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単語と文法は、どちらかを先に終わらせるものではありません。文法は言葉を置く骨格、単語はそこへ入れる部品です。I like … のような短い型に、自分が本当に使う単語を入れて話すところから始めれば、二つを同時に会話の力へ変えられます。
「b わたしの英会話」創業者。YouTubeでも大人の英語学習について発信しています。
英会話初心者は単語と文法のどちらから?答えは「短い文と一緒に」
単語だけでも、ある程度の意味は伝わります。海外旅行で “Water, please.” と言えば、水が欲しいことは分かってもらえるでしょう。しかし、話したい内容が増えると、単語を並べるだけでは関係が伝わりにくくなります。 反対に、文法の仕組みだけ知っていても、その中へ入れる単語がなければ自分のことを話せません。- 文法だけ:I like … という型は分かるが、何を言うか出てこない
- 単語だけ:music、movie、travelを知っているが、どう文にするか分からない
- 一緒に学ぶ:I like music. / I like movies. / I like traveling.
文法は「正しい英語を採点するルール」ではなく、文の骨格
学校英語の記憶から、文法に苦手意識がある方もいます。品詞や文型の名前、例外、穴埋め問題を思い出し、「また全部覚え直すのは大変」と感じるかもしれません。 しかし、英会話のための文法は、間違いを探すためだけのルールではありません。誰が、どのような状態で、何をするのかを相手へ分かりやすく渡すための骨格です。- I am busy.(私は忙しいです)
- I work in Tokyo.(東京で働いています)
- I went to Yokohama.(横浜へ行きました)
- I want to travel abroad.(海外旅行をしたいです)
単語は「たくさん覚える」より「自分が使うものを選ぶ」
英単語帳を最初のページから始めると、仕事、政治、科学など、今すぐ使う予定のない言葉も並んでいます。もちろん語彙は多いほど理解できる範囲が広がりますが、初心者が最初から何千語も覚える必要はありません。 まずは、自分について話すための単語を集めましょう。- 自分の基本情報:live、work、family、hometown
- 好きなこと:music、movies、cooking、traveling
- 日常の動作:go、eat、buy、watch、read、meet
- 気持ちや状態:happy、tired、busy、excited
- 使いたい場面:hotel、restaurant、meeting、airport
- I live in Setagaya.
- I like cooking.
- I watched a movie yesterday.
- I am tired today.
初心者が最初に覚えたい5つの文の型
1.I am …|状態や立場を伝える
- I am busy today.
- I am from Osaka.
- I am interested in art.
2.I like …|好きなものを伝える
- I like jazz.
- I like traveling.
- I like this café.
3.I usually …|普段していることを伝える
- I usually cook at home.
- I usually get up at six.
- I usually walk to work.
4.I went … / I did …|過去の出来事を伝える
- I went shopping yesterday.
- I had lunch with my friend.
- I watched TV after dinner.
5.I want to …|希望や予定を伝える
- I want to visit Canada.
- I want to speak English.
- I want to try this.

単語帳と文法書、どちらを先に買えばいい?
どちらか一冊だけ選ぶなら、初心者向けで例文が短く、音声が付いている教材がおすすめです。単語と文法が完全に分かれた教材より、基本的な文の型と日常語彙を一緒に学べるものが使いやすいでしょう。 教材を選ぶときは、次の点を確認してください。- 説明が多すぎず、一つの項目を短時間で学べる
- 例文が旅行や日常など、自分の目的に近い
- 音声を聞き、声に出して練習できる
- 練習問題だけでなく、自分の文を作る余地がある
- 文字の大きさやページ構成が読みやすい
単語だけを先に覚えると起こりやすいこと
語彙が増えること自体は大切です。ただし、単語帳の日本語訳だけを覚えていると、会話で次のような壁にぶつかりやすくなります。- 単語は思い出せても、どの順番で並べるか分からない
- 一つの日本語訳に頼り、場面による使い分けができない
- 読むと分かるが、口からすぐ出てこない
- 発音を確認しておらず、言っても通じにくい
文法だけを先に勉強すると起こりやすいこと
文法書を順番に進めていると、勉強している実感を持ちやすい一方、会話を始める時期が遅くなることがあります。- 例外や細かな違いが気になり、先へ進めない
- 正しい文を作ろうとして、話す前に止まる
- 問題は解けても、自分について話せない
- 「まだ準備不足」と感じ、会話を避けてしまう
大人初心者におすすめの4週間の学び直し方
1週目|5つの型で自己紹介を作る
I am、I like、I usually、I went、I want toを使い、自分について10文作ります。知らない単語は、その10文に必要なものだけ調べましょう。2週目|自分の単語を20〜30語集める
家族、仕事、趣味、住んでいる場所、週末の過ごし方から選びます。一日5語ほどを短い文に入れ、声に出します。3週目|質問と聞き返しを加える
- Do you like …?
- Where do you …?
- What did you …?
- Could you say that again?
4週目|人との会話で試す
作った短文を英会話レッスンなどで使います。すべて暗記する必要はありません。ノートを見ながらでも、自分の言葉が相手に伝わる経験を作ることが大切です。単語と文法を覚えても話せないときは「取り出す練習」を
読めば分かる単語や文法があるのに、会話になると出てこないのは珍しいことではありません。知識不足というより、限られた時間の中で取り出す練習が足りていない可能性があります。 一人でできる練習として、次の方法があります。- 今日したことを英語で3文言う
- 写真を一枚選び、見えるものを短く説明する
- 教材の例文を自分の情報へ置き換える
- 音声を聞いたあと、見ずに同じ文を言う
- 次のレッスンで使う一文を準備する
英会話教室では、単語と文法を「使える形」にできる
独学では単語と文法を自分のペースで確認できます。一方、自分の英文が伝わるか、発音が合っているか、今の自分にどの文法が必要かは判断しにくいことがあります。 英会話教室なら、覚えた一文を実際に使い、相手の反応を見られます。間違えた場合も、その場でより自然な表現を知り、自分の内容でもう一度言い直せます。 独学と教室の役割については、英語を基礎からやり直すなら独学と英会話教室はどっちがいい?で比較しています。b わたしの英会話なら、知っている単語から一文を作れます
b わたしの英会話は、女性限定・初心者専門のマンツーマン英会話教室です。単語だけになってしまう方や、文法を忘れて言葉が出てこない方も、今知っている英語から練習できます。 レッスンは外国人のレッスンパートナーとの一対一です。答えを急かされず、短い一文を作り、必要な単語を足しながら会話を広げられます。周囲と進度を比べる必要もありません。 日本人コンシェルジュにも、教材、復習方法、レッスンで練習したい内容を相談できます。講師についてはレッスンパートナー、費用や受講方法は料金・プランをご覧ください。まとめ|単語と文法は、短い一文の中で一緒に覚えよう
英会話初心者は、単語と文法のどちらかを先に完璧にする必要はありません。 最初は、I am、I like、I usually、I went、I want toなどの短い型を覚え、そこへ自分が使う単語を入れましょう。5つの型と20〜30語があれば、自己紹介、趣味、日常、過去の出来事、希望を話し始められます。 一つ覚えたら、一文作る。一文作ったら、声に出す。そして、人との会話で一度使ってみる。この順番なら、単語も文法も「知っているだけ」で終わらず、少しずつ自分の英語になります。学び直し全体の順番を確認したい方へ: 大人の英語学び直しは何から始める?初心者向けロードマップでは、目的設定から基礎・教材・会話練習までを6ステップでまとめています。
大人初心者向けに、勉強の順番・独学と教室・最初の1ヶ月・続け方まで全体を整理したい方は、大人初心者の英会話は何から始める?勉強法・教室選び・続け方の完全ガイドをご覧ください。




