英会話レッスンで講師の話を聞いているとき、「何か反応した方がよいと思うけれど、何と言えばよいか分からない」「Yes. や Really? ばかりになる」と困っていませんか。
相づちは、難しい意見を述べるための表現ではありません。相手に聞いている・理解した・驚いた・共感したことを短く伝え、次の言葉を受け取るための反応です。
この記事では、英会話初心者がレッスンで使いやすい相づちを意味別に整理し、相づちから短い一言や質問へ会話を広げる方法を紹介します。
結論:相づちは「反応+一言+質問」で会話につながる
初心者は、相づちの種類を何十個も暗記する必要はありません。最初は次の3段階を意識しましょう。
- 反応する:That sounds nice.
- 自分の一言を足す:I like cooking too.
- 質問を返す:What did you make?
Teacher: I cooked dinner for my family last night.
講師:昨夜、家族のために夕食を作りました。
Learner: That sounds nice. I like cooking too. What did you make?
学習者:いいですね。私も料理が好きです。何を作ったのですか?
相づちだけでも「聞いています」と伝えられます。そこに一言または質問を加えると、相手の話を受け取って次へ返す会話になります。
英会話で相づちが出てこない3つの理由
話の内容と英語表現を同時に考えている
講師の話を理解しながら、「正しい文法で返さなければ」と考えると反応が遅れます。相づちは完整な長文である必要はなく、Really?、I see.、That’s nice. のような短い表現で構いません。
すべてに同じ表現を使おうとしている
うれしい話、驚く話、困った話にすべて Really? と返すと、自分の気持ちと表現が合わなくなります。まず「理解」「驚き」「共感」「同意」「よい反応」のどれかを選ぶと、言葉を決めやすくなります。
相づちのあとも話し続けなければと思っている
相づちの役割は、必ずしも自分が長く話すことではありません。短く反応して相手の続きを待ってもよく、余裕があるときだけ一言や質問を足します。
レッスンで使える英語の相づち表現
1.理解したことを伝える
- I see.(なるほど・そうなんですね)
- Got it.(分かりました)
- That makes sense.(なるほど、筋が通っています)
- Okay.(分かりました・そうですか)
I see. は話の内容を受け取ったとき、Got it. は説明や指示を理解したときに使いやすい表現です。That makes sense. は理由や仕組みを聞いて納得した場面に合います。
Teacher: We use this expression in casual conversations.
講師:この表現はカジュアルな会話で使います。
Learner: I see. That makes sense.
学習者:なるほど。納得です。
2.驚きや意外さを伝える
- Really?(本当ですか?)
- Oh, really?(へえ、そうなんですか?)
- Wow!(わあ・すごい)
- No way!(まさか・信じられない)
- I didn’t know that.(それは知りませんでした)
No way! は親しい会話で使うカジュアルな反応です。驚きの大きくない話や、丁寧さが必要な場面では Really? や I didn’t know that. の方が使いやすいでしょう。
3.共感やいたわりを伝える
- That sounds difficult.(それは大変そうですね)
- That must be hard.(それは大変でしょうね)
- I’m sorry to hear that.(それは残念でしたね)
- I understand.(分かります)
- I know how you feel.(お気持ちは分かります)
相手のつらさを完全に理解しているとは限らないため、迷うときは That sounds difficult. のように「大変そうですね」と受け止める表現が使いやすくなります。I’m sorry to hear that. の sorry は、ここでは自分の非を謝るのではなく、残念に思う気持ちを表します。
4.同意を伝える
- I agree.(同感です)
- Exactly.(そのとおりです)
- That’s true.(確かにそうですね)
- Me too.(私もです)
- So do I.(私もそうです)
Me too. は幅広く使える簡単な表現です。So do I. は I like…、I enjoy…、I usually… など、一般動詞を使った肯定文への反応として使えます。初心者は、まず Me too. を自然に使えるようにすれば十分です。
5.よい話への反応を伝える
- That’s great!(それはすごいですね)
- That’s nice.(いいですね)
- That sounds fun.(楽しそうですね)
- Good for you!(よかったですね)
- How exciting!(楽しみですね・わくわくしますね)
Teacher: I’m going to visit Italy next month.
講師:来月イタリアへ行く予定です。
Learner: How exciting! Have you been there before?
学習者:楽しみですね!以前行ったことはありますか?
6.興味を示して続きを促す
- That’s interesting.(興味深いですね)
- Tell me more.(もっと聞かせてください)
- What happened next?(そのあと何が起きたのですか?)
- How was it?(どうでしたか?)
- Why is that?(それはなぜですか?)
That’s interesting. は声の調子や表情が平坦だと、形式的に聞こえる場合があります。少し表情をつけ、具体的な質問を一つ加えると、本当に興味を持っていることが伝わりやすくなります。
Yesだけでは相づちにならないことがある
Yes は、基本的には質問への肯定の答えです。相手が出来事を話している途中で毎回 Yes, yes. と繰り返すと、「その内容に同意している」「答えを急いでいる」ように聞こえる場合があります。
話を聞いていることを示したいときは、うなずき、Uh-huh.、I see.、Right. などを場面に合わせて使います。ただし Uh-huh. や Right. も連続させる必要はありません。表情や視線も十分な反応になります。
日本語と同じ頻度で相づちを打たなくてもよい
日本語では、相手が話している途中に「はい」「うん」「そうなんですね」と細かく反応することがあります。英語でも短い反応は使いますが、相手の文が終わる前に何度も言葉を挟むと、話を遮っているように感じられる場合があります。
- 話の区切りまで表情やうなずきで聞く
- 相手が一つの内容を言い終えたら短く反応する
- 興味のある点だけ質問する
- すべての文に違う相づちを入れようとしない
無言の時間が少しあっても、相手を見て聞いていれば失礼ではありません。英語表現を探しているときは、表情とうなずきで反応をつなぎましょう。
相づちから会話を広げる3つの方法
方法1.感想を一言足す
That sounds fun. I like music too.
楽しそうですね。私も音楽が好きです。
I like…、I’ve never…、I want to… など、自分について一文だけ足します。詳しい説明まで続ける必要はありません。
方法2.相手の言葉を一部使って質問する
Teacher: I went hiking last weekend.
講師:先週末、ハイキングへ行きました。
Learner: Really? Where did you go hiking?
学習者:そうなんですか?どこへハイキングに行ったのですか?
新しい単語を考えず、相手が使った hiking をそのまま質問に使います。相手の言葉を再利用すると、質問を作る負担が減ります。
方法3.聞き取れなかった部分を確認する
- Sorry, did you say Friday?(すみません、金曜日と言いましたか?)
- What do you mean by “local”?(localとはどういう意味ですか?)
- Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
分かったふりをせず、聞こえた部分を使って確認することも会話です。内容を理解できなかったときは、相づちで流さず質問へ変えましょう。詳しくは、英会話レッスンで分かったふりをしてしまうときの対処法も参考にしてください。
初心者が最初に覚えたい5つ
たくさんあると選べない方は、まず次の5つを使い分けてみましょう。
- I see.:内容を受け取った
- Really?:驚いた・もっと聞きたい
- That’s nice.:よい話への反応
- That sounds difficult.:大変な話への共感
- Me too.:自分も同じ
一つのレッスンで全部使う必要はありません。今日は I see. と Really?、次回は That’s nice. を加えるというように、二つずつ実際の会話で試します。
レッスン前にできる相づち練習
- 講師が話しそうな話題を一つ決める
- うれしい話・驚く話・大変な話への反応を一つずつ選ぶ
- 相づちのあとに返す質問を一つ用意する
- 声に出し、表情とイントネーションも確認する
文字を読むだけでなく、Really?、That’s great!、That sounds difficult. を気持ちに合わせて声に出します。同じ表現でも、声の高さや表情によって伝わり方が変わります。
話題と質問も用意しておきたい方は、英会話のフリートークが苦手な初心者向けの話題一覧をご覧ください。
マンツーマンなら相づちのあとを練習できる
相づちは単独で暗記するより、実際の会話の中で使い、講師の続きを聞くことで身につきます。マンツーマンレッスンなら、相づちを入れるタイミング、声の調子、続けて何を質問するかまで自分のペースで練習できます。
初心者女性専門のマンツーマン英会話スクール「b わたしの英会話」では、レッスンパートナーとのやり取りを通じて、用意した表現を実際の会話で試せます。うまく反応できなかった場面も、次に使う一言を一緒に考え、別のレッスンで繰り返すことができます。
相づちはできても、そのあと何を話せばよいか分からない方は、マンツーマン英会話で会話が続かないときの準備方法もあわせてご覧ください。
よくある質問
Really?ばかり使っても大丈夫ですか?
最初は問題ありません。ただし驚きのない話にも毎回使うと不自然になるため、I see.、That’s nice.、That sounds difficult. を一つずつ加えていきましょう。
相づちを入れると講師の話を遮りませんか?
短い Uh-huh. やうなずきなら、聞いている合図になります。ただし長い表現や質問は、相手の文や話題が一区切りしたところで入れましょう。
相づちだけで会話力は上がりますか?
相づちは聞き手として会話に参加する力を高めます。さらに、自分の一言や質問を加えることで、スピーキング練習にもつながります。
英語が出てこないときは、うなずくだけでもよいですか?
はい。相手を見て、表情とうなずきで聞いていることを示せます。余裕ができたところで I see. や Really? を一つ入れれば十分です。
まとめ:まず5つの反応から会話を受け取る
英会話の相づちは、知識を見せるためではなく、相手の話を受け取ったことを伝えるためにあります。初心者は、I see.、Really?、That’s nice.、That sounds difficult.、Me too. の5つから始めましょう。
相づちが出たら、短い一言または質問を一つ足します。すべての話に反応しようとせず、まず次のレッスンで二つの表現を使うことを目標にしてください。聞く、反応する、少し返すという小さな往復が、会話を続ける力になります。
レッスンで実際に試してみたい方へ
b わたしの英会話は、英語が初めて・久しぶりという大人女性のためのマンツーマン英会話教室です。記事で紹介した内容も、ご自身の目的やレベルに合わせてレッスンで練習できます。


