インターナショナルスクールの親は英語が話せないと困る?保護者向け英会話の始め方

マンツーマン英会話で外国人講師と楽しく話す大人初心者の女性

子どもをインターナショナルスクールへ通わせたい、またはすでに通わせているけれど、「親の自分が英語を話せないと困るのでは」と不安になる方は少なくありません。

先生との面談、学校から届くメールやアプリの連絡、行事、送迎時の短いやり取り、外国人の保護者との会話など、保護者が英語に触れる場面は確かにあります。しかし、すべてを流暢に話せなければ保護者として務まらない、というわけではありません。

大切なのは、分からない時に質問する、理解した内容を確認する、必要なことを依頼するという基本動作です。この記事では、インターナショナルスクールの保護者が英語を使いやすい場面と、初心者が優先して練習したい表現、マンツーマン英会話の活用方法を紹介します。

しゅみすけ(大山俊輔)

しゅみすけ

保護者に必要なのは、難しい教育用語をたくさん覚えることより、分からないまま話を進めない力です。「もう一度お願いします」「つまり〜ということですか」「次に何をすればよいですか」。この三つの動作ができるだけでも、先生とのやり取りは大きく変わります。

初心者女性専門のマンツーマン英会話スクール「b わたしの英会話」創業者。

結論:親に完璧な英語は不要。ただし「確認できる英語」は役に立つ

インターナショナルスクールといっても、保護者への連絡方法、日本語での支援、面談の進め方は学校によって異なります。入学前には、保護者に求められる英語力、日本語対応の有無、重要な連絡をどのように受け取るかを各校へ確認してください。

そのうえで、親が基本的な英会話を使えると、日常の小さな疑問をその場で確認し、子どもの様子をより具体的に聞きやすくなります。目指すのは、ネイティブスピーカーのように話すことではありません。保護者として必要な情報を受け取り、自分の質問や希望を短く伝えられる状態です。

インターナショナルスクールの特徴や学校選びそのものを知りたい方は、姉妹サイトのインターナショナルスクールとは?学費や後悔しない選び方をご覧ください。このページでは、入学後を含む「保護者の英語」に焦点を絞ります。

インターナショナルスクールの親が英語を使う5つの場面

1.先生との個人面談

面談では、授業中の様子、友人関係、得意なこと、困っていること、家庭での取り組みなどを話します。説明を聞くだけでなく、「家では何を練習すればよいですか」「最近、授業中の様子はどうですか」と質問する場面もあります。

  • How has she been doing in class?(授業中の様子はいかがですか?)
  • Is there anything we should practice at home?(家庭で練習したほうがよいことはありますか?)
  • Is she having any difficulties?(何か困っていることはありますか?)
  • What do you recommend?(先生はどうするのがよいと思いますか?)

面談前に聞きたいことを日本語で三つ書き、短い英語へ直しておくと安心です。すべての会話を予測するのではなく、重要な質問を確実に伝える準備をしましょう。

2.学校からのメール・アプリ・配布物

学校行事、持ち物、提出期限、休校、健康に関する注意などが英語で届く場合があります。翻訳ツールを利用しても構いませんが、日付、時間、提出物、対応が必要かどうかは原文と照らして確認しましょう。

分からない箇所を学校へ尋ねる時には、次の表現が使えます。

  • I’d like to confirm the deadline.(締め切りを確認したいです)
  • Do we need to bring anything?(何か持参する必要はありますか?)
  • Does this apply to my child?(これは私の子どもも対象ですか?)
  • Could you tell me what I should do next?(次に何をすればよいか教えていただけますか?)

安全や健康、費用、正式な手続きなど重要な内容は、推測のまま進めず、学校が用意している日本語支援や通訳、書面での確認も利用してください。

3.送迎時の先生との短いやり取り

送迎時には、体調、忘れ物、迎えの時間、前日の出来事などを短く伝えることがあります。長い説明より、要点を一文ずつ話すほうが伝わります。

  • She didn’t sleep well last night.(昨夜はよく眠れませんでした)
  • I’ll pick her up at three today.(今日は3時に迎えに来ます)
  • He left his water bottle at home.(水筒を家に忘れました)
  • Could I talk to you for a moment?(少しお話ししてもよいですか?)

4.学校行事・ボランティア活動

説明会、発表会、スポーツデー、バザー、保護者ボランティアなどでは、担当者の指示を聞き、役割や集合時間を確認します。ここでも、難しい英語より確認の表現が役立ちます。

  • Where should I go?(どこへ行けばよいですか?)
  • What should I do first?(最初に何をすればよいですか?)
  • Would you like me to help?(お手伝いしましょうか?)
  • What time should we meet?(何時に集合すればよいですか?)

5.外国人の保護者との会話

登下校、行事、誕生日会などで、ほかの保護者と話すことがあります。最初から親しい友人になる必要はありません。挨拶、子どもの学年、学校行事について一つ質問できれば会話は始まります。

  • Which class is your child in?(お子さんはどのクラスですか?)
  • How long have you been at this school?(この学校にはどのくらい通っていますか?)
  • Are you going to the school event on Saturday?(土曜日の学校行事へ行きますか?)
  • It was nice talking with you.(お話しできてよかったです)

最初に覚えたいのは「質問・確認・依頼」の3種類

保護者向け英会話では、話題を広げる表現より先に、会話を安全に進める表現を覚えましょう。

目的基本表現使う場面
質問するCould you tell me …?予定、必要な物、子どもの様子を尋ねる
聞き返すCould you say that again more slowly?相手の英語が速くて聞き取れない
意味を確認するDo you mean …?自分の理解が正しいか確かめる
内容を確認するI’d like to confirm …日付、時間、締め切りを確認する
依頼するWould it be possible to …?面談日時の変更などを丁寧に相談する
次の行動を聞くWhat should I do next?手続きや行事で次に必要なことを聞く

この六つの骨格へ自分の状況を入れ替えるだけでも、多くの場面へ対応できます。単語を大量に暗記するより、「分からない時に止められる一文」を最初に口へ慣らしましょう。

保護者向け英会話を始める5つのステップ

ステップ1.実際に困った場面を一つ選ぶ

面談、メール、送迎、行事、保護者同士の会話のうち、最も近い場面を一つ選びます。「親として英語を話せるようになる」では広すぎるため、「次の面談で質問を二つする」まで小さくしましょう。

ステップ2.日本語で伝えたい内容を書く

最初から英語で考えようとせず、先生に尋ねたいこと、伝えたいことを日本語で短く書きます。一文へ一つの内容だけを入れると、簡単な英語へ直しやすくなります。

ステップ3.短い英語へ直し、声に出す

難しい日本語をそのまま翻訳すると、英文も長くなります。結論を先にし、短い文へ分けます。作った英文は読むだけでなく、相手の顔を想像しながら声に出しましょう。

ステップ4.相手の返答まで練習する

自分の質問だけでなく、先生から返ってきそうな答え、聞き取れなかった時の聞き返しも練習します。会話を一往復ではなく、質問、返答、確認までの三段階で準備します。

ステップ5.実際に使い、言えなかった一文を戻す

面談や送迎で使った後は、すべての間違いを復習する必要はありません。「本当は言いたかった一文」を一つ選び、次の機会に使える形へ直します。

翻訳アプリがあっても英会話を学ぶ意味はある?

翻訳アプリは、学校から届いた文章を読む、伝えたい内容の下書きを作るといった場面で役立ちます。一方、対面の会話では、相手の説明を途中で止める、表情を見て質問する、その場で理解を確認するといったやり取りが必要です。

アプリか英会話かの二者択一ではありません。翻訳ツールで準備し、基本表現を自分の口で使い、重要な内容は書面でも確認する。この組み合わせが現実的です。

マンツーマン英会話がインターナショナルスクールの保護者に向く理由

一般的な教材だけでは、自分の子どもの面談、学校から届いた連絡、次の行事で必要な英語まで練習できるとは限りません。マンツーマンなら、自分が実際に使う場面へ内容を合わせやすくなります。

  • 次の面談で聞きたい質問を練習できる
  • 送迎時の短い会話をロールプレイできる
  • 聞き返しや確認を何度も練習できる
  • ほかの受講者を待たせず、自分の疑問を質問できる
  • 初心者でも自分のペースで話す時間を確保できる

個人情報や学校内の情報を教材として扱う時は、子どもの氏名、連絡先、成績、健康情報などを必要以上に共有しないよう注意します。内容を一般化したうえで、「この状況を英語でどう伝えるか」を講師と練習しましょう。

英会話教室を選ぶ時に確認したいこと

  • 大人の初心者を教えることに慣れている
  • 面談や送迎など、自分の場面に合わせて練習できる
  • マンツーマンで発話時間を確保できる
  • 日本語で学習方法を相談できる
  • 子育てや仕事に合わせて予約を変更しやすい
  • 間違えても急かされず、聞き返しを練習できる

教室選びの詳しい基準は、大人向け英会話教室の選び方も参考にしてください。忙しい30代女性の学習設計は、30代から英会話を始める女性へで紹介しています。

よくある質問

親が英語を話せないと、インターナショナルスクールへ入れませんか?

保護者に求める英語力や日本語支援は学校によって異なるため、希望する学校へ直接確認してください。入学後の連絡方法、面談での通訳、日本語対応窓口の有無も確認しておくと安心です。

保護者向け英会話は何から始めればよいですか?

まずは、聞き返し、確認、依頼の基本表現から始めます。その後、次の面談や行事など、実際に予定されている場面で使う質問を二、三個準備しましょう。

先生との面談で聞き取れなかったら失礼ですか?

分からないまま進めるより、丁寧に聞き返して理解を確認することが大切です。Could you say that again more slowly? や Do you mean …? を使い、必要なら書いてもらいましょう。

まとめ:親の英語は、子どもの学校生活を理解するための道具

インターナショナルスクールの保護者に必要なのは、完璧な発音や難しい英語ではありません。先生へ質問し、自分の理解を確認し、必要なことを依頼するための短い表現です。

  • 次に使う一場面を選ぶ
  • 質問を日本語で二、三個書く
  • 短い英語へ直して声に出す
  • 相手の返答と聞き返しまで練習する
  • 実際に言えなかった一文を次へ戻す

「英語ができる親に見られること」ではなく、子どもの様子を理解し、必要な時に学校と相談できることを目標にしましょう。

b わたしの英会話では、初心者女性が実際に使う場面に合わせて、マンツーマンで会話を練習できます。体験レッスンでは、今困っている場面や、これから予定されている面談についてもご相談いただけます。

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