初めての海外一人旅で英語が話せない人へ|出発前に練習したい場面

初めての海外一人旅へ出発する大人女性が空港で案内表示を確認する様子

初めての海外一人旅を決めたものの、「英語がほとんど話せないのに、本当に一人で大丈夫かな」と急に不安になることはありませんか。空港で聞き取れなかったら、ホテルの予約が見つからなかったら、道に迷ったら——。同行者に代わってもらえない一人旅では、小さな心配も大きく感じやすいものです。

けれど、出発前に目指す必要があるのは、流暢な英語ではありません。よく起こる場面で用件を短く伝え、分からないときに聞き返し、困ったときに助けを求められること。この3つを準備すれば、英語初心者でも一人旅の安心感は大きく変わります。

この記事では、初めての海外一人旅だからこそ優先して練習したい場面と、英会話教室を使った実践的な準備方法を、大人初心者向けに整理します。

結論|一人旅の英語は「完璧に話す」より「立て直す」練習が大切

海外旅行の英語というと、空港・ホテル・レストランで使う決まり文句をたくさん覚えようとしがちです。もちろん基本フレーズは役立ちます。ただし一人旅では、覚えた通りに会話が進まなかったときの対応がより重要です。

  • 相手の英語が速くて聞き取れない
  • 質問の意味は分かるが、答えがすぐ出てこない
  • 予約内容や料金が自分の認識と違う
  • 予定していた電車やバスに乗れない
  • 道に迷ったり、体調が悪くなったりする

こうした場面で必要なのは、難しい単語ではなく、「もう一度お願いします」「ゆっくり話してください」「これは合っていますか」「助けてください」と会話を止めずに立て直す力です。旅の全場面を暗記するより、短い基本文を何度も口に出し、少し条件を変えて練習するほうが実際の安心につながります。

初めての海外一人旅で不安になりやすい理由

同行者に確認や交渉を任せられない

家族や友人との旅行なら、分からない場面で「ちょっと聞いてくれる?」と頼めます。一人旅では、チェックインも移動も会計も自分で確認します。そのため、英語力そのものより「自分から声をかけること」への緊張が大きくなりやすいのです。

聞き取れないと、その場で頭が真っ白になりやすい

空港や駅は周囲の音が大きく、スタッフの英語も教材の音声ほどゆっくりではありません。一度聞き取れなかっただけで焦り、分かったふりをしてしまうこともあります。しかし、聞き返すのは失礼ではありません。重要な案内ほど、理解できるまで確認するほうが安全です。

トラブル時はアプリだけでは足りないことがある

翻訳アプリや地図アプリは強い味方です。ただし、充電切れ、通信不良、混雑した窓口、急な変更など、画面を見せるだけでは解決しにくい場面もあります。アプリを使いつつ、最低限の用件を自分の声でも伝えられる準備があると安心です。アプリと会話練習の使い分けは、旅行英会話はアプリだけで大丈夫?でも詳しく解説しています。

出発前に練習したい7つの場面

1.空港でチェックイン・乗り継ぎを確認する

最初に練習したいのは、荷物を預ける、搭乗口を確認する、乗り継ぎ場所を尋ねる場面です。大切なのは長く説明することではなく、航空券や予約画面を見せながら、要点を短く尋ねることです。

  • Where is the check-in counter?(チェックインカウンターはどこですか)
  • Is this the gate for my flight?(私の便の搭乗口はここですか)
  • Where should I go for my connecting flight?(乗り継ぎ便にはどこへ行けばいいですか)

便の遅延や搭乗口変更も想定し、「次にどこへ行くか」を確認する練習までしておくと落ち着いて動けます。

2.電車・バス・タクシーで目的地まで移動する

一人旅では、移動方法が合っているかを自分で判断します。路線図を完璧に読めなくても、「この電車で合っていますか」「何番乗り場ですか」「ここで降りますか」と確認できれば大丈夫です。目的地の住所やホテル名は、英語表記と現地語表記の両方を保存しておきましょう。

3.ホテルで予約内容を確認する

ホテルでは、名前を伝える、予約画面を見せる、朝食やチェックアウト時刻を確認するところまでを一連で練習します。もし予約が見つからない、部屋が予約内容と違う、設備が動かないといった場合は、事実を一つずつ伝えます。

  • I have a reservation under Sato.(サトウの名前で予約しています)
  • I booked a non-smoking room.(禁煙室を予約しました)
  • The air conditioner isn’t working.(エアコンが動きません)
  • Could you check it, please?(確認していただけますか)

4.レストランで注文・会計をする

メニューを指しながら注文するだけなら、難しい英語は必要ありません。ただし、一人分の席をお願いする、食物アレルギーを伝える、注文と違う料理が来た、会計方法を確認するといった場面も練習しておくと安心です。アレルギーがある方は、該当食材を記したカードも用意しましょう。

5.道に迷ったときに助けを求める

一人旅で特に練習したいのが、自分から助けを求める場面です。地図を見せて「ここへ行きたい」と伝え、相手の説明が分からなければ、指で示してもらったり、地図上に印をつけてもらったりします。説明を全部聞き取ろうとせず、右・左・まっすぐ、駅名や通りの名前など必要な情報に絞りましょう。

海外一人旅に備えて地図を使い英会話のロールプレイをする大人女性
一人旅では、地図を見せながら助けを求める練習が安心につながります。

6.聞き取れないときに会話を止める

分かったふりをしないために、次の短い表現は考えずに言えるまで練習しておきましょう。

  • Could you say that again?(もう一度言っていただけますか)
  • Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか)
  • Could you write it down?(書いていただけますか)
  • Do you mean this one?(こちらという意味ですか)

聞き返したあと、相手の答えを自分の理解で確認するところまで練習すると、行き違いを減らせます。

7.体調不良・紛失など緊急時に助けを求める

体調が悪い、財布やスマートフォンをなくした、荷物が届かないなどの場面は、短い文で「何が起きたか」「何が必要か」を伝えます。持病や服薬がある方は、病名・薬の一般名・アレルギーを英語でメモして携帯してください。緊急連絡先、保険会社、宿泊先の情報は、スマートフォンだけでなく紙にも控えておくと安心です。

一人旅で優先して覚えたいのは「4種類の短い文」

フレーズを何十個も暗記するより、次の4種類を自分の旅程に合わせて使えるようにしましょう。

  • 依頼する:Could you help me? / Could I have …?
  • 場所を尋ねる:Where is …? / How can I get to …?
  • 確認する:Is this correct? / Does this go to …?
  • 聞き返す:Could you say that again? / Could you write it down?

単語を入れ替えるだけで多くの場面に対応できます。文法的に完璧でなくても、予約画面、地図、写真、指さしを組み合わせれば用件は伝えやすくなります。

英会話教室では「予定通りにいかないロールプレイ」をする

出発前に英会話教室を利用するなら、教科書を順番に進めるだけでなく、実際の旅程を持ち込んで練習するのがおすすめです。行き先、利用する空港、ホテル、移動方法、やりたいことを伝えれば、自分に必要な場面へ絞れます。

特にマンツーマン英会話では、最初は台本を見ながら、次は台本なし、最後は相手の返答を変えて練習できます。たとえばホテルのチェックインなら、「予約がすぐ見つかる」だけで終えず、「名前のつづりを聞かれる」「予約が見つからない」「部屋の条件が違う」と段階的に変えてもらいましょう。

旅行英会話で扱う基本場面を広く知りたい方は、旅行英会話は教室で何を練習する?も参考になります。出発までの期間別に計画を立てたい方は、海外旅行の英会話準備は何から?をご覧ください。

b わたしの英会話で一人旅の準備をするなら

「英語が話せない状態でレッスンを受けるのも緊張する」という大人女性には、初心者向けの環境かどうかも大切です。b わたしの英会話は、女性限定・大人初心者専門のマンツーマン英会話スクールです。外国人講師を「レッスンパートナー」と呼び、学習上の不安や通い方は日本人コンシェルジュにも相談できます。

初心者向けオリジナル教材「Photo Journal」では、見たこと・聞いたことのある口語表現を、写真や場面と結びつけて練習します。認知文法や直感的な理解も意識しているため、難しい説明を暗記するより、「この場面ならこの言い方」と使える形にしやすいのが特徴です。

旅行日程や不安な場面を共有し、相性のよい2〜3名のレッスンパートナーを中心に、違う返答や話す速さにも慣れていく方法もおすすめです。b-systemでは予習・宿題・レッスン準備を共有できるので、限られた期間でも練習したい内容をつなげやすくなります。

出発前チェックリスト|英語以外の備えも一緒に

  • 予約確認書・保険・パスポートのコピーを紙とデータで持つ
  • ホテルの住所と電話番号を現地語表記でも保存する
  • 翻訳・地図アプリをオフラインでも使えるようにする
  • モバイルバッテリーと充電用変換プラグを用意する
  • 緊急連絡先とカード停止窓口を控える
  • 持病・薬・アレルギーの英語メモを作る
  • 自分の旅程で起こりそうな場面を3回以上声に出して練習する

英語の準備だけで不安をゼロにすることはできません。ただ、情報と道具を準備し、「困ったらこの一言を言う」と決めておけば、現地で落ち着きを取り戻しやすくなります。出発まで時間が少ない場合は、旅行・出張まで時間がない人向けの短期準備も参考にしてください。

まとめ|一人旅の自信は、短い英語を実際に使う練習から

初めての海外一人旅では、英語が話せないこと以上に、「何か起きたとき、自分一人で対応できるだろうか」という不安が大きくなります。だからこそ、出発前は英語全体を勉強し直すのではなく、空港、移動、ホテル、食事、道案内、聞き返し、緊急時の7場面へ絞りましょう。

流暢に話せなくても、短く尋ねる、分からないと伝える、画面や地図を見せる、理解した内容を確認することはできます。予定通りの会話だけでなく、少し困る設定までロールプレイしておけば、現地での「次の一言」が出やすくなります。

一人旅は、準備した英語が実際に通じる喜びを感じやすい機会でもあります。完璧になるまで出発を待つ必要はありません。必要な場面から一つずつ声に出し、自分で旅を進めるための英語を育てていきましょう。


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仕事・接客・海外生活・一人旅など、英語が話せなくて困る場面ごとの準備をまとめて確認したい方は、親記事の英語が話せなくて困る場面別ガイドもご覧ください。

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