「今日は予習ができていない。こんな状態でレッスンへ行っても、先生に申し訳ないかも……」
仕事や家事で一日が終わり、予約時間が近づくほど、休みたくなる日がありますよね。
けれど、体調不良などの事情がない限り、予習ができなかったことだけを理由に英会話レッスンを休む必要はありません。準備ゼロの日にも、その日だからこそできる練習があります。
こんにちは。b わたしの英会話/be:RIZE代表のしゅみすけです。約20年、大人になってから英会話を始める方を見てきました。この記事では、予習なしでもレッスンを活かす具体的な方法と、休んだほうがよい日の判断基準をお伝えします。
結論:予習は「レッスンを受けるための入場券」ではありません
予習をすると、使いたい単語を調べたり、話したい内容を整理したりできるため、レッスンが進めやすくなります。できる日に取り組む価値は十分にあります。
ただし、予習はレッスンの効果を高めるための道具であって、レッスンを受ける資格ではありません。「準備できなかったから欠席する」が続くと、予習そのものより大切な英語を実際に使う機会まで失ってしまいます。
準備不足の自分を隠そうとせず、最初に講師へ伝えれば大丈夫です。
I couldn’t prepare for today’s lesson. Can we choose a topic together?
今日は予習ができませんでした。一緒に話題を選んでもらえますか?
この一言自体が、すでに立派な英会話です。
予習できなくても行く日・休んだほうがよい日の目安
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 忙しくて予習だけできなかった | そのまま参加してOK |
| 話題を何も考えていない | 講師と話題を選べばOK |
| 教材を読めていない | レッスン中に一緒に確認すればOK |
| 強い疲労や発熱など、体調が悪い | 無理せず休養を優先 |
| 仕事・家庭の緊急事態がある | 教室の変更・キャンセル規定を確認して判断 |
大切なのは「休んだら負け」と考えないことです。体調や生活上の事情で休む日はあります。一方で、予習ができなかった自分への気まずさだけが理由なら、その日は準備ゼロで会話する練習日に変えてみましょう。
準備ゼロでもレッスンを活かす5つの方法
1.「予習できませんでした」と最初に伝える
講師は、準備状況が分かればレッスンを組み替えられます。できなかった理由を長く説明する必要はありません。「今日は準備できていません」と一言伝え、そこから始めれば十分です。
2.スマホの写真を1枚選ぶ
最近撮った食事、買い物、家族、ペット、出かけた場所。写真が1枚あれば、「いつ」「どこで」「誰と」「どう感じたか」という質問が自然に生まれます。
話題が思いつかない方は、英会話レッスンで最近の出来事を話すコツも参考にしてください。
3.教材の写真・見出しから選ぶ
テキストを読めていなくても、ページを開いて気になる写真や見出しを一つ選べます。「なぜ気になったのか」を講師と話すだけでも、語彙と会話の練習になります。
4.最近「英語で言えなかったこと」を一つ持ち込む
外国人に道を聞かれて困った、仕事のメールで表現に迷った、動画の一言が聞き取れなかった。答えを準備する必要はありません。分からなかった場面そのものが、レッスンの材料です。
5.講師と一文を作り、その一文だけ持ち帰る
準備ゼロの日に、たくさん覚えようとしなくて大丈夫です。その日の自分が本当に言いたかった一文を講師と作り、メモして、最後にもう一度声に出す。これだけでレッスンには明確な成果が残ります。
時間別:レッスン直前にできる準備
| 使える時間 | やること |
|---|---|
| 0分 | 講師に準備できなかったと伝え、話題を一緒に選ぶ |
| 1分 | スマホの写真を1枚選ぶ |
| 5分 | 「今日話したいこと」を日本語で3行だけメモする |
| 10分以上 | 使いたい単語を3つ調べ、最初の一文を作る |
準備時間が短いほど劣っているわけではありません。0分の日には0分の日の始め方があります。毎回10分の予習を最低条件にするより、その日の生活に合わせて入口を変えるほうが、長く続けやすくなります。
予習なしのレッスンにも、英会話ならではの価値がある
予習した内容を話す練習と、その場で考えながら話す練習は、鍛えている力が少し違います。
- 知っている単語を、その場で探して使う
- 分からないときに聞き返す
- 言い換えたり、身ぶりで補ったりする
- 相手の質問を聞いて会話を組み立てる
実際の会話には台本がありません。予習なしの日は不安もありますが、実際のコミュニケーションに近い練習にもなります。完璧に話すことではなく、知っている英語で相手と意味を作ることを目標にしてみてください。
bでは「準備できない日も戻りやすい」レッスンを大切にしています
b わたしの英会話では、レッスン前に話したいことを整理できるb-systemや、日常の出来事を英語にするPhoto Journalなど、準備を助ける仕組みをご用意しています。
ただ、これらも「必ず完璧に提出しなければレッスンを受けられない宿題」ではありません。準備できる日は活用し、できない日は40分のマンツーマンレッスンの中で、レッスン・パートナーと一緒に入口を探す。必要に応じて日本人コンシェルジュにも学び方をご相談いただけます。
英会話教室の選び方や続けやすい環境については、親記事の大人の英会話が続かない理由|無理なく通い続けられる環境の選び方もあわせてご覧ください。
予習できない状態が続くなら、「意志」より準備の大きさを見直す
毎回予習できないとき、「自分は意志が弱い」と結論づける必要はありません。今の生活に対して、準備の設定が大きすぎる可能性があります。
- 予習を「30分」から「写真を1枚選ぶ」に小さくする
- レッスンの最後に次回の話題を一つ決める
- 帰宅途中など、すでにある行動と準備を結びつける
- できない週を想定し、ゼロでも参加するルールを作る
普段の予習・復習を整えたい方は、マンツーマン英会話の予習・復習は何をすればいい?で基本の形を紹介しています。
「続ける」から「続いてしまう」へ
僕自身、以前はベビーステップや記録など、「どうすれば習慣を作れるか」を中心に考えていました。その後さらに大人の学びを観察し、今は本人を責めるより、自然に次の行動が生まれる環境を見るようになりました。
詳しい考え方は、著書『続いてしまう環境 ― Willpower(意志力)の終焉とCurrent(流れ)への回帰』と『英会話をマスターするには続けるしかない!』でも紹介しています。
まとめ:予習できなかった日は「一文を持ち帰る日」でいい
予習は役立ちます。でも、予習できなかった日のレッスンまで無価値になるわけではありません。
- 体調に問題がなければ、予習ゼロでも参加する
- 写真・教材・言えなかった場面から、話題を一つ選ぶ
- その場で講師と一文を作り、持ち帰る
- 準備できない日が続くなら、予習をもっと小さくする
「準備ができた自分」だけをレッスンへ連れていくのではなく、忙しい日も、少し疲れた日も、そのまま英語に触れられる。そんな環境が、大人の英会話を長く続ける土台になります。
予習ができない日の進め方も、日本人コンシェルジュにお気軽にご相談ください。


