dish from your country?
あなたの国のおすすめ料理を教えてもらえますか?
旅行や出身地について
- Where are you from?
ご出身はどこですか? - What is your hometown like?
故郷はどんなところですか? - What place do you recommend in your country?
あなたの国でおすすめの場所はどこですか? - Have you traveled in Japan?
日本を旅行したことはありますか? - Where would you like to visit next?
次はどこへ行ってみたいですか?
英語学習について
- What should I practice this week?
今週は何を練習したらよいですか? - What is one thing I should improve?
私が改善したほうがよいことを1つ教えてください。 - Is there an easier way to say this?
これをもっと簡単に言う方法はありますか? - Does this sound natural?
これは自然に聞こえますか? - Which expression is more common?
どちらの表現がより一般的ですか?
学習方法について質問する場合は、漠然と「どうすれば上達しますか」と聞くより、「今週練習することを1つ」のように範囲を絞ると、実行しやすい答えが返ってきます。
答えを広げる追加質問
講師の答えの中から、聞き取れた単語を1つ拾って質問します。難しい英文を作らなくても、次の短い型が使えます。
- Why?(なぜですか?)
- When?(いつですか?)
- Where?(どこですか?)
- Who did you go with?(誰と行きましたか?)
- How was it?(どうでしたか?)
- How often do you do that?(どれくらいの頻度でしますか?)
- What do you like about it?(その何が好きですか?)
たとえば講師が I went hiking. と答えたら、Where did you go? や How was it? と続けられます。質問が浮かばなければ、That sounds nice. と反応し、自分の話へ移っても大丈夫です。
質問文が出てこないときの助けの求め方
聞きたい内容はあるのに英文が作れないときは、その状況自体を講師へ伝えましょう。
- I have a question, but I don’t know how to say it in English.
質問がありますが、英語でどう言えばよいか分かりません。 - How can I ask this in English?
これは英語でどう質問できますか? - Can you help me make a question?
質問文を作るのを手伝ってもらえますか? - Please give me a moment.
少し待ってください。
単語が出てこない時間をつなぐ表現は、英会話レッスンで単語が出てこないときの英語でも紹介しています。
しゅみすけ
(大山俊輔)
講師の答えを全部理解しようとしなくても大丈夫です。聞き取れた単語を1つ拾い、反応を1つ返せたら、それだけで会話の練習になっています。
「b わたしの英会話」創業者。YouTubeでも大人の英語学習について発信しています。
レッスン前3分で質問を準備する方法
- 今日、自分が日本語で聞きたいことを1つ書く
- 知っている英語で短い質問にする
- 講師が答えそうな内容を2つ予想する
- 使えそうな反応を1つ選ぶ
- 自分のことを返す一文を用意する
たとえば「先生は夏休みにどこかへ行きましたか?」を聞くなら、Did you go anywhere during your summer vacation? を用意します。反応は That sounds fun.、自分の一文は I went to Osaka. のように簡単で構いません。
質問を書いたメモや、自分の予定・写真をレッスンへ持ち込む方法は、英会話教室へ自分の話題や資料を持ち込んでもいい?も参考にしてください。
質問するときに気をつけたいこと
個人的すぎる質問は避ける
年齢、収入、恋愛、宗教、政治、家族の事情などは、関係性や文化によって答えにくい場合があります。講師が自分から話した内容でない限り、最初は趣味、食事、旅行、週末などから始めると安心です。
質問を続けすぎない
一問一答を繰り返すだけでは、講師へのインタビューになります。2つほど聞いたら、自分の話や感想も返しましょう。
講師の答えを遮らない
次の質問が浮かんでも、まず答えを最後まで聞きます。分からない部分がある場合は、Could you say that again? と聞き返してください。
レッスン目的を忘れない
講師との雑談が楽しくても、自分が話す時間や練習したい内容が減ってしまってはもったいありません。質問を入口にして、自分の発話へ戻すことを意識しましょう。詳しくは、英会話レッスンで自分から話す量を増やす方法もご覧ください。
フリートークの話題がない日にも使える
特別な出来事がない日でも、講師への質問を入口にすれば会話を始められます。講師が話したテーマに対して、自分の経験や好みを一文返せば、そのまま自分の練習になります。
さらに話題を探したい場合は、英会話のフリートークが苦手な初心者へ|レッスンで使える話題一覧も活用してください。
よくある質問
講師に毎回質問したほうがよいですか?
必須ではありません。余裕のある日に1つ準備するだけでも十分です。同じ質問を別の講師へして、答えの違いを聞く練習にしてもよいでしょう。
質問の文法が間違っていたら失礼ですか?
多少の間違いがあっても、通常は意図を伝えられます。質問を言い終えたあとに、Is that the right way to ask? と尋ねれば、自然な形を教えてもらえます。
講師の答えが聞き取れなかったらどうしますか?
Could you say that more slowly? や Could you say that again? と頼みましょう。全部ではなく、分からなかった部分だけを確認しても構いません。
同じ質問を何度使ってもよいですか?
問題ありません。講師が変われば答えも変わります。同じ疑問文を繰り返すことで、考えずに口から出る表現へ育っていきます。
まとめ|質問1つから双方向のレッスンを作ろう
英会話レッスンで講師に質問すると、自分から会話を始め、答えを聞き、反応する練習ができます。たくさんの例文を覚える必要はありません。
質問を1つ用意する、答えに反応する、自分の話も返す。この3ステップを意識すると、短い質問が自然な会話へ変わります。まず次のレッスンで、講師の週末や好きな食べ物について1つ聞くところから始めてみましょう。




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