英会話レッスン中に教室が寒い、暑いと感じたときは、我慢せず講師やスタッフへ伝えて構いません。室温が気になるままでは、英語を聞くことや話すことに集中しづらくなります。
ただし、同じ教室でも感じ方は人によって異なります。いきなり「エアコンを止めてください」と頼むより、温度・風向き・席の移動・ひざ掛けなど、周囲への影響が少ない方法から相談すると調整しやすくなります。
寒さや暑さは、レッスンへの集中に関わる問題
英会話教室では、講師の説明を聞き、考え、英語を口にする作業が続きます。寒さで体がこわばったり、暑さでぼんやりしたりすると、いつもなら分かる英語まで頭に入りにくくなることがあります。
「これくらいで言うのは申し訳ない」と考える必要はありません。教室側にとっても、受講者が集中できないままレッスンを終えるより、早めに状況を共有してもらうほうが対応しやすいものです。
しゅみすけ(大山俊輔)
教室を20年以上運営していると、同じ室温でも「寒い」と感じる方と「暑い」と感じる方がいます。大切なのは、どちらが正しいかではなく、今の席で何に困っているかを早めに共有することです。
まず確認したいのは室温・風・席のどれか

「寒い」「暑い」と感じても、原因が設定温度とは限りません。次の点を確認すると、お願いする内容が具体的になります。
- エアコンの風が直接当たっている
- 窓際や入口付近だけ温度が違う
- 日差しや照明で一部の席が暑い
- 来校直後で体がまだ暑い、または冷えている
- 長く座っているうちに冷えてきた
- 教室全体の温度そのものが合わない
風が原因なら席を少しずらすだけで解決することがあります。来校直後の一時的な暑さなら、水分を取り、少し落ち着いてから判断できます。
レッスン中にできる具体的な対処
1.講師へ短く伝える
まずは日本語でも英語でも、困っていることを伝えます。英語なら、次のような短い表現で十分です。
- It’s a little cold in here.
ここは少し寒いです。 - It’s a little warm in here.
ここは少し暑いです。 - The air is blowing directly on me.
風が直接当たっています。
英語を正確に言うことより、レッスンに集中しにくい状態だと知らせることを優先しましょう。
2.席を移動できるか相談する
空調の風や日差しが原因なら、教室全体の温度を変える前に席の移動を相談できます。
Could I move to another seat?
別の席へ移ってもいいですか。
マンツーマンレッスンでは、講師と一緒に別のテーブルへ移動できる場合もあります。グループレッスンでは進行を大きく止めないよう、講師の案内に従います。
3.温度や風向きを調整できるか尋ねる
席を変えても難しい場合は、温度や風向きの調整を頼みます。
- Could you adjust the temperature a little?
室温を少し調整していただけますか。 - Could you change the direction of the air?
風向きを変えていただけますか。
複数の受講者がいる教室では、すぐに希望どおり変更できない場合もあります。そのときは、ほかに可能な方法を一緒に探します。
4.上着・ひざ掛け・水分で調整する
教室にひざ掛けの貸出があるか、飲み物を持ち込めるかはスクールによって異なります。受付で確認してみましょう。長く通う教室なら、薄手のカーディガンなどを一枚用意しておくと安心です。
5.必要なら短い休憩を頼む
暑さや寒さで集中が切れたときは、数分休んで体を整える方法もあります。
Could we take a short break?
少し休憩してもいいですか。
無理をしてレッスンを続けるより、短く整えてから再開したほうが、残り時間を活用できることがあります。
スタッフへ相談するときは「状況+希望」で伝える
同じことが何度も起こる場合は、レッスン後にスタッフへ相談します。人や設備への不満ではなく、困る状況と希望を組み合わせるのがポイントです。
エアコンの風が直接当たる席では寒く感じるため、可能であれば風の当たりにくい席を希望します。
夕方の窓側は暑く感じて集中しにくいため、空いていれば内側の席へ案内していただけますか。
席の希望を毎回反映できるか、ひざ掛けや扇風機が使えるか、比較的過ごしやすい時間帯があるかなど、教室で可能な対応を確認しましょう。
初心者が避けたい考え方や行動
最後まで黙って我慢する
講師は、受講者が寒さや暑さを我慢していることに気づかない場合があります。表情だけで分かってもらおうとせず、早めに一言伝えましょう。
ほかの人も同じように感じていると決めつける
自分が寒くても、隣の人はちょうどよい、あるいは暑いと感じていることがあります。「この部屋は寒すぎます」と断定せず、「私は少し寒く感じます」と伝えると角が立ちにくくなります。
体調不良まで環境だけのせいにする
席や室温を変えても気分が戻らない場合は、レッスンを続けることにこだわらないでください。休憩や早退を相談し、自分の体調を優先します。詳しくは英会話レッスン中に体調が悪くなったときの対応も参考にしてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
希望を伝えることは、わがままではありません。「風が当たらない席なら集中できる」と分かれば、講師やスタッフも次回から準備しやすくなります。講師へ希望を伝えることもレッスンの一部です。
体験レッスンでは教室環境も確認する
体験レッスンでは、教材や講師との相性だけでなく、次の点も見ておくと通い始めてからの負担を減らせます。
- 空調の風が直接当たる席ではないか
- 席を移動できる余裕があるか
- ひざ掛けや飲み物の扱いはどうなっているか
- スタッフへ相談しやすい雰囲気があるか
- 仕事帰りの服装でも温度調整しやすいか
教室へ持っていくものを準備したい方は、英会話教室へ通う服装と持ち物も確認しておくと安心です。
まとめ|室温を我慢せず、影響の小さい方法から相談する
英会話教室が寒い・暑いと感じたときは、まず原因が室温、風向き、席、日差しのどれかを確認します。そのうえで、席の移動、風向き、温度、上着やひざ掛け、短い休憩の順に、現実的な方法を相談しましょう。
レッスンを活用するには、英語の内容だけでなく集中できる環境を整えることも大切です。教室で使える短い確認表現は、英会話レッスンで使える英語表現一覧から、自分が言いやすいものを一つ準備しておくと役立ちます。



