初めての英会話レッスンを前にすると、「自己紹介を求められたら何を話せばいい?」「長い英文を作って暗記した方がいい?」と不安になることがあります。日本語でも初対面の自己紹介は少し緊張するものですから、英語ならなおさらです。
結論からいうと、英会話レッスンの自己紹介は長いスピーチにする必要はありません。名前・住んでいる場所・仕事・趣味・英語を学ぶ理由などから、今の自分が話しやすいものを3つほど選び、短い文で準備すれば十分です。
大切なのは、完成原稿を一字一句間違えずに暗唱することではありません。短い文を会話の材料として持っていき、講師の質問を聞きながら少しずつ情報を足すことです。この記事では、大人の英会話初心者に向けて、自己紹介で話しやすい内容、初心者向け例文、準備の手順、言葉に詰まったときの対処法を紹介します。
英会話レッスンの自己紹介は3文から始めればいい
自己紹介と聞くと、学校のスピーチのように最初から最後まで完成した原稿を用意するイメージがあるかもしれません。しかし、英会話レッスンでの自己紹介は発表ではなく、講師と会話を始めるための入口です。
最初は、次のような3文だけでも構いません。
Hi, I’m Yuki.
I live in Yokohama.
I’m learning English because I want to travel abroad.
これだけでも、講師は “Which country would you like to visit?” や “How long have you lived in Yokohama?” など、次の質問をしやすくなります。自己紹介の役割は、すべてを一度に説明することではなく、相手が質問できる小さな入口を作ることです。
マンツーマンレッスンの前に何を用意すればよいか迷う場合は、マンツーマン英会話の予習・復習で準備したいこともあわせてご覧ください。
自己紹介で話しやすい5つの項目と初心者向け例文
自己紹介では、次の5項目がよく使われます。ただし、毎回すべてを話す必要はありません。相手やレッスンのテーマに合わせて、2〜3項目を選びましょう。
1.名前・呼ばれたい名前
- Hi, I’m Keiko.
- My name is Keiko Tanaka.
- Please call me Keiko.
最初は “I’m Keiko.” だけで十分です。名字と名前を両方言ったあと、呼ばれたい名前を伝える場合は “Please call me Keiko.” を足します。
2.住んでいる場所・出身地
- I live in Tokyo.
- I’m from Osaka.
- I live in Yokohama with my family.
- I grew up in Kobe, but now I live in Tokyo.
市区町村まで詳しく説明しなくても構いません。まずは “I live in…” と “I’m from…” の2つがあれば、現在住んでいる場所と出身地を分けて話せます。
3.仕事・日中していること
- I work for an IT company.
- I work in marketing.
- I work at a hospital.
- I’m a homemaker.
- I’m retired.
難しい役職名や業界用語を正確に訳そうとすると、自己紹介の準備だけで疲れてしまいます。最初は「どんな会社・分野・場所で働いているか」を一文で伝えれば十分です。詳しく聞かれたら、講師と一緒に説明を足していきましょう。
4.趣味・休日の過ごし方
- I like cooking.
- I enjoy watching movies.
- I like traveling and taking pictures.
- On weekends, I often go for a walk.
趣味は会話が広がりやすい項目です。“I like…” のあとに好きなことを一つ入れるだけでも、講師は “What kind of movies do you like?” などと質問できます。「立派な趣味がない」と悩む必要はありません。映画を見る、散歩する、友人とランチをするなど、普段の過ごし方で大丈夫です。
5.英語を学ぶ理由・目標
- I’m learning English for travel.
- I want to speak English at work.
- I’d like to talk with people from other countries.
- I want to enjoy movies without subtitles.
英語を学ぶ理由は、その後のレッスン内容にもつながります。具体的な目標がまだ決まっていない場合は、“I want to enjoy speaking English.” のようなシンプルな理由でも構いません。
初心者向け|長さ別の自己紹介例文
まずは3文だけの自己紹介
Hi, I’m Miki.
I live in Tokyo.
I like traveling.
初回レッスンで緊張しそうな方は、この長さから始めましょう。短くても、名前・住まい・趣味という三つの情報が入っています。
仕事と学習目的を入れた自己紹介
Hi, I’m Naoko.
I work for a travel company.
I sometimes use English at work.
I’d like to speak more confidently.
仕事で英語を使う場合も、最初から業務内容を詳しく説明する必要はありません。「どこで働いているか」「英語を使うことがある」「どうなりたいか」の順に並べると分かりやすくなります。
趣味から会話を広げやすい自己紹介
Hello, I’m Sachiko.
I’m from Fukuoka, and now I live in Yokohama.
I enjoy cooking and trying new restaurants.
I started learning English because I want to travel more.
出身地、現在地、趣味、学習目的が入っています。ただし、これを一気に暗唱する必要はありません。講師が途中で質問したら、そこで止まって会話を続けて構いません。
英語の自己紹介は丸暗記した方がいい?
自己紹介を準備すること自体は効果的ですが、長い原稿の丸暗記はおすすめしません。覚えた順番が一つ抜けた瞬間に、その先がすべて出なくなることがあるためです。また、講師から途中で質問されると、原稿へ戻れなくなることもあります。
おすすめは、次のように一文単位で準備する方法です。
- 絶対に言いたい3文を決める
- 余裕があれば足したい文を2つ用意する
- よく聞かれそうな質問への短い答えを考える
- 紙を見ずに言えなければ、見ながら話してよい
たとえば “I like traveling.” を用意したら、“Where did you go last?” “Which country do you want to visit?” と聞かれる可能性があります。それぞれの答えを一文ずつ考えておくと、暗唱ではなく会話の準備になります。
準備した英文を完璧に言おうとして緊張する場合は、英会話で頭が真っ白になるときの対処法も参考にしてください。
自己紹介をレッスン前に準備する5ステップ
1.日本語で話したい項目を三つ選ぶ
最初から英作文を始めず、「東京に住んでいる」「医療関係の仕事」「海外旅行が好き」のように日本語で材料を出します。話したくない個人情報を無理に入れる必要はありません。
2.一つの項目を一文にする
一文に情報を詰め込まず、“I live in Tokyo.” “I work at a hospital.” “I like traveling.” のように分けます。短い文は、途中で順番を変えたり、一つだけ使ったりできます。
3.声に出して言いにくい部分を見つける
書いた英文を一度声に出します。言いにくい職種名や長い表現があれば、もっと簡単な言い方へ変えましょう。正確さを上げるために難しくするより、レッスンで実際に言える形にすることが大切です。
4.追加質問を二つ予想する
自分が講師なら何を聞くか考えてみます。趣味なら「どのくらいする?」「いつ始めた?」、仕事なら「どんな会社?」「英語を使う?」などです。答えは一文で構いません。
5.レッスンで試し、言えなかった部分だけ復習する
レッスン後は、自己紹介全体を覚え直すのではなく、言いたかったのに言えなかった一文、講師に直してもらった一文、次回も使いたい一文を残します。次の講師にも同じ内容を話せば、少しずつ自分の言葉になります。
レッスン中に言葉が出てこないときの対処法
準備していても、緊張して言葉が出ないことはあります。そのときは、沈黙を失敗だと思わず、短い表現で時間を作りましょう。
- Let me think.(少し考えさせてください)
- How can I say it?(どう言えばいいかな)
- I don’t know how to say it in English.(英語でどう言うか分かりません)
- Can I check my notes?(メモを確認してもいいですか)
- Could you help me say this?(これを言うのを手伝ってもらえますか)
講師へ助けを求めることも、立派な会話です。言いたい内容を日本語の単語や身振りで示し、講師と一緒に文を作っても構いません。さらに詳しい原因と練習方法は、英会話で言葉が出てこないときの7つの練習で紹介しています。
自己紹介のあとに会話を続けるコツ
自己紹介を言い終えたあと、会話が止まることを心配する方もいます。そんなときは、次の三つを意識しましょう。
- 一言で答えたあと、理由や具体例を一つ足す
- 講師の質問が分からなければ、聞き返す
- 自分からも “How about you?” と返す
たとえば “I like cooking.” のあとに “I often cook Japanese food.” を足せば、会話の入口が増えます。講師の質問が分からない場合は、分かったふりをせず “Could you say that again?” と伝えましょう。質問の仕方は英会話レッスン中に質問できない初心者向けの記事、会話の広げ方はマンツーマン英会話で会話が続かないときの準備でも解説しています。
b わたしの英会話では「自分のことを話す材料」を準備できる
b わたしの英会話は、大人初心者の女性を対象にしたマンツーマン英会話スクールです。初心者向けオリジナル教材「Photo Journal」では、写真や場面をきっかけに、教材の登場人物だけでなく自分の経験や考えへ置き換えて話す練習を大切にしています。
また、b-systemを通じて宿題や事前に作った英文を提出できるため、レッスンパートナーが内容を確認し、実際の会話の中で試すこともできます。自己紹介も、完成原稿を発表して終わるのではなく、講師からの質問を受けながら少しずつ広げる練習材料になります。
「何を話せばよいか分からない」「外国人講師を前にすると緊張する」という方は、b わたしの英会話の体験レッスン当日の流れと準備もご確認ください。
よくある質問
自己紹介は何分くらい話せばいいですか?
初心者なら20〜30秒ほど、3〜5文程度から始めれば十分です。途中で講師が質問したら、自己紹介を最後まで言わず、そのまま会話へ移って構いません。
年齢や家族についても話す必要がありますか?
話したくない内容を無理に入れる必要はありません。名前、住まい、仕事、趣味、学習目的などから、安心して話せる項目だけを選びましょう。
英文を見ながら自己紹介してもいいですか?
はい。最初はメモを見ながらでも問題ありません。ただし、長い原稿を読み続けるより、キーワードや短い文だけを書き、顔を上げて一文ずつ話すと会話につながりやすくなります。
間違えたら、その場で直してもらうべきですか?
すべての間違いをその都度止めると話しにくくなることもあります。最初に「大きな間違いだけ直してほしい」「話し終わってから教えてほしい」など、希望を講師へ伝えると安心です。
まとめ|自己紹介は自分の話を始めるための入口
英会話レッスンの自己紹介は、完璧な英語を披露する時間ではありません。名前・住まい・仕事・趣味・英語を学ぶ理由から、話しやすい項目を三つほど選び、短い文で準備すれば十分です。
まずは三文を話し、講師から質問されたら一文足す。言えなかった部分は、次のレッスンで再び使う。この繰り返しによって、暗記した自己紹介ではなく、自分のことを自然に話せる英語へ変わっていきます。
自己紹介で趣味を伝えたあと、もう少し会話を広げたい方は、英会話レッスンで趣味を聞かれたときの初心者向け例文も参考にしてください。趣味・具体例・頻度・理由の順に一文ずつ足す方法を紹介しています。
自己紹介で仕事の話まで具体的に準備したい方は、外国人講師に自分の仕事を英語で説明する方法もご覧ください。難しい職種名に頼らず、短い英文を組み立てる方法を紹介しています。
自己紹介のあとに何を話せばよいか迷う方は、英会話で最近の出来事を話すためのレッスン前の準備方法も参考になります。小さな日常を3文にする方法を紹介しています。
自己紹介のあとに使える話題をまとめて探したい方は、英会話初心者向けフリートークの話題一覧もご覧ください。日常・趣味・食事・旅行など、最初の一文と質問の例を紹介しています。
レッスンで実際に試してみたい方へ
b わたしの英会話は、英語が初めて・久しぶりという大人女性のためのマンツーマン英会話教室です。記事で紹介した内容も、ご自身の目的やレベルに合わせてレッスンで練習できます。


