英会話レッスンの復習にディクテーションは必要?初心者向けの取り入れ方

英会話レッスン後に音声を聞きながらノートへ書き取る大人女性

英会話レッスンで講師の英語を聞いたときは分かったつもりだったのに、家に帰ると音が思い出せない。次のレッスンでも同じような表現が聞き取れず、少し焦ってしまう——。そんな初心者に役立つ復習方法の一つが、短い英語を聞いて書き取るディクテーションです。

ただし、レッスン後に長い音声をすべて書き取る必要はありません。英会話教室に通う人の場合は、聞き取れなかった一文を見つけ、次のレッスンで確認できる状態にするだけでも十分です。

ディクテーションとは?

ディクテーションとは、英語の音声を聞き、聞こえた単語や文を書き取る練習です。正解の英文と比べることで、「どこが聞こえなかったのか」を目で確認できます。

例えば、音声では What did you do last weekend? と話していても、初心者には What… you do… weekend? のように一部しか聞こえないことがあります。このとき、空欄を無理に埋めるのではなく、聞こえた部分だけを書きます。あとから英文を見れば、didlast が聞き取れていなかったと分かります。

つまり、ディクテーションは英語力を採点するテストではありません。聞き取りの弱点を見つけるための確認作業です。

英会話教室に通う初心者にも必要?

すべての初心者が毎日行う必要はありません。ただ、次のような人には取り入れる価値があります。

  • 講師の英語を何となく聞き流してしまう
  • 知っている単語なのに、音になると分からない
  • レッスン中に何度も聞き返すことへ遠慮がある
  • 教材の音声はあるが、うまく復習に使えていない
  • 自分が何を聞き取れていないのか分からない

特に、レッスン中に聞き取れない箇所があっても、その場では流してしまう人に向いています。書き取ってみると、単語を知らないのか、知っているのに音を認識できなかったのかを分けやすくなります。

なお、実際のレッスン中に聞き取れなかったときの対応は、英会話レッスンで講師の英語が聞き取れないときは?初心者の対処法も参考にしてください。

レッスンの復習に使う4ステップ

短い音声を聞き書き取り答え合わせをして講師に確認する4ステップ

1.レッスン教材から短い音声を選ぶ

最初は5〜10秒ほどの一文で十分です。新しい教材を探すより、レッスンで扱った会話や、次回扱う予定の教材音声を使う方が復習につながります。

2.数回聞いて、聞こえた部分だけ書く

一度で全部書こうとせず、2〜3回聞きます。英単語のスペルが分からなければ、カタカナや空欄でも構いません。「ここまでは聞こえた」という境界を残すことが大切です。

3.英文と比べて一か所だけ確認する

答え合わせでは、間違いの数を数えません。今回は「短い機能語が抜けた」「単語同士のつながりが分からなかった」など、気づきを一つ拾えば十分です。

4.分からない部分を次のレッスンへ持っていく

一人で解決できなければ、該当する英文に印を付けて講師へ質問しましょう。「この部分はどのようにつながって聞こえますか」「ゆっくり言うとどうなりますか」と確認すると、復習が次の会話練習へつながります。

質問する英語が思いつかない場合は、英会話レッスン中に質問できない初心者へ|聞き方・伝え方のコツもあわせて確認してみてください。

全部書き取ろうとしなくていい

初心者が挫折しやすいのは、一分以上ある音声を最初から最後まで完璧に書こうとするときです。何度も停止と再生を繰り返し、復習だけで疲れてしまいます。

英会話レッスンの復習なら、次の基準で十分です。

  • 一回5〜10分程度
  • 一文、または聞き取れなかった一部分だけ
  • スペルの正確さより、音と単語の対応を確認する
  • 分からない部分を一つ、次のレッスンへ持っていく

大切なのは、書き取りそのものを上達させることではありません。次に同じ表現を聞いたときに気づき、講師との会話で使える状態へ近づけることです。

シャドーイングまで行う必要はある?

ディクテーションと一緒に、聞こえた音を追いかけて発音するシャドーイングが紹介されることもあります。ただ、英会話初心者がいきなり長い音声を追うと、意味を理解しないまま音だけを真似する練習になりがちです。

まずは短い一文を聞き、英文と意味を確認してから、講師と一緒に声へ出す方が取り組みやすいでしょう。より本格的なシャドーイングの順番や注意点は、be:RIZEのシャドーイングの正しいやり方|いきなり音声を真似するのは絶対NGですで詳しく解説しています。

ディクテーションで分からなかったことは講師に見せていい

書き取れなかったノートは、失敗の記録ではありません。講師にとっては、生徒がどこで困っているかを知る手がかりになります。

例えば、毎回 did you のようなつながりが聞き取れない、文の後半になると分からなくなる、知らない単語が一つあると止まるなど、いくつかの傾向が見えてきます。講師がその傾向を把握できれば、似た例を使って練習したり、話す速度を調整したりできます。

「分からなかったことを見せるのが恥ずかしい」と感じる人は、英会話レッスンで分かったふりをしてしまう人へ|Yesと言う前の対処法も読んでみてください。

本格的なディクテーションのやり方を知りたい人へ

この記事では、英会話教室へ通う初心者が復習に使うための、軽い取り入れ方を紹介しました。音が聞こえない原因の分類、教材の選び方、答え合わせ後の練習まで詳しく知りたい人は、be:RIZEのディクテーションとは?英語が聞き取れない原因を見つける正しいやり方を参考にしてください。

まとめ|一文だけ書いて、次のレッスンにつなげよう

英会話教室に通う初心者にとって、ディクテーションは毎日長時間行う宿題ではありません。レッスン教材から短い一文を選び、聞こえた部分を書き、英文と比べ、分からなかったことを講師へ確認する。その小さな循環で十分です。

予習と復習を含めたレッスン全体の使い方は、マンツーマン英会話の予習・復習は何をすればいい?で紹介しています。書き取りを目的にせず、次のレッスンで一つ聞き取れる、一つ話せる状態につなげていきましょう。


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