女性の海外赴任に英語力はどれくらい必要?出発前に準備したい仕事・生活英会話

海外赴任前に仕事と生活の英会話をオンラインで練習する日本人女性

海外赴任の話が決まり、うれしさと同時に「私の英語力で、本当に現地の仕事を回せるだろうか」と不安になっていませんか。

日本では専門知識や実務経験を評価されてきたのに、英語になると会議で発言できる気がしない。現地スタッフへ指示や依頼をするとき、強すぎたり曖昧になったりしないか心配。さらに、住居、病院、買い物などの生活も自分で回さなければなりません。

結論からいうと、海外赴任前に英語を完璧にする必要はありません。ただし、TOEICの点数やビジネス英語全般を広く追うより、赴任直後に自分が担当する仕事と生活の場面を特定し、短くても会話を前へ進める準備をしておくことが大切です。

この記事では、初めて海外赴任する女性に向けて、出発前に準備したい仕事・生活英会話、会社の研修に加えて個別に練習したいこと、残り期間に応じた進め方を紹介します。

しゅみすけ(大山俊輔)

しゅみすけ

海外赴任前の準備では「ビジネス英語を全部やらなければ」と範囲を広げがちです。でも、実際に必要なのは職種や役割で違います。赴任先で最初に参加する会議、最初に依頼する相手、最初に説明する業務から逆算すると、限られた期間でも練習の焦点が定まります。

「b わたしの英会話」創業者。外資系企業4社での勤務と米国MBA留学を経験。

女性の海外赴任に必要な英語力は、役職と場面で変わる

海外赴任に必要な英語力を、TOEIC何点という一つの数字だけで決めることはできません。赴任国、社内公用語、役職、部下の有無、顧客対応、通訳や日本人スタッフの支援体制によって必要な力が変わるからです。

例えば、社内資料の読解とメールが中心の仕事なら、会話が初級でも準備しやすい場合があります。一方、現地チームの管理、顧客との交渉、会議の進行を担うなら、その場で聞き、判断し、短く返す力が必要です。

まず会社へ、次の点を具体的に確認しましょう。

  • 英語を使う相手と、その人たちの役割・英語レベル
  • 会議、電話、メール、プレゼンの頻度
  • 赴任直後の3か月で任される業務
  • 現地スタッフや通訳、日本人駐在員から受けられる支援
  • 会社の研修・オンライン英会話・コーチング補助の範囲

赴任前に優先したい5つの仕事英会話

1.自己紹介と役割説明

最初に何度も使うのが、自分の経歴、担当業務、現地での役割を説明する英語です。長い経歴を暗記するより、30秒版と2分版を用意します。

  • I’m responsible for the marketing team in Japan.(日本ではマーケティングチームを担当しています)
  • I’ll be working with you on this project.(このプロジェクトで皆さんと一緒に仕事をします)
  • Please feel free to ask me if anything is unclear.(不明点があれば遠慮なく聞いてください)

2.会議で確認・保留・発言する

赴任前から完璧なプレゼンを目指すより、会議から脱落しないための表現を優先します。聞き取れないときに止める、認識が合っているか確認する、即答できない内容を持ち帰るという動きです。

  • Could you say that again more slowly?(もう一度ゆっくり言っていただけますか)
  • Just to confirm, do you mean…?(確認ですが、〜という意味ですか)
  • Let me check and get back to you.(確認して改めてご連絡します)
  • May I add one point?(一点付け加えてもよいですか)

3.現地スタッフへ依頼し、期限を確認する

日本語の「あれ、お願いできますか」「なるべく早めに」の感覚をそのまま英語へ移すと、依頼内容や期限が曖昧になることがあります。何を、いつまでに、どの状態で必要としているかを分けます。

  • Could you send me the updated file by Thursday?(木曜日までに更新版を送っていただけますか)
  • Which part do you need help with?(どの部分に支援が必要ですか)
  • What would be a realistic deadline?(現実的な期限はいつですか)

4.報告・問題共有・相談

問題が起きたときは、結論、現在の状況、影響、必要な判断を短く整理します。難しい単語より、情報の順番を決めておく方が伝わります。

  • Here’s the current situation.(現在の状況をご説明します)
  • The main issue is the delivery date.(主な問題は納期です)
  • We have two possible options.(選択肢は二つあります)
  • I’d like your input before we decide.(決定前にご意見を伺いたいです)

5.雑談と関係づくり

海外の職場では、会議前後、ランチ、移動中の短い雑談が情報交換や信頼形成の入口になります。面白い話をする必要はありません。週末、食事、赴任先の街、仕事の近況について、質問を一つ返せれば十分です。

雑談が苦手な方は、質問だけで終えず、自分の短い情報も一文加える練習をしましょう。たとえば “How was your weekend?” と聞いたあと、自分も “I explored the neighborhood near my apartment.” と話せれば会話が往復します。

海外赴任した女性が国際会議・住居の修理・病院受付で英語を使うイラスト
海外赴任では、会議や現地スタッフとの仕事だけでなく、住居の修理や病院などの生活も自分で動かします。

仕事だけでなく、一人で生活を回す英語も必要

本人が赴任する場合、日中は仕事をしながら、住居、銀行、携帯電話、病院、買い物などにも対応します。会社の担当者が支援してくれても、すべての場面に同席してもらえるとは限りません。

  • 住居の設備不良を伝え、訪問日時を決める
  • 病院を予約し、症状や服用中の薬を説明する
  • 契約・料金・解約条件を確認する
  • 交通機関や配車サービスで目的地を確認する
  • 緊急時に住所・状況・必要な助けを伝える

生活英語を詳しく準備したい方は、帯同家族向けの記事ですが、必要な場面は共通しています。海外駐在員の妻に英語力は必要?赴任前に準備したい生活英会話も参考にしてください。

会社の英語研修だけで足りる人・個別練習を加えたい人

会社の赴任前研修には、必要な知識を体系的に学び、同じ立場の参加者と練習できる良さがあります。オンライン英会話や英語コーチングの費用を会社が補助している場合もあるため、まず制度を確認しましょう。

一方、研修が一般的なビジネス英語中心で、自分の職務や赴任先の場面を扱えない場合は、個別練習を加える価値があります。

  • 自分が実際に使う資料や会議を使って練習したい
  • グループ研修では話す時間が少ない
  • 初心者で、分からない点を日本語でも相談したい
  • 同じ場面を相手の反応を変えて繰り返したい
  • 仕事と生活の優先順位を自分用に整理したい

会話場面が明確で、講師とのロールプレイを増やしたい段階なら英会話教室が合います。現在地の診断や毎日の学習設計まで必要ならコーチングも候補です。違いは英語コーチングと英会話教室の違いで解説しています。

出発までの期間別に準備する

3か月以上ある場合

中学英語の語順と基本動詞を確認しながら、自己紹介、会議、依頼、報告、生活という主要場面を順番に練習します。週ごとに新しい場面を増やし、以前の場面も繰り返します。

1〜3か月の場合

赴任直後に使う3〜5場面へ絞ります。自分の担当業務の資料を使い、短い説明、聞き返し、確認、保留をセットで練習します。生活では住居と病院を優先しましょう。

1か月未満の場合

英語力全体を大きく変えようとせず、安全と業務開始に必要な表現を準備します。自己紹介、会議の聞き返し、報告の骨格、緊急時の情報を英語メモにまとめ、翻訳ツールや会社の支援窓口も確認します。

女性の海外赴任に関するよくある質問

TOEICは何点あれば海外赴任できますか?

会社の基準として点数が定められている場合はありますが、同じ点数でも会議や電話への対応力は異なります。TOEIC対策と並行して、実際の職務場面を聞く・話す練習が必要です。

英語初心者でも海外赴任できますか?

仕事内容や支援体制によっては可能です。ただし、分かったふりをせず確認する、即答できない内容を持ち帰る、助けを求める表現を優先して準備してください。重要な契約や安全に関する判断は、通訳や会社の担当者も利用しましょう。

赴任後も英語学習を続けた方がよいですか?

現地で言えなかった内容を記録し、次の練習へ戻すと、赴任経験を会話力へつなげやすくなります。生活するだけで自動的に英語が伸びるとは限らないため、短時間でも復習の循環を作りましょう。

すでに赴任し、英語の会議や現地スタッフとの会話で困っている方は、海外駐在したのに英語が話せない|会議・部下との会話についていけない人の立て直し方も参考にしてください。

b わたしの英会話で海外赴任前の準備をするなら

「b わたしの英会話」は、英語に不安がある大人女性のためのマンツーマン英会話スクールです。赴任国、職種、役職、出発時期を確認し、自己紹介、会議、依頼、報告、生活場面など、自分が実際に使う英語へ練習内容を絞れます。

会社の研修で使っている教材や、自分で作成した英文、公開可能な範囲の業務資料をレッスンへ持ち込み、外国人のレッスンパートナーとロールプレイすることもできます。難しい単語を増やすだけでなく、知っている表現を必要な瞬間に取り出し、聞き返しながら会話を続ける準備をしていきましょう。

まとめ|赴任先の仕事と生活から、必要な英語を逆算する

女性の海外赴任に必要な英語力は、一つの点数では決まりません。赴任国、職種、役職、会議や顧客対応の頻度、生活支援の範囲によって変わります。

出発前はビジネス英語全般を広く学ぶより、自己紹介、会議での確認、現地スタッフへの依頼、報告、雑談、生活という実際の場面から優先順位を決めましょう。会社の研修を土台に、自分の職務を使った個別練習を加えることで、赴任初日から使える準備になります。

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