海外旅行のために英会話教室へ通おうと思っても、「具体的に何を練習すればよいの?」「旅行フレーズをたくさん暗記するだけ?」と迷う方は少なくありません。
空港、ホテル、レストラン、買い物など、旅行で英語を使う場面はある程度決まっています。ただし、例文を覚えるだけでは、相手から予定外の質問をされた瞬間に止まってしまうことがあります。
旅行英会話で大切なのは、完璧な英文を準備することではありません。自分の希望を短く伝え、相手の返答から必要な情報を拾い、分からなければ聞き返すことです。
この記事では、旅行前に英会話教室で練習したい場面と、初心者がレッスンを実際の旅へつなげる方法を紹介します。
旅行英会話は、フレーズ暗記だけでは足りない
旅行英会話の本には、「チェックインをお願いします」「おすすめは何ですか」「これはいくらですか」など、便利な表現が並んでいます。場面ごとの基本フレーズを知ることは役立ちます。
しかし、実際の会話では、自分が一文を言った後に相手が返事をします。ホテルなら朝食時間や部屋の希望を聞かれるかもしれません。レストランなら、焼き加減、付け合わせ、飲み物を選ぶ必要があるかもしれません。
教室で練習したいのは、最初の一文だけではなく、その後の二往復、三往復です。講師に質問の仕方や話す速度を少し変えてもらい、予定どおりに進まない会話にも慣れておきましょう。
初心者が英会話教室で練習したい7つの旅行場面
1.空港・機内で必要な情報を確認する
空港では、チェックイン、座席、乗り継ぎ、搭乗口、荷物について確認する場面があります。機内では、飲み物や食事を選ぶ、必要なものを頼む練習ができます。
- 窓側・通路側の希望を伝える
- 搭乗口や出発時刻を確認する
- 乗り継ぎ方法を尋ねる
- 荷物が出てこないことを説明する
数字、時刻、場所を聞き取る練習も組み合わせましょう。すべて聞こえなくても、便名、時間、ゲート番号など必要な情報を拾えれば行動できます。
2.ホテルで希望や困りごとを伝える
ホテルでは、予約名を伝えるだけでなく、朝食、Wi-Fi、チェックアウト時間、荷物の預かりなどを確認します。部屋の設備に問題があるときの説明も練習しておくと安心です。
- 予約していることを伝える
- チェックイン前・後に荷物を預ける
- 静かな部屋やベッドの希望を伝える
- お湯が出ない、鍵が開かないなどを説明する
「壊れています」の単語が出なくても、It doesn’t work. のような短い表現で状況を伝えられます。難しい単語より、知っている英語で言い換える練習が役立ちます。
3.レストランやカフェで注文する
料理名を言うだけでなく、人数、席、量、苦手な食材、会計方法など、飲食店では会話が続きやすくなります。
- 人数を伝え、席があるか尋ねる
- おすすめや料理の内容を質問する
- アレルギーや食べられないものを伝える
- 注文と違う場合に確認する
- 会計を頼み、支払い方法を確認する
講師には、店員役として追加質問もしてもらいましょう。飲み物、付け合わせ、焼き加減など、選択肢を聞いて答える練習が実践的です。
4.買い物でサイズ・色・値段を確認する
買い物では、欲しいものを指し示すだけでも進められますが、サイズや色の在庫、試着、免税などを質問できると選択肢が広がります。
- 別のサイズや色があるか尋ねる
- 試着してよいか確認する
- 値段や割引について聞く
- 返品・交換の条件を確認する
数字の聞き間違いを防ぐため、値段をもう一度言ってもらう、画面や紙で確認する言い方も練習しておきましょう。
5.道を尋ね、交通機関を利用する
目的地までの行き方を尋ねても、返事が速くて分からないことがあります。道案内では、長い説明をすべて聞くより、右・左・まっすぐ、駅名、通りの名前、所要時間などを拾う練習をします。
- 目的地への行き方を尋ねる
- 電車やバスが合っているか確認する
- 乗り換えや降りる場所を聞く
- タクシーで行き先と希望ルートを伝える
6.観光地で質問や予約をする
美術館、ツアー、劇場などでは、営業時間、チケット、集合場所、所要時間について質問します。日時や人数を変えて、予約のやり取りを練習してみましょう。
- 当日券があるか確認する
- ツアーの開始時刻と集合場所を聞く
- 写真撮影が可能か尋ねる
- 予約日時や人数を変更する
7.体調不良・紛失などのトラブルへ対応する
旅行前に最も優先したいのが、困ったときに助けを求める表現です。詳しく説明できなくても、何が起きたか、どこが痛いか、何を失くしたか、今何が必要かを短く伝えられるようにします。
- 体調や痛む場所を伝える
- 病院や薬局の場所を尋ねる
- 財布、パスポート、荷物の紛失を説明する
- 警察・航空会社・ホテルへ助けを求める
緊急時の連絡先や保険情報は、英語学習とは別に、紙やスマートフォンへ控えておくことも大切です。
どの場面から優先すればいい?
すべての旅行フレーズを均等に練習する必要はありません。旅行の予定表を見ながら、自分が実際に英語を使う場面を選びます。
| 旅行のタイプ | 優先したい練習 |
|---|---|
| 個人旅行 | 空港、ホテル、交通、道案内、トラブル対応 |
| ツアー旅行 | 空港、ホテル、自由時間の買い物・食事 |
| 食事を楽しみたい | 予約、注文、食材、アレルギー、会計 |
| 買い物を楽しみたい | サイズ、色、試着、値段、免税 |
| 観光・芸術目的 | チケット、予約、時間、場所、説明への質問 |
出発までの準備期間については、海外旅行前の英会話は何ヶ月前から始めるかで、期間別の進め方を紹介しています。
英会話教室だからできる4つの練習
1.相手役がいるロールプレイ
講師にホテルスタッフや店員役をしてもらい、自分から話しかけるところから会話を始めます。途中で質問を変えてもらうと、丸暗記ではない反応の練習になります。
2.聞き返しと確認
旅行中は、聞き取れないことが必ずあります。もう一度言ってもらう、ゆっくり話してもらう、自分が理解した内容を確認する。この三つを、気まずくならずに使えるようにします。
3.自分の旅程に合わせた言い換え
教材の例文をそのまま覚えず、自分のホテル名、行きたい場所、食べられないもの、予定時刻へ置き換えます。自分に必要な内容ほど、本番で思い出しやすくなります。
4.発音が通じるかの確認
ネイティブのような発音を目指す必要はありません。地名、ホテル名、食べ物、数字など、旅行で重要な言葉が相手に伝わるかを確認します。通じにくい場合は、別の言い方や見せ方も準備できます。
レッスンへ持っていくと役立つもの
- 旅行の日程表
- 宿泊先と訪問予定地の名前
- 利用する航空便や交通機関
- 行きたいレストランや買いたいもの
- 食物アレルギーや持病など、必ず伝えたい情報
- 旅行中に自分で挑戦したい場面を3つ
マンツーマンレッスンなら、一般的な旅行教材を軸にしながら、自分の旅程へ合わせて練習内容を調整しやすくなります。短期間の受講を考えている方は、短期マンツーマン英会話で3ヶ月後にできることも参考にしてください。
旅行直前でもできる練習方法
出発まで時間がない場合は、新しい単語を広く覚えるより、次の順番で絞り込みます。
- 絶対に使う3場面を選ぶ
- 各場面で自分から言う一文を決める
- 相手から聞かれそうな質問を3つ練習する
- 聞き返し表現を声に出す
- 地名・数字・時刻が通じるか講師に確認する
旅行前に完璧になることより、「分からないときに止められる」「短く言い換えられる」状態を目指しましょう。
b わたしの英会話で旅行場面を自分用に練習
b わたしの英会話は、英語を初めて学ぶ大人の女性を主な対象としたマンツーマン英会話スクールです。旅行前の方は、外国人のレッスン・パートナーと一対一で、空港、ホテル、食事、買い物など、自分が使いたい場面を練習できます。
英語が出てこないときも、教材や講師のヒントを使いながら、自分の言葉で伝える練習を進めます。日本人コンシェルジュへ、出発日や通い方、学習の優先順位を相談することもできます。
マンツーマンの料金や通う頻度も含めて確認したい方は、初心者向けマンツーマン英会話の総合ガイドをご覧ください。スクールの雰囲気は、スクール案内と受講生の声で確認できます。
旅行で翻訳アプリだけで足りるか迷っている方は、旅行英会話はアプリだけで大丈夫?初心者が教室と使い分ける方法もご覧ください。用事を済ませる旅と、現地の人との会話まで楽しむ旅に分けて考えています。
まとめ|旅行英会話は「言った後のやり取り」まで練習しよう
旅行英会話では、空港、ホテル、飲食店、買い物、移動、観光、トラブル対応など、自分が実際に使う場面から優先して練習します。
フレーズを一文暗記して終わらず、相手の返答を聞き、必要なら聞き返し、自分の希望を言い換えるところまで試すことが大切です。旅行日程を教室へ持ち込み、本番で自分が話す場面を少しずつ増やしていきましょう。
出発まで時間がなく、練習内容だけでなく教室の選び方にも迷う方は、短期の旅行・出張準備に合う英会話教室の選び方もご覧ください。
同行者に代わってもらえない一人旅では、定番場面だけでなく、予定通りに進まないときの立て直しも大切です。初めての海外一人旅で練習したい英語の場面では、一人旅ならではの不安と準備を解説しています。


